「 おけいこ日記 」一覧

2014年1月1回目のお稽古:初点て式

今年最初のお稽古は大先生のご自宅お茶室にて、特別なお稽古。一つ紋付きの色無地に袋帯を締めて先生宅に伺った。
朝のお支度では、私はS先輩と一緒に外のお掃除と水まきを仰せつかる。蹲いにたまった水をかきだし、清めたあと、きれいな水を張り、ほうきではいた路地にお水を撒いた。(水、冷たい!!)
お掃除を終えて、身なりを整えると、年始御挨拶とお月謝を出した人から寄りつきへ。
真っ赤な本紙に寿一文字のお軸。だるまさんのようなひょっとこのような置物が置かれ、お正月ならではの趣向だ。
主菓子が運ばれてきて、みなで一緒にいただく。花びら餅だった。
その後席入り。
点前座は、椅子に座ってお点前ができるような設えになっていた(こんなの)。
今日の出席者は、大先生も含めて21名。うち、亭主半東を除く19名全員の席入りが済むと、茶筅を仕組んだ大小の重ね茶碗を持ったUさんが入室された。昨年までは、大先生の後を継いでn先生が亭主を務められていたのだが、今年はA班リーダーのUさんが亭主、n先生は半東というお役で初点て式が執り行われるのだ。
柄杓を引いたところで総礼。主茶碗にお湯を入れ茶筅通しの直前で、いったん横に置き、すでに点前座に荘ってあった高杯茶碗にお湯を注ぎ温めて一度捨てたら、もう一杓お湯を注ぐ。茶入を取ってお茶を一杓入れて中仕舞いして控えていると、半東のn先生が進んでいらして高杯茶碗を持つと、利休像にお供えする。全員で総礼し合掌。ご亭主のUさんは中仕舞いを解き、あらためて重ね茶碗のお濃茶のお点前がスタートした。
主茶碗は、大先生以下代稽古の先生方で、次茶碗は、A班チームからスタートして7名でいただいた。点て出しの濃茶も一椀。
本席のお軸は、16代家元の「平常心是道」 花入れは八坂焼きの薄端(うすばた)鯉耳。お花は椿と白いお花だったけれどあれはなんだったんだろう。香合は俵と鼠。茶入が、初花写し。大先生が、三大肩衝として、新田、楢芝、初花と教えてくださる。(ちゃんとノートに書いておくのよ!とおっしゃったので、こうしてブログに記録しているところ(^_^;)初花の本物は、今は名古屋の徳川美術館にあるとか。大きくて立派な、いかにも男性が使う茶道具!というかんじの茶入だ。水指は、二閑人。お釜は干支の文字がぐるりと掘ってある。正面が大先生の干支である卯。
Uさんの練ってくださったお濃茶はとてもおいしかった!(たしか「小山園の松花の昔」とおっしゃったような。)
濃茶のお点前が終わると、改めて朝礼となった。新年の御挨拶をし、大先生のお話を聞いた。2月に大炉の茶事、4月にお茶会と今後の予定も発表された。
朝礼後は、回り点て。A班は代稽古の先生方とご一緒にお稽古させていただいた。回り点ての亭主はK先輩。(本席での正客もK先輩)
昨年暮れに全員で購入した新しい干支にちなんだ帛紗をつけての初稽古だった。
お昼ごはんは、代稽古の先生や他のお弟子さんが家から作って持ってきてくださった煮物やお漬け物、黒豆などと、近所のお菓子屋さんに注文したお赤飯。おいしかった!
明日は日曜稽古の初釜だけれど残念ながら私は欠席。来週から通常稽古に戻る。


夜咄の茶事

一週間以上前になってしまったが、22日日曜日は、先輩Uさんの手引きで、某寺院茶室で行われる夜咄の茶事にお客様として勉強させて頂く機会に恵まれた。
某寺院の茶道教室指導者Yさんと、Uさんご夫妻が共同で、こうしたお稽古の場を提供してくださるのだった。
今回はY社中のお弟子さん3名(女性2名男性1名)とUさんチームから私とTさん(男性)の2名、総勢5名がお客役として参加。
亭主方は、UさんとKさんがお料理・お水屋を担当し、Uさんのご主人が半東、Yさんが亭主という盤石の体制。
4時半席入りと伺っていたので4時には現地に到着する。寄りつきは電灯の明かりだったけれど、待合からはもう夜咄の茶事の世界。待合の床の間には和蝋燭が1本立ててあり、「こもかぶり乞食じゃないぞ寒牡丹」と書かれた画賛のお軸。フクロウのロウソク立てなどもお部屋の隅に置いてある。手あぶりの火を囲みながら、キセルが2本載せてある莨盆を拝見していると、半東のUさんご主人が汲み出しとして生姜の香りがする甘酒をお持ちくださる。
確かお詰めが給仕すると教本にあったと思ったので、私がみなさんの前に甘酒をお出しする。飲み終わるとお盆に茶碗を戻し黒文字を載せて給仕口へ出しておく。そして揃って外の腰掛待合へ移動。まだ日が落ち切っていないので仄明るい外だったが、枝折戸手前の腰掛に座ると、向こうに見えるお茶室の躙り口が開き、ご亭主が出てこられる。蹲を改め、桶の水をざーっとあける音がすると、お正客が手燭の交換に立ち上がる。私たちも続いて後ろに並ぶ。交換した手燭を持ってご亭主が茶室に戻られ躙り口が閉まると、今度は私たちが蹲に進む。私はお詰めなので枝折戸をしめて鍵をする。手水を使い、雁行しながら躙り口へ。躙り口から茶室に入るのは二十○年ぶりだわ、と思いながらお詰めの私は最後に音を立てて戸を閉める。
「無事是貴人」という軸のかかった床を拝見後、手職を持って立たねばならないのを忘れて一度立ってしまったが、もう一度床前に戻って手燭を取ると、茶道口へ。手燭の向きを変えて置いてから改めてお釜の拝見。
定座に座り、茶道口を注目していると、なんとご亭主は茶道口ではなく給仕口を開けられた!
今回の茶室では手燭は給仕口に置くべきものだったのか。
お詫びして置き直そうとすると、もう一度閉めて開け直してくださった。私が置き直した手燭をご亭主が引くと、正客からどうぞお入りをの声とともに、ご亭主が席に入られる。そして正客から順番にご挨拶。お詰めはわざわざご亭主から「今日はお手数をおかけしますがよろしく」とお言葉を頂戴する。初っぱなから間違えてしまって申し訳ない!
その後、前茶、お炭と進み、ゆらゆらと揺れる蝋燭の火にも徐々に目が慣れてくる。特にお炭手前は、短檠(たんけい)の前にさらに手燭を置いて行うので、ずいぶんと明るく感じられる。お釜の名前は忘れてしまったけれど、五徳が大きな釘の形をしていて面白い。どこかのお寺の釘をそのまま持ってきたものだとおっしゃっていたけれど、どのお寺だったか失念。というかお道具の説明はほとんど忘れてしまった。情けないですが。
お炭が終わり、香合の拝見が済むと懐石。
先日、Uさんからお献立を教えていただいたので、記録として残しておく。
汁…白味噌仕立て、カボチャ白玉豆腐
「かぼちゃ白玉団子」は末娘と一緒に作ったことあるけれど、このかぼちゃ白玉豆腐というのは豆腐の水分を使って白玉粉を練り、そこにかぼちゃの裏ごしを混ぜたのだろうか。ほんのり甘くて柔らかくておいしいお汁。小豆が一つ入っていて、冬至を意識したお献立。
向付…焼き椎茸、焼貝柱、軸三つ葉の和え物柚風味
焼きしいたけと貝柱の食感が似ているのが面白いと感じた。
煮物碗…すまし仕立て鳥饅頭薄氷
この煮物碗が今回Uさんが最も力を注いだものらしく、蓋をあけると、うすーく切った大根がかぶせてあって、三つ葉が乗っている。その下に鶏饅頭がはいってるのだが、赤い人参で小さな星をかたどったものと松の実が載せてある。薄い大根から赤い星とおまんじゅうが透けて見えるのが美しく、お味もとてもよかった。お年寄りでも離乳食の赤ちゃんでも食べられそうな、やわらかくてやさしいお味。
焼き物代わり…炊き合わせ(蛸、里芋、こんにゃく、水菜)
教科書には冬場は寒いので鍋物を献立に足したりすると書いてあったけれど、まさにこれは鍋物。ご亭主がまだぐつぐつ言っている土鍋をお盆に載せて運んできてくださった。本来は客に預けるものだけれど、熱いのと取り分けるのが大変ということで、ご亭主手ずから取り分けてくださった。タコが若干大きかったけれど柔らかく煮えていて、里芋もおいしい!こんなに薄味なのにこんにゃくにしっかり味がしみているのも驚き。あとでお料理方に入られていたKさんに聞いたところ、前日Uさんがこんにゃくも里芋もタコも全部別々に味を付けて煮てきてくれていて、当日はお出汁を張ったお鍋に入れて温めただけだったとか。どれほど手がかかったことか。改めて感謝。
預け鉢…小松菜くるみ和え
白和えなのかなと思っていたけれど、くるみ和えだった!
小吸物…リンゴ。リンゴが一切れ入っていて、さわやかな甘みと酸味のお吸い物。
八寸…とこぶし・長ねぎ豆腐味噌漬け
千鳥の杯を交わすときの酒の肴。長ねぎがちょうどいい具合に焼いてあって、こういうのは家でも作ってみたいなぁ。千鳥の杯は、一生懸命予習した割には、ご亭主の右側に燗鍋を置かなくちゃいけないところ、自分の右側、つまりご亭主の左側に置くという間違いをしてしまった!手燭を返す時も、相手の右、つまり自分にとっては左側に置いてあげなければいけない。
こういうのは、慣れないうちは、頭で考えて置く位置を常に確認しながら動作しなければと思った。
香の物…姫大根、牛蒡、蕪
色合いがとても美しく、おいしいお漬物でした。
お膳を受け取るときは、客が一膝進んで受け取り亭主が一膝下がって礼をする。逆にお膳を渡すときは、客が一膝進んで亭主に渡したら、客が一膝下がって礼をする。
お詰めは食器を預かったり、給仕口に戻したり、いろいろお仕事があるが、予習を万全にしてきたTさんのおかげもあってほぼほぼできた、と・・・思う。
懐石が終わって、お菓子が運ばれてくる。柚子饅頭だった。おいしい。お菓子を頂くと中立。外に出ると、さっきはまだ明るかったのに、真っ暗になっていて、夜空に星がまたたいている。足元行灯が待合への道を教えてくれている。ああ、これが夜咄なのねー、と感動しつつつ、最初の待合に戻り暖を取り(手あぶりの炭が赤くなっていてとても暖かい)、そろそろという頃に再度腰掛け待合へ。鳴り物は銅鑼ではなく喚鍾(かんしょう)。なんとなくもの寂しいような、除夜の鐘を思い出すような音でもあった。
後座の床は掛け軸がはずされて通常は「石菖」が置かれるのだが、なんと枝ものの花が入れられている。でも暗くてよく見えない!
濃茶点前が始まると、この暗さにもだんだんと目が慣れてくる。でもお花はよく見えない。お濃茶が正客のところに出されるとお濃茶の茶碗とともに、手燭も一緒にまわってくる。正客は床の前に座っているので、明かりが床の前に来ればお花が見えるかと思えばさにあらず。逆光(?)でやっぱり見えない。L字型にすわる5名の客の最後、床から見ると対角線の向こう側、私の位置に手燭が回ってきたときに、明かりが床から遠ざかったにもかかわらず、逆に床の方に明かりが広がり、枝の影が大きく広がり、お花が見えた!これにはちょっと驚いた。蝋燭の光と影の面白さも感じながらお濃茶をいただいた。
夜咄はこのあと続きお薄になる。正客は自分に点ててもらったお茶を次客にすすめて、先の茶入、仕覆の拝見を請う。ここが夜咄では大切なところだ、とYさんが教えてくださった。お干菓子は、「霜ばしら」と雪の形の落雁(名前は失念!)。
充分に薄茶をいただくとお正客はお仕舞いください、とご亭主に声をかけ、今度は棗と茶杓の拝見を請う。四器そろったところで、やっと手にとって順番に拝見していくのだ。
拝見物を引きに出たご亭主とお正客の会話を聞きながら、次は止め炭かな、と思っていたら、時間の関係か止め済みは省略され、夜咄の終わりの挨拶になった。
充分にお礼を言い、もう一度お床と炉を拝見し、名残惜しいけれど、躙り口から外に出た。末客は音を立てて躙り口の戸を閉める。少し待っていると、亭主が躙り口を開けて、顔を出された。ここでは、無言で総礼、と教本にはあったけれど、つい、ありがとうございました、と口について出てしまった。
帰り道、東の空の向こうにお丼のようなお月様が明るく見えた。星も美しかった。
夜咄の一々が全部まるで夢のよう。


2013年稽古納め:仙遊、雪月花

早いものでもう稽古納め。先週に引き続き今週も仙遊。お役は先週と同じで、私は東、半東がUさん。正客がSTさんで、次客がKさん、三客がSGさん。3月にA班のメンバーに加えて頂いて以来、この4人の先輩方には本当にお世話になってきた。感謝の気持ちを込めておいしいお濃茶を、と思って一生懸命お茶を練りました。
濃茶をいただき終わり、正客のお茶碗拝見の声がかかると、お詰めの半東がお茶碗を持って立ったら、東の私はまっすぐ踏み込み畳に進んで点前座へ。中仕舞いを解き、お水を一杓さして客付に回り「薄茶は花月でいたします」と宣言するところをご覧になりながら、ここが大事なところよ!と大先生。居前に戻ってみなさんと一緒に私も帛紗を付ける。お湯を汲みこすすぎしてちょっと前についてお茶碗を置き、4畳半花月の席まで歩く。8畳間って広いな。
且座と仙遊の区別がちゃんとついて間違い無く出来るようになったら立派、とのこと。半東がお花の入れ終わったところで、どうぞお水を、の声かけは東ではなく正客なのに、まちがえて声をかけそうになりました。ごめんなさい!!それ以外はなんとかできたかなぁ。でも今且座をやりなさいって言われたらごっちゃになって大間違いしそう(^_^;)。
その後は男性弟子のURさんやTさんを加えて雪月花。月も花も雪も一回ずつ当たりました。お茶もお菓子もいただけてラッキーでした(^^)v
大先生はご機嫌よろしくて、平成25年の1年でずいぶん進歩したわね、とお褒めの言葉をくださった。そして年末で皆忙しいだろうから、と午後の自習は無し。お昼ご飯と頂いた後お片付けをして帰宅。


12月2週のお稽古:仙遊、雪月花、更好棚薄茶点前

昨日の記録。
先週の予告(by大先生)では、昨日は行台子のお稽古のはずだったのに、まさかの「仙遊」。
急いでお花の支度やお炭の支度、お香の支度をして、お役はUさんが決める。私は一番楽な(?)東のお役をいただいた。且座と仙遊の違いはお花が回り花になることと、お香が二種あること、お炭は本炭所望で、炭を入れるところだけ客が行う。お濃茶は全員でいただき、薄茶は花月になること。半東がUさんだったので、小声で次の動きを教えてくださり、濃茶から薄茶に移るところなど、教えて頂いた通りに進めたら、大先生が「よく勉強してるわね!」と褒めてくださったので恐縮至極、Uさんに感謝感謝でありました。
そのあとは雪月花。5人だと替え札がなくなってしまうので、役札以外の札を多めに入れたのだが、そうなるとだれも役札を取らないという事態も起きてしまって、それはそれで大変。5人以上、と教本などにはあるようだが、一体5人でどうしたらうまくできるんだろうか。
今日も分からず、そっと札を取り替えたりして何とか終わらせる。
午後は更好棚で薄茶点前を自習し、その後先輩の唐物を拝見。来週はお稽古納め。早いなぁ。


12月の日曜稽古:初炭手前、台天目、茶箱雪点前

今日の日曜稽古はふだんいらっしゃるK先輩もAさんもいらっしゃらなかったので朝のお支度で炉中を任された。わーい。ガンバリマシタ。
途中わからないことはS先輩に教わり直していただきながら、形が整い湿し灰をまいて下火を入れるばかりになったところでUさんに見て頂く。全体的に浅いので、もう少し深くすると良いとアドバイス。浅いと平板に見えるから、と、浅いと空気がよく回らないから、というのがその理由だそうだ。一番良い勉強法は、美しい炉中を見て目に焼き付けること。お茶会などに行ったとき目をこらして見てこよう。
席入り、朝礼のあと、まずは初炭点前。炉中を整えた人が初炭をすると、自分が整えた炉中の欠点がよくわかる。Uさんから、羽根の扱いを中心にきっちりご指導をいただいた。初炭はなかなかさせて頂けないので大変貴重なお稽古になったと思う。残念だったのは、火箸を買って家で練習したのに、やっぱりうまくいかなかったこと。ちょっと悔しかった。(まだまだ練習が足りないのだ)
Tさんの濃茶点前を拝見し、日曜午前の生徒さんの濃茶点前のお客様役をして、午前は終了。お昼にまた炉中を整える。今度は後炭点前を念頭に置いてやると良いとアドバイス。胴炭がもし残っていたらそれ以外の炭を下火のようにするために一箇所にあつめ、炭を足すときはその下火と胴炭をつなげるように、でも空気の通り道をきちんと保つように炭を次いでいく。火のおこった炭は見てるだけで飽きない。
お昼は今日は家にあったおこわおにぎりと、紅芯大根の甘酢漬けを持っていって食べてもらった。自家製梅酢大活躍。喜んでもらえて良かった。
午後のお稽古は土曜日振替の生徒さんの運びのお濃茶のお客様役、日曜午後の生徒さんNさんの唐物点前を拝見しつつお客様役。この時点で朝から数えてお濃茶4杯目??その後やっと私の順番が回ってきて、何をやっても良いと言われたので、次回の行台子の予習を兼ねて、台天目のお点前をお稽古させてもらった。台は左、右、茶碗は右、左。と手を出すこと。手離れのときも台は左、右、茶碗は右、左と離していく。
台天目のあとは、Nさんが茶碗荘のお薄のお稽古をしたので、またお客様役。
もともと今日はUさんが新しく入手した銅のやかんでお茶をたてるととても美味しいので、そのやかんを使って茶箱の雪点前をやりましょうね、とUさんに言われていたのだった。しかし、Nさんのお稽古につきあっているうちに午後のお稽古は終わりそうになったので私は今日は茶箱はできないなーと思いきや、となりのお部屋で茶箱のお稽古をしている方たちが一段落したので、午後の終了時間過ぎてるのに、minahoさん、雪点前、やって!とUさん。絶対逃がしてくれませんでした(笑)それにしても銅のやかんのお湯はまろやかで茶筅を振ったときの抵抗がいつもの水と違うような気がした。お点前を終えた後お自服で、そのお湯でお茶を頂いてみたのだが、ホントにに美味しかった!
ちなみに、たぶんこのやかんだと思う。
今日注意されたこと。歩き方がときどき雑になることと、お客様役のときに「客振り」がまだまだ、ということ。良く覚えておこう。
結局朝8時半から夕方6時近くまでお稽古場にいました。お茶づけの一日。


12月1週のお稽古:且座、雪月花

師走のお稽古はまずは「年末御挨拶」をお納めすることからスタート。朝礼ではいつもS先輩が利休道歌を一つ暗唱し、続いてみんなで唱和し、そのあと大先生がその歌についてお話をくださる。今日の道歌は、「点前には薄茶にあれと聞くものを粗相になせし人は誤り」だった。大先生によると、これは、たとえば大円真まで修めた人が、一番の基礎「薄茶のお点前」の大切さを振り返ること、つまりいつも初心に返ることを意味している、ということだった。だからこれは入って3ヵ月の人に言ってもダメなのよ、と笑いながら。私は入って3年たってるけど、でも道を修めた人からすれば3ヵ月めと同じようなもんだなぁ。うーむ。
お稽古は且座。私は今日は東のお役をUさんから指示され、濃茶を練った。濃茶の平点前なのに(先週お休みをしたせいか、それとも最近子どもの方に気がいっているせいか)ところどころ手が止まってしまい、大先生に助け船を出していただいたりした。申し訳ない。
お花は、Uさん。私がうちの庭から切っていったニシキギと、Uさんが持っていらした太神楽椿をじょうずに組み合わせて入れてくださり、大先生もお喜びに。ニシキギが珍しいから、と代稽古の先生、B班やC班のお弟子さんまで呼んでよく見せていた。(ちょっと嬉しかった。)
雪月花は初花があたったので、且座の失敗を挽回すべく心を込めて薄茶のお点前させていただいた。その後、月、雪が当たって上がりになった。
来週は行台子と先生からお話があったので、午後の自習はS先輩の台天目を見学させていただく。時間切れで見学だけで終わる。
先月来許状の申請や淡交会入会の手続きなど進めて頂いたところ、今日は淡交会入会の書類をいただいた。来年度の研究会出席票などが入っている。Y先輩も一緒に入られたので、来年は一緒に研究会に行けるかな。


11月日曜稽古:炉開き、茶碗荘など

昨日の記録。
月に一度の日曜稽古がこのところ一番充実している。まず第一に、Aグループのリーダーにして日曜稽古の指導者Uさんの方針で、何事も手抜きをせず本来あるべき姿で(もともとはすべて大先生に習ったことだとおっしゃる)行われている。第二にふだんはさせてもらえない水屋仕事を教えてもらえる。第三に、一人点前のお稽古が丁寧にできる。第四に、お菓子がおいしい!!
なので、毎回第二週土曜稽古の翌日はさらに早起きして日曜稽古にいそいそと出かけるわけだが、今回は、本来の炉開き、ということで、Uさんはわざわざ粟ぜんざいと猪子餅をご用意くださった。粟餅も小豆餡もそれぞれタッパーに詰めて、粟ぜんざいを入れる小ぶりの蓋付き器も10組、さらにおめでたい柄のお茶碗も4点ほど。お稽古場には電子レンジがないので、ラップにくるんで粟餅と小豆餡を蒸すため、小鍋と小さなセイロまで。大変な荷物だ。
K先輩と一緒に蒸し器を用意し、器を温め、盛り付ける。蓋付きの器の出し方もUさんに教わることができた。器に蓋をしてお盆に載せ、黒文字と杉楊枝をお箸のように組み合わせてお盆にのせ、お客様の前に座り一礼。そのとき器におぜんざいが入っているのでお盆は上座に置く。(ちなみに、下げるときは、器はもうカラなので、お盆は下座に置く。)黒文字と杉楊枝を器の蓋の上に載せて、自然に一回まわしながら正面を正してお客様の前に置く。私は二回まわして置こうとしたら、お箸が落ちるかもしれないし、不安定なので、一回ですっとお出しするように、と。昨日は、黒文字を2本セットにしたけれど、本来は黒文字は1本で使うものなので、箸のようにして使いたい場合は、別のもの(杉楊枝など)を組み合わせるのだそうだ。知らなかった!
粟ぜんざいを皆でいただいたあとは、初炭手前。私はK先輩が見てくださる6畳のお部屋(いつものBルーム)でTさんの初炭手前を拝見させてもらう。その後、Uさんが指導される8畳のお部屋(いつものAルーム)に移動して濃茶のお客様役を2回。濃茶たくさん飲んだー。
午前はこれで終了。午前のお弟子さんが帰られた後、お昼ご飯を食べる前に、炉中の整え方を習う。
炭斗を持ち出し、炉の右側(炭手前の定座)に置くと、羽を取り斜めに置き、香合を右手で取って左手で扱って右手で置く。素手で釜の蓋を締め、釜敷きを取って左側ななめ横に置く。鐶をかけ釜を持ち上げ釜敷きの上へ。鐶は釜の左側へ。羽で炉縁を清めて、火箸を取り、ジョウ(尉)を取りつつ、場合によっては炭を割って、炭の中に隠れている火を表に出し、真ん中に集めていく。これがその後の種火になるのだ。必要に応じて炭斗の中から火箸で炭をとり、ついで行く。火箸を戻す。(火箸の取り上げ方だが、炭手前のときには火箸は膝前で2本そろえてついてから持ち直すが、水屋道具の場合はつかないで左で受けて持ち直すかそのまま右手ですっと持ってしまう。戻す時も、左で受けて上から持ち直して戻すか、あるいは扱わないでそのまま右手で戻してしまう。)羽で炉縁を清める。香合を取り練香を一つ火箸で取り上げ、熱い灰の中に入れる。火箸を炭斗に戻し香合も戻す。水屋に戻って水次やかんの口に竹の蓋置をかぶせ、ずぶ茶巾を載せて戻ってくる。このときやかんの口は左を向いている。取っ手を右手で持ち左手を添える形。(お手前で水つぎをするときと逆だった)釜の正面に座り、釜の右側手前にやかんを置き、右手で蓋置をとり左手扱って右手で釜正面に置く。茶巾を使って蓋をとり、置く。その茶巾でやかんの口をあけ、水をつぐ。つぎ終わったらやかんをおき、口蓋をしめる。右手に茶巾を持たせ左手で釜の蓋を押さえ、蓋をこの字に茶巾で拭く。釜の向こうを二の字に拭き、手前をつの字に拭き、茶巾をやかんの上に戻す。やかんを水屋に戻したら、炉の正面に座りなおし、鐶を取り釜にかけ、持ち上げて炉に戻す。釜式を戻す。釜の位置を確かめてよいとなったら、鐶をはずして炭斗に戻し、羽を取ってアの字を描いて清めたら羽を戻し、蓋を切る。(素手で)
炭斗を持って帰る。
場合によっては灰も撒くらしいのだが、それは今回はナシ。それと、やかんの向きとか、後炭手前と違うようなのでもしかしたら違ってるかも。次回のお稽古のとき、先輩方のなさるのをもう一度見学させてもらうつもり。
炉中ができるようになったらだいぶ水屋仕事の戦力になれるような気がする(期待)。
あとは炭を上げる仕事だ。こちらはまだ未経験。釜の後始末は習ったのでできるようになったけれど。
午後は、Mさん(午後のお弟子さん)に茶入荘を見せてあげて!とUさんに命じられ、K先輩ご指導のもと、茶入荘のお稽古をさせていただく。土曜日の薄茶平点前同様、四方さばきとか、茶入れの胴拭きとか、また煩悩が沸き起こりそうになるのを必死に抑えて自然な形になるように丁寧に動いてみた。
お濃茶は奇跡的に良い具合に練れてKさんにもMさんにも喜んでもらえた。お茶をおいしく飲んでもらえること。それは私にとっては何よりうれしいことだ。
私のお点前が終わった後は、Mさんが茶入荘と運びの薄茶平点前お稽古をなさって午後は終了。
お片付けをして5時過ぎにお稽古場を後にする。
丸い大きな月を見ながら帰宅。