土曜日の記録。
お茶会が終わって、この日は炉の最後のお稽古。最初とか最後のお稽古のときは、新しいことをせず、落ち着いてできることをゆったりお稽古しましょう、ということで、いつも通り炭付花月から。うまい具合に炭手前の順番が私にまわってきて、自分で整えた炉中を使って炉の季節最後の炭手前をさせていただくことができた。炉用の炭がお稽古場からもなくなりつつあり、丸管炭がなかったので、割管の割れたのを代用する。
炭手前に関しては、手順はほぼ頭に入ったが、まだ火箸の先をきりっとそろえて持つことができない。できた!と思うと持ち直すところでだらしなく開いてしまったりするのでがっかり。風炉になっても火箸は使うので練習を続けること。
大津袋の濃茶付花月では大先生に亭主をするよう指示された。花月の亭主もだいぶ慣れてきてできるようになってきたのが嬉しい。
午後はB班の方と一緒に台天目のお稽古をする。こちらもほぼ手順は頭に入っていたので、やはり継続は力なりだなと思う。
ところで、毎回お茶会が終わるとお礼状を書いてお出ししている。大先生は毎回みなにお礼状のお礼や感想などのべてくださるのだが、今回、話題に上ったのは先輩がたのお手紙と他の曜日の重鎮さんお二方についてのみ。また、お茶会のときには準備の段階でみなで掃除をする。私も畳拭き、ガラス拭きなど道具も持ち込んでかなり頑張ったのだが、大先生が男性弟子Tさんだけこっそり呼んで、ガラスまで拭いてくれてがんばってくれたからと言いながら心付けを渡しているところを目撃してしまった。
お稽古事には依怙贔屓はつきもので、それが気に入らないのは弟子のあなたの力不足。先生に好かれるように努力するのが弟子の務め、と公言してはばからない大先生だから、当然と言えば当然のことなのだが、それにしてもなんだかこの日は妙にがっかりしてしまった。
家に帰ってそのことを家人に話し、それでもそういう僻み根性の自分がいやで、こんなことを言う心の狭い自分がキライ!と言ったら、家人曰く。どうがんばっても仕方がない場合には、そんな風に自分に攻撃を向けると物事うまくいかない。大先生がTさん大好きなのは仕方ない。そういうときは、私だって頑張ったんだ、ばかやろーーー!って叫んでればいいんだよ。で、すっきりして忘れたら次からまた頑張る。その方がいいよ、と。
なので、叫びました。
私だって頑張ってるんだ、ばかやろーーーー!!
ふぅ。
また次からしっかり頑張ろう。
人と比較するのはなるべくしないようにしよう。
いろいろ黙殺されたように感じてもいじけるのはやめよう。
自分で自分を育てる、って大先生もいつもおっしゃってるじゃないか。
自分がしっかりしないとね。
「 おけいこ日記 」一覧
春の懇親茶会2015
桜の名残の茶会となった今日の社中懇親茶会。小間席は月曜クラス担当の濃茶席。6畳は木曜クラスで茶箱のお席。土曜日A班は、月曜日A班の方お二方と、木曜日の重鎮さんお一方、総勢8名で、広間の薄茶席を担当した。
ずっとお稽古を続けてきた長板総荘りのお点前。真塗りの長板に、金色の青海波模様のついた鮮やかなターコイズブルーの皆具が据えられた点前座は、本当に華やかだ。
床の間には、文浄老師の画賛(かがり火のそばに桜が描かれ「世の中にたえて桜のなかりせば春のこころはのどけからまし」と大変美しい仮名文字で歌が添えられている)がかけられ、真葛焼きで花筏が描かれた、それはそれは華やかなお茶碗と、結び文の香合が荘られていた。横笛をかたどった細長い塗りの花入れに藪椿。横笛と聞いたら、何かを思い出さないといけないらしいのだが、教養のない私には分からない。今度機会があったら先輩に尋ねてみよう。
今回は、お点前だけでなく、半東のお役目もいただいたのだが、慣れないことで、後見のU先輩にまたしても助けていただいた。
大寄せの場合よそもだいたいそうだろうと思うのだけれど、最近の大先生のお茶会は、各席とも、後見(席主に当たる)、半東、点前、お運び、水屋の体制で行われる。
復習も兼ねて以下覚え書き。
お客様がいらっしゃると半東がお席にご案内し、全員が席入りを済ませたのを見届けてから茶道口に下がり、お待たせ申し上げました、と一言挨拶をして襖を閉める。
お運びの人が襖を開け、お菓子を運び出す。広間席の場合、一席10名を目安にお客様に入って頂くので、お菓子器は3つほどになる。すべてのお菓子器を出し終わるとお運びの人は退出し襖を閉める。(閉めない場合もあるみたい。夏は特に閉めないのかな)
そして亭主が登場。襖をあけ、御挨拶の礼をしたら、入室。お点前が始まる。柄杓を引いたところで(今回は長板総荘りだったので、蓋置が定座に出たころ)半東は茶道口に座り、正客から、どうぞお入りを、と声がかかったら入室する。
まず正客に「ようこそおいで下さいました」などと御挨拶し、一膝向きを変えて、次客以下連客方にも同様に御挨拶する。そして再度正客の方に向いて「お早めですがお菓子をお取り回し下さい。」と声をかける。
その頃、後見が入室してくる。改めて皆さんと御挨拶を交わし、後見がお道具の説明をしつつ、正客とお話をする。
半東はじっと座って待ち、お茶が点つと出て正客に取り次ぐ。いったん退席して、替え茶碗を持って入り、亭主のところまで運ぶ。
その後はお運びの人と一緒に点て出しのお茶を運んだり、空いた茶碗を下げたりして、最終的には退席してしまう。後見がいる場合は、後見が最後まで席に残るので、後見のアシスタントたる半東は、さりげなく退席する。
続きはまた明日書きます。今日はちょっとくたびれたので、この辺で。
4月2回目のお稽古:炭付花月、長板総荘
炉のお稽古もあと数えるばかりとなった。炉中は今日はうまくいき、U先輩にもよくできていると言っていただけた。しかし、下火を注意して早めに火を付けたところまでは良かったが、火が熾りすぎて炭に尉が発生。これは軽く取り除きながら入れないとせっかくきれいに整えた炉中に尉が落ちて醜くなる。次回注意。
今週のお稽古は炭付花月からスタート。私は仕舞い花のお役をいただいた。が、長板とちょっと混乱してしまって、最後に柄杓を荘るところ手が止まってしまった。更好棚だったので入の字に柄杓と蓋置を荘り、そのあと右手一手でお茶碗を仮置きするのを左手で持とうと手を伸ばしかけた瞬間に「違う!」と大先生。反応早すぎます(^_^;
右手一手で仮置きしたあと無事に拝見物を出すことができた。
お茶会のお稽古は今回が最後。長板総荘のお稽古。最後に蓋置を荘ったら火箸を取るのを忘れがちなのと、火箸を左手で置くときより取る方がもたつく。火箸の扱いは難しい。U先輩に聞いて、左手で取ったらさりげなく左の指4本を火箸の下に素早く回し、支えてしまうとうまくいくと教わる。家で練習できるかな(菜箸で)
午後も長板総荘りの自習。自習をしていたら大先生がいらして、大先生のお嬢さんを正客に座らせた。つもり稽古なのでお茶をお出しすることができないのに、どうしたものか、と思案していたら、大先生が台所で洗い物をしている弟子達に、点て出しでお茶持ってきて!とお命じになる。
その手があったのか!
私の点前を見ながら、お抹茶を飲む。点前をみながら、大先生がお嬢さんに、色々説明されていた。釜の蓋を閉め忘れる失敗をしたけれど、それ以外は良くできていたわよ、蓋の所だけね。でも一度間違うと次は間違わなくなるから、いいのよ、と仰っていただき恐縮でした。
次週は土曜日のお稽古が無く日曜日に懇親茶会本番。
4月1回目のお稽古:長板総荘、重茶碗(見学)
昨日の記録。
炉の季節も今月限り。そう思うと炉中の仕事にも一層身が入る。だいぶ慣れてきたので、時間配分も考えて、昨日はまず箱炭斗に必要な炭を入れてしまってから(納戸に炭がしまってあるのでそこまで取りに行く)、下火用の火熾し器にまるぎっちょ2本とわりぎっちょ2本を入れてあらかじめガス台にセットしておいた(本来まるぎっちょ3本を下火にするのだが、まるぎっちょ節約のため1本はわりぎっちょ2本を組み合わせて使っている)いつも下火のことを忘れがちなので、いつでも火を付けられるように先に準備!さらに、いつもは時間が無くて炭手前の支度もできなかったので、同時に炭斗に炭を組んでおいた。(ここまでキッチン用のビニール手袋したままで。本来炭は洗って干したものを使うので素手で持っても手が汚れないはずなのだが、お稽古用の炭は洗っていない。お茶会やお茶事のときは水屋の担当があらかじめ洗って干しておくのだそうだ。)
それから箱炭斗を持って茶室に行き、炉縁をはずし(前のお稽古の方たち、なぜ炉縁をはずしておかないのかしらん)、釜を上げ、新聞紙を回りに敷いて、灰を篩う。下火が熾るまで冬は15分はかかるので、適当な時間を見計らってガスの火を付け、湿し灰を篩う。湿し灰は早すぎると乾いてしまうので本当に使う直前に篩うように指導されている。炉中の仕上げをしたら湿し灰をまんべんなく撒く。埋め香をして、まわりを掃除して新聞紙も片付けて箱炭斗から、釜敷き、羽根、お香など取り出して配置したら、水屋に戻って釜にお湯を入れ(本来はお釜には水を入れる。お稽古場では時間節約のためお湯を入れている。)蓋をして、釜敷きのところまで運ぶ。火の具合を見て良ければ台十能に炭を入れて炉に下火を入れる。台十能を片付けたら釜をかける。
炉縁をはめ、再度炉の回り、炉縁を拭くなどしたら、釜の蓋を切っておく。箱炭斗を片付ける。
炭斗の準備をしておいて良かった。いつもは炭付き花月をするところ、時間の関係で初炭手前(一人手前)をST先輩が行うことになり、準備がスムーズに進んだ。
炭手前を見学する。下火の熾り方が少なかったので、次回はもう少し早めにガスを点火しようと思った。
炭手前が終わってすぐ長板を持ち出してまたお茶会の為のお稽古。お客、お運び、半東、点前と順繰りに交代しながらお稽古する。
私は最初にお運び、続いてお客、次に半東、最後にお点前をさせていただいた。火箸の扱いは予習をしていったのでほぼ完璧に。また帛紗捌きがきれい、と大先生に褒められちゃった(^_^;でも、大先生が「空点前(くうてまえ)」を毎晩寝る前にするのよ、と仰りながら、ふくささばき、棗を清め、茶杓を清め、柄杓を取って構え、ととても美しく空点前を見せてくださった。しばし皆が見とれてしまった。こんな無骨な手でも5本の指がまっすぐ揃ってきれいに見えるのだと仰ったので、更に無骨な手の私も一応いつも5本の指を揃えてかるく丸くしているので、そのせいできれいと言われるのかなぁと思ってみたり。
一通り全員が全お役目のお稽古を終えたところでまだ時間があったので、K先輩に運びの重茶碗でお薄を点てるように指令が飛び、いそいそとお片付け&お支度。ST先輩、SG先輩先輩、私と兄弟子のRさんが一緒に席に座り、二人ずつ一緒にお薄をいただいた。
重ね茶碗。小習いの一種で、炉・風炉とも行う本来は濃茶点前。続き薄茶の場合、二碗めを点てるときにお替えで失礼しますと挨拶するが、重ね茶碗の場合は最初から二碗点てと分かっているので挨拶は不要。とのこと。
水指を運び、次に二碗重ねて茶巾茶筅を仕組み二碗一緒に左手の平にのせ右手を添えて運び出す。両手で勝手付きに重ねたまま置く。次に建水に蓋置、柄杓を仕組んで左手に持ち右手の平に薄器を載せて入室。襖を閉めて点前座へ。居前では無く正面を向いて座る。建水を置き、薄器を扱って定座に。次に茶碗の右横、左際に添え手して持ち上げ左横を持って薄器と置き合わせる・・・だったと思ったのだが、では柄杓と蓋置はどうするんだっけ。
しっかり見ていたつもりでもすぐに忘れてしまう。K先輩に聞いてみよう。。。
午後の自習ではSG先輩の唐物点前を拝見。火を全部上げてしまってお湯も何もない釜でお稽古なので、却って難しく、お水をいれたのだかお湯を入れたのだか分からなくなってしまったり。普段、本物の炭とお湯とお抹茶を使ってお稽古をさせていただいている有り難さを思ったのだった。
3月3回目のお稽古:炭付花月、長板総荘
炉中を任されて3ヵ月。毎回やるたびに悩みが膨れてくる。今日は灰を全部平らにして四隅を火箸でかきあげ、4つの山4つの谷の高さ深さを同じようにしたつもりが、やっぱりダメだった。炭付き花月で月の人(今日はK先輩)が初掃きを始めたところでみなが炉辺に寄っていくと、まずU先輩が、こちらの山の高さと手前の山の高さが違うのが分かるでしょう?と鋭い指摘。おかしいなあ、火箸で掻き上げてるときは同じ高さになったと思ったのになぁ。。。
大先生が登場されて、雑誌淡交に透木が出ていたので、と透木をおいて扱いを教えてくださる。私には透木は記憶に全くないので、若い頃習っていた先生の所では透木釜が無かったのかも知れない。拍子木のような木をはずして上から持ったりくるりと返したり。一度見ただけでは覚えられないわ。本で調べてみよう。
透き木講座を終えて元の通常炭付き花月に戻り、私は初花を務めた。
花月の後は長板を持ち出してお茶会のお稽古。火箸の通り道、柄杓の通り道が、まだよく分かっていないorz
午後はもう一度長板総荘りのお点前をU先輩に見ていただき自習する。
以下、私のメモなのでスルー推奨。
長板には左側に杓立て、柄杓は刺し通し、火箸は飾り火箸を立てておく。杓立ての前には蓋置。長板右側に水指。当日は焼き物の水指で共蓋だそうだ。
長板の前正面に茶碗、金輪寺棗。亭主は茶道口で一礼、建水を持って入る。
長板正面に座り、建水は左脇に置く。手をつき飾り火箸を取る。
右手で取ったら、杓立ての正面向こう側(後ろ側)から出し、逆S字を描くように杓立ての後ろから前に回ってそのまま蓋置の左側(勝手付)を通って手許に来たら、左手で扱い体の正面で真横に。次に両手で火箸を体正面で縦に。左手指の幅だけ手前に引き、引いて空いた所を右手親指が上になるよう持ち、左手で火箸の頭寄りを上から持ち、長板左脇に。一旦10㎝(左手の長さ)から火箸更に頭寄りを持ち、3㎝程に押す。
蓋置を上から取って左手のひらに乗せ居前へ。蓋置を定座に置いて建水を進めて居ずまいをただす。
茶碗を左横、右横と二手で取り、膝前向うに置き、右手で金輪寺棗を横から取って膝前に置く。腰の袱紗を取って捌き、二引きで金輪寺棗を清め、長板正面左側に置く。
袱紗をさばき直し茶杓を清め金輪寺棗の上に平らに置く。茶筅を出して棗の横に置き、茶碗を引き、左手の袱紗を右手で持ちかえて右ひざ頭に仮置きする。
棚板正面に廻り、右手で柄杓を取る。杓立ての右横から出し、そのまま水指の側を通って棗、茶筅の右側を通って手元まで来たら、左手で節を持ち直し、軽く構え、左手で柄杓を持ったまま右手で膝を押さえながら居前に戻る。
仮置きした袱紗を取って釜の蓋をあけ、蓋置の上へ。茶碗の中の茶巾を取って蓋の上へ。
柄杓を右手で持ち直し、一杓湯を茶碗に汲み、柄杓は釜に預ける。茶筅通し~茶を入れるところまでいつもの薄茶平点前と同じ。ただし、棗の蓋は膝前正面。(二引きだから)
茶を点て、茶碗を出したら、客の一喫で、袱紗を腰につける。
半東が持ってくる仕舞茶碗を取り込み、お仕舞に致しますと挨拶。
柄杓を右手で上から取って左手で扱って右手で持ち直したら、水一杓。茶筅通しして水を捨て茶巾を入れ茶筅を入れ茶杓を取り、建水を引き、茶杓を清め、茶碗に伏せて置き、袱紗を建水の上ではたいたら腰につける。
金輪寺棗を右手で横から持ち右側に置き直し、茶碗を右横、左横と二手で棗と置き合わせる。柄杓を取って水を一杓釜に差したら、構えて釜の蓋を閉める。
左手で柄杓を持ったまま、長板正面に廻り、右手で柄杓の節を持ち、水指の側を回って杓立ての右横から入れ、前に倒すように一手で差し入れる。茶碗棗を避けて手を引き、居前に戻る。
水指の蓋を閉め、拝見の声がかかると受け、蓋置を取って左手のひらに載せ棚正面へ回る。
蓋置を杓立ての前に荘り(この時も、上からぽんと置くのではなく、茶碗、棗をよけるように進めながら杓立ての前に置く。
その手で茶碗を持ち一手で勝手付に置き、金輪寺棗を横から持ち左手のひらにのせて外隅狙い客付き正面に回って通常通りに拝見に出す。
長板正面に戻り、茶杓を取り、居前から拝見に出す。
正面に戻り建水を下げ、茶碗を下げ、水次をもって出て、水指に水を入れ、下がる。茶道口に水指を置き一礼してふすまを閉める。
以上。
3月2回目のお稽古:炭付花月、長板総荘、湿し灰作り
花月勉強会が終わり、来月19日開催予定のお茶会の為のお稽古が始まった。
いつも通り一番最初に炭付き花月で、今回は私が亭主、炭手前、仕舞い花と大活躍してしまった(大汗)亭主の動きについてはだいぶ分かってきたけれど、お炭は何度やっても満足のいくお手前ができない。今回は枝炭を入れるのを忘れたし!仕舞い花で袱紗をさばいていると大先生に「あなた帛紗捌きがきれいね」と言われてちょっと驚く。だって帛紗捌きが一番難しくて苦手なんだもの。少しは上手になったのかな。
炭付き花月を済ませてお茶会のお稽古へ。
A班は今度は広間で長板総荘りの薄茶席を担当することになった。長板の勉強をすると、その後の台子を使ったお点前の準備になるということで、B班の男性弟子(私にとって弟弟子になるのかな)のTさんとBさんがチームに加わることになった。TさんとBさんはA’スペースでお稽古。私たちはAルームでお稽古。
長板を据えると、真ん中を割って左側に杓立てと杓立ての前に蓋置、右側に水指、長板正面に茶碗と棗を荘る。亭主は建水を持って入る。教本に書いてある長板薄茶点前とはちょっと違っていた。長板薄茶点前と長板総荘り薄茶点前では総荘りというところが違うからそういうものなんだろうか。今度先輩に聞いてみよう。
手順は次回もう一度お稽古するときに頭に入れてメモが出来るようにしよう。(今回は混乱しすぎてて無理)
午後は、湿し灰作り。去年の夏に作った湿し灰が無くなってきたので。
本来なら灰を水にさらしてあく抜きするところ、なんちゃってなので、まず大きなバケツに灰を篩ってゴミや炭ガラを取り除いたら、そこへ熱く涌かしたほうじ茶をドボドボ注ぎ、木べらでまぜる。何度かに分けてお茶を注ぎ、全体にお茶が回ったところで今度は手で灰をもんでさらさらにしていく。砂遊びをしているようで楽しい作業だ。よくもんでいると、いつしか手触りが変わってくるのが分かる。色合いも変わってくる。面白い。そうなったらほぼ完成だ。
作業を終えると、代稽古の先生方がお茶を入れて下さった。残ったお菓子をいただいてしばし休息をとり、お片付けして解散した。
以前は大先生が全て終わるまで待っていて下さったものだけれど、大先生は、Uさんが仰るには、午前のお稽古だけで本当はいっぱいいっぱい。お家に帰られたらぐったりされていると。私には前にも増してパワフルになられてとてもお元気そうに見えるけれども、それは大先生との付き合いがまだ5年しかない、若造の誤解だったのだな(T_T)
まだお炭が燃えて午後まで使えそうなのに、お昼で全部日を上げてしまって片付けさせるのはきっとそのせいなんだろう。悲しいことだけれど、仕方が無いな。
2015炉の花月勉強会
3月15日の記録。
今までは、花月勉強会は「ゆかたざらい」として夏に行われてきたが、このほど初めての試みで、炉の花月を、そしてこれも初めての試みで、月曜クラス、木曜クラス、日曜クラス合同での勉強会が開催された。
プログラムは、
1.仙遊之式(月曜クラス)
2.法磨之式(木曜クラス)
3.且座之式(土曜クラス)
4.壺荘付花月(月曜クラス)
5.壺荘付花月(木曜クラス)
6.香付花月(3クラス合同代稽古の先生方で)
の6つ。
花月のメンバーではない方が中心になって、小間では台目席の薄茶席が、玄関スペースでは立礼席の2席、添え釜がかけられていたので、見学の合間にお茶をいただくこともできる。
朝9時半の朝礼では、宗家では報恩茶会(利休忌)が催されている同じこの日に花月勉強会を開くことになった偶然の巡り合わせについて、大先生がお話になる。お掛けものは利休さんの絵に花月の教えが描かれた掛け軸。
朝9時半の朝礼後すぐに仙遊之式から始まった。月曜クラスは代稽古レベルの方がほとんど。木曜クラスは代稽古の先生もいれば若い人もいる混合チーム。土曜日クラスはこうしてみると、3クラスの中では一番平均年齢が若いような感じだった。
月曜と土曜の壺対決で勝ったのはどちらかなのかは分からない。でも私たちのチームは大きな失敗もなく、無事に終えることができたと思う。添え釜で参加していたSさんが終わった後で、おじぎもぴったり息が合っててさすがでしたよ、と仰って下さった。
お茶会では無くお稽古の場で他のクラスの人たちと一緒になったことはなかったので、今回の勉強会に参加して、他クラスの雰囲気が土曜クラストは全然違うことがよく分かった。
それから、代稽古の先生たちの模範演技(?)を期待していたのだけれど、私たちが一番気を付けてみんなで練習した所ーー主に呼吸を合わせるところ、たとえば総礼のときは全員同じタイミングでするとか、袱紗を取り出すとき全員で同時に取り出して同時に腰につけるとか、立ち上がるタイミング、歩くスピードなどーーにはあまり頓着されていないような印象を受けた。あれ?と思うこともちょっぴりあった。
がしかし、一週間も経ってみると、平均年齢70歳超の代稽古の先生方にとっては、形が整ってないとか、息が合ってないとか、そんなことは些末なことで、気にするようなことではないのかもしれないと思うようになった。そんな姿に、お茶を永年やってきた人のオーラというか、味があるような気がしてきた。形にこだわる体育会系のノリの花月ではない、何かもう少し別の精神性でそれぞれのメンバーが一座を建立していたような気がしてきたのだ。
それがどういうものなのかまだはっきりとは分からないけれど、私もあと20年もお茶を続けていたらあんな風になっていくのかも知れないとちょっと思うようになった。
若い人のお茶、お年を召した人のお茶、それぞれ良さがあることを認識した花月勉強会だった、と纏めておこう。