11月日曜稽古:炉開き、茶碗荘など

昨日の記録。
月に一度の日曜稽古がこのところ一番充実している。まず第一に、Aグループのリーダーにして日曜稽古の指導者Uさんの方針で、何事も手抜きをせず本来あるべき姿で(もともとはすべて大先生に習ったことだとおっしゃる)行われている。第二にふだんはさせてもらえない水屋仕事を教えてもらえる。第三に、一人点前のお稽古が丁寧にできる。第四に、お菓子がおいしい!!
なので、毎回第二週土曜稽古の翌日はさらに早起きして日曜稽古にいそいそと出かけるわけだが、今回は、本来の炉開き、ということで、Uさんはわざわざ粟ぜんざいと猪子餅をご用意くださった。粟餅も小豆餡もそれぞれタッパーに詰めて、粟ぜんざいを入れる小ぶりの蓋付き器も10組、さらにおめでたい柄のお茶碗も4点ほど。お稽古場には電子レンジがないので、ラップにくるんで粟餅と小豆餡を蒸すため、小鍋と小さなセイロまで。大変な荷物だ。
K先輩と一緒に蒸し器を用意し、器を温め、盛り付ける。蓋付きの器の出し方もUさんに教わることができた。器に蓋をしてお盆に載せ、黒文字と杉楊枝をお箸のように組み合わせてお盆にのせ、お客様の前に座り一礼。そのとき器におぜんざいが入っているのでお盆は上座に置く。(ちなみに、下げるときは、器はもうカラなので、お盆は下座に置く。)黒文字と杉楊枝を器の蓋の上に載せて、自然に一回まわしながら正面を正してお客様の前に置く。私は二回まわして置こうとしたら、お箸が落ちるかもしれないし、不安定なので、一回ですっとお出しするように、と。昨日は、黒文字を2本セットにしたけれど、本来は黒文字は1本で使うものなので、箸のようにして使いたい場合は、別のもの(杉楊枝など)を組み合わせるのだそうだ。知らなかった!
粟ぜんざいを皆でいただいたあとは、初炭手前。私はK先輩が見てくださる6畳のお部屋(いつものBルーム)でTさんの初炭手前を拝見させてもらう。その後、Uさんが指導される8畳のお部屋(いつものAルーム)に移動して濃茶のお客様役を2回。濃茶たくさん飲んだー。
午前はこれで終了。午前のお弟子さんが帰られた後、お昼ご飯を食べる前に、炉中の整え方を習う。
炭斗を持ち出し、炉の右側(炭手前の定座)に置くと、羽を取り斜めに置き、香合を右手で取って左手で扱って右手で置く。素手で釜の蓋を締め、釜敷きを取って左側ななめ横に置く。鐶をかけ釜を持ち上げ釜敷きの上へ。鐶は釜の左側へ。羽で炉縁を清めて、火箸を取り、ジョウ(尉)を取りつつ、場合によっては炭を割って、炭の中に隠れている火を表に出し、真ん中に集めていく。これがその後の種火になるのだ。必要に応じて炭斗の中から火箸で炭をとり、ついで行く。火箸を戻す。(火箸の取り上げ方だが、炭手前のときには火箸は膝前で2本そろえてついてから持ち直すが、水屋道具の場合はつかないで左で受けて持ち直すかそのまま右手ですっと持ってしまう。戻す時も、左で受けて上から持ち直して戻すか、あるいは扱わないでそのまま右手で戻してしまう。)羽で炉縁を清める。香合を取り練香を一つ火箸で取り上げ、熱い灰の中に入れる。火箸を炭斗に戻し香合も戻す。水屋に戻って水次やかんの口に竹の蓋置をかぶせ、ずぶ茶巾を載せて戻ってくる。このときやかんの口は左を向いている。取っ手を右手で持ち左手を添える形。(お手前で水つぎをするときと逆だった)釜の正面に座り、釜の右側手前にやかんを置き、右手で蓋置をとり左手扱って右手で釜正面に置く。茶巾を使って蓋をとり、置く。その茶巾でやかんの口をあけ、水をつぐ。つぎ終わったらやかんをおき、口蓋をしめる。右手に茶巾を持たせ左手で釜の蓋を押さえ、蓋をこの字に茶巾で拭く。釜の向こうを二の字に拭き、手前をつの字に拭き、茶巾をやかんの上に戻す。やかんを水屋に戻したら、炉の正面に座りなおし、鐶を取り釜にかけ、持ち上げて炉に戻す。釜式を戻す。釜の位置を確かめてよいとなったら、鐶をはずして炭斗に戻し、羽を取ってアの字を描いて清めたら羽を戻し、蓋を切る。(素手で)
炭斗を持って帰る。
場合によっては灰も撒くらしいのだが、それは今回はナシ。それと、やかんの向きとか、後炭手前と違うようなのでもしかしたら違ってるかも。次回のお稽古のとき、先輩方のなさるのをもう一度見学させてもらうつもり。
炉中ができるようになったらだいぶ水屋仕事の戦力になれるような気がする(期待)。
あとは炭を上げる仕事だ。こちらはまだ未経験。釜の後始末は習ったのでできるようになったけれど。
午後は、Mさん(午後のお弟子さん)に茶入荘を見せてあげて!とUさんに命じられ、K先輩ご指導のもと、茶入荘のお稽古をさせていただく。土曜日の薄茶平点前同様、四方さばきとか、茶入れの胴拭きとか、また煩悩が沸き起こりそうになるのを必死に抑えて自然な形になるように丁寧に動いてみた。
お濃茶は奇跡的に良い具合に練れてKさんにもMさんにも喜んでもらえた。お茶をおいしく飲んでもらえること。それは私にとっては何よりうれしいことだ。
私のお点前が終わった後は、Mさんが茶入荘と運びの薄茶平点前お稽古をなさって午後は終了。
お片付けをして5時過ぎにお稽古場を後にする。
丸い大きな月を見ながら帰宅。


コメント

  1. より:

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    一座建立 ってこういうことをいうのかしら・・・としみじみ思うお稽古ですね

  2. minaho より:

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    いらっしゃいませ>6さま
    Uさんの指導方針がすごくしっかりしてて、この間のお稽古のときも、拝見物のやりとりの時、亭主役の人が茶杓の銘を、おそらく一生懸命考えてきて答えたのでしょうに、それに対して私が何も反応せず、ただありがとうございましたで済ませようとしたら、この銘を考えてきた亭主の心を正客が受け止めて、それを受け止めたよって亭主に返して上げなくちゃ意味がないでしょう?そのためにお茶のお稽古をしてるんでしょう?と指摘されました。
    大先生もよくおっしゃるんですけど大事なのは「心」なんですって。
    だけど、相手の心を受け取るにも、こちらに余裕がないといけませんねぇ。まだまだ修行がたりないですorz。