「 おけいこ日記 」一覧

11月3回目のお稽古:且座

n先生がお休みだったり、N先生の認知症が進んだりと、このところ代稽古の先生方の様子が落ち着かない。
大先生社中も、世代交代の時期にさしかかってるのかも知れない。
昨日のお稽古の記録。
且座の前に、S先輩が初炭手前のつもり稽古をするのを拝見する。慣れてきたら、あなたもお炭手前ができるようになりなさい、と大先生からお言葉を頂戴する。次回の日曜稽古に炭手前の稽古ができるといいな。
且座は東のお役をいただいて濃茶を練る。半東がU先輩だったので、こちらの動きに合わせてくださるのがよーく分かった。薄茶をいただき、仕舞い付けを見届け、半東が拝見物を引くときに一緒に立って退出し、再度二人そろって送り礼に出る。
お昼ご飯で大先生達のグループのお話がはずんで時間がなくなり、午後は、みなさんに点て出しのお抹茶をお出しして、自分たちも抹茶をいただいて、自習はなしとなった。
1月の予定が二転三転した結果、初点て式がなくなって1月に初茶会を行うことになったそうだ。土曜日A班は、広間、紹鴎棚の薄茶席を担当するそうだ。来月は茶会の稽古と、壺荘のお稽古をしましょう、と大先生。壷の紐結び真行草ができるようにならないといけないらしい。先輩方は全員、茶壺を盛っていておうちで練習するらしい。
U先輩にお願いして、出物があったら安い中古の茶壺を買ってもらうことにした。(普通で買うと数万円してしまうので)
夜はU先輩ご主人の職場にて勉強会。沢庵和尚のお軸に再会した。


11月の日曜稽古:初炭手前、回り点て亭主、後炭手前

一週間前の記録。お稽古日記をこんなに放っておいたのは初めてだ。それほど先週は色々と忙しく、体力が追いつかず、落ち着いてお稽古日記を書く時間が取れなかったのだ。
言い訳はこれくらいにして、先週の日曜日のお稽古はまずは朝の準備、炉中から。
昨年習っていたので、それを再確認する意味で、K先輩にもう一度お手本を見せて頂き、日曜日のお弟子さんK子さんと一緒に炉中を整える。しかし、湿し灰の撒き方がなっていなくてU先輩からはダメ出しを頂戴した。時間切れで今回はやり直しができなかったので来月の課題になった。
最初のお稽古は初炭手前。土曜日にU先輩の初炭手前を拝見させてもらっていたのに、自分でやるとなると情けないことに全くダメだった。頭で分かっていても手が動かないという感じ。
日曜日クラスの人たちにとっては先週が炉開きだったので、昨年同様、粟善哉をU先輩が持ってきてくださる。小吸い物の入れ物だろうか(小さめの茶碗蒸しの器かも)、粟を盛ったところにあんこをのせて蓋をし、蓋の上に赤杉箸1本、黒文字1本をそえて箸のようにしてお客様にお出しする。赤杉箸が手前、黒文字が向こう側になるようにして。
お善哉がすむと、炉開きなので回り点てをする。急に亭主を仰せつかり、花月のときと同じように、迎え付けから始まり、最初のお点前をする。そして最後に仕舞い付けをして送り礼まで。だんだんとこれから先、花月にしても亭主ができるようにならないといけない。それを考えて、U先輩は日曜日に私に亭主役をくださるのだろうと思う。自覚的にやっていかないと覚えないので、頑張らねば。
午後は、後炭手前から。後炭はきちんとお稽古したことが無かったので、Uさんに文字どおり手取り足取り教えていただく。後炭は初炭と違って、炭の燃え具合によって形が変わってくる。臨機応変が必要なお手前だ。この火は胴炭がほぼ原型を保っていたので、輪胴を使わなかった。一番難しいのは、枝炭と管炭、割り管炭を全部一緒に火箸で挟んで、しかも上下を逆にして次がなくちゃいけないこと。以前、五事式のときに随分練習したはずなのに、この日はうまくつかめなかった。なんとかつかんで炉中におろしたところで力尽き、落としてしまった。
U先輩は後炭が大好きと仰っていたが、結局の所、後炭って毎回形が違うわけで、そこが面白い所以なのかもしれない。
でも私にその面白さがわかるようになるのは、ずーっと先の事なのだろうなー・・・。
後炭のお稽古のあとは薄茶点前を一回行っただけで、ほぼお客様役。ずっと正座をしていたら右膝が痛くなってしまったので、失礼して、丸椅子を出して座らせて頂いた。


11月2回目のお稽古:炭付き花月、濃茶付花月

昨日土曜日の記録。
実質的な炉のお稽古の始まり。風炉の終わりのときもそうだったけれど、炉のはじまりも、新しいことはやらず、もうできることを心静かにお稽古する、ということで、炭付き花月と濃茶付花月のお稽古を行った。
炭付き花月の炭手前はU先輩。大先生が「みんなにお手本を見せて上げなさい」とおっしゃっていたので、しっかり拝見させていただいた。風炉とちがって、炉のお炭手前は初掃きが始まると、みなで炉辺に寄って拝見する。湿し灰を灰匙で撒いていくのも美しい。胴炭はじめ、すべての炭が風炉の時よりも大きい。
炭手前が終わると薄茶三服点て。私は一番楽な二の花をいただき、お薄茶を点てた。
濃茶付花月は、結び帛紗で、薄茶器は四滴茶入。たぶん水滴。
最初楽をしたので、濃茶付花月のときは、仕舞い花をさせていただいた。拝見があるので、ちょっと大変だった。棗を出すときは客付に回り、茶杓を出すときは、点前座から出す。包み帛紗での花月は、向かい付けのあと、通常帛紗を出して腰につけるところ、亭主の帛紗を全員が借りることになるので帛紗はつけない。また、仕舞い花は亭主の帛紗を借りるだけでなく、腰にそれを付け仕舞い付けを行う。建水を持って3歩退いて敷き合わせに建水を置くとき、腰の帛紗をとって捌いて建水の横に置いて、自席に戻る。
午前中の稽古が終わったところで、午後はPTA仕事で中学にいかねばならないので早退させていただきます、と大先生に御挨拶したら、ご飯食べて行きなさい!とおっしゃってずんずん台所に行かれ、台所でお昼の支度をしていたn先生をせかして私一人分のご飯の支度をさせ、さらにバナナまで切ってくださったので大変恐縮してしまった。大先生の先生の社中ではこうしていつも私が下の人たちの世話をしてあげていたのよ!早くしなさい!!なにやってるの!!とn先生に檄を飛ばされる(?)ので、ホントにホントに恐縮でした。そして、どこで食べればいいんだろう、と挙動不審になってる私に素早く気付かれたのでしょう。ほら、ここで立って食べちゃえばいいのよっ!とおっしゃるので、立ってその場でいただきました。
たくさんのお茶席の裏方を務めてこられた大先生、きっとたくさんの食事を立ったまま済ませていらしたのでしょうね・・・。


11月1回目のお稽古:炉開き

大先生本宅の茶室にて炉開き。今年は、U先輩がお点前、n先生が半東をつとめられ、代稽古の先生を含めてお弟子さん17名が参加して執り行われた(土曜クラス)。
まずは利休さんに献茶。合掌。そして2碗点てのお濃茶が練られる。私は今日は四客で一碗目のお濃茶をいただいた。本当においしい。さすがUさん。
そのあとは、二つのグループにわかれて、回り点て。これが炉のお稽古の最初になる。亭主は今度はK先輩が務められた。
先日のお茶会で炉の点前をさせていただいたせいで、例年よりは戸惑うこと無くお点前ができたような気がする。
お軸は西行水。西を表千家のお家元が、行を裏千家の鵬雲斎大宗匠が、そして、水を武者小路千家のお家元が書かれたという珍しいお軸。花は白い椿に照り葉。羊のお香合(お茶のお正月だから来年の干支?)。お茶入は初花(写し)、お茶碗は、大先生が大先生の先生といっしょに買われたお茶碗で、三鳥居に鶏の絵が描かれている。大先生は卯年、大先生の先生は向干支の酉年。
薄茶の茶器は利休梅の大棗に、織部のお茶碗。
水指はもともとはお酒を入れる甕だったという赤絵の立派なお水指が大板の真ん中に置かれ、釜は十二支釜。
回り点てのお稽古を終えたら全員でお昼ご飯を頂いて12時半ごろ解散となった。
(そのあと、代稽古の先生方とA班のメンバー、男性弟子のTさんがが残ってお片付けをしてから、もう一度大先生を囲んで座り、Uさんが持ってこられた野菜菓子で、n先生がもう一度薄茶を点てて下さったのを頂いたり、大先生が欲しいとおっしゃったので、近所のスーパーまでアイスクリームを買いに行ったり、そのあとみなさんでアイスクリームを食べたりして、全て終わったのが午後2時半過ぎでした。末席で難しい内部のお話など聞いていましたが、半分以上私の知らない人の話、私にはわからない話でした。でもこういう話も勉強になるのだ、と大先生が仰っていたので、ずっと聞いていました。)


10月3回目のお稽古:風炉の納め

今日は風炉の納めということで、大先生のお考えで、新しいことはやらず、すでにできることを心静かに落ち着いてお稽古する日だった。
私は、朝一番で、n先生のご指導で、台天目のお稽古をするようご指示があったそうで、畳の拭き掃除もそこそこに、台天目のお稽古をする。最近までBルームの指導者だったN先生が、お年を召されて色々と障害が出てきたので(具体的には認知症?)Bルームの指導者がn先生になったようなのだ。台天目のお稽古はBルームで行われた。
n先生は博識でいらっしゃる。今日おしえてもらったこと。
左手が陽、右手が陰。左足が陽、右足が陰。表千家はだから左足から茶室にはいるのだって。じゃあなぜ裏千家は右足からなのかというと、もともと茶道はお坊さんの修行だったのが、裏千家はお坊さんでなくて商人だから、右足から入るのだとか。ホントかな。。。
真の帛紗捌きは二つ、四つ、八つ、十六、三十二、と折っていくが三十二のなにかを全部取り込むことだ、と教えて下さった。しかし、三十二の何をとりこんでいるのか、よく分からなかったorz
柄杓でお湯や水を汲むときは間合い。間合いが悪いと柄杓いっぱい水を汲むことになる。間合いで半分汲んだり九割汲んだりできるのだそうだ。しかし、柄杓の上げ方なのか、水をくみ上げる早さなのか、傾きなのか、よく分からなかったorz
うーむ。こうしてみると、すごく面白いことを教えて下さっているんだけどなんだか肝心なところは聞き漏らしている様だorz。
台天目のお稽古を終えると、Aルームに戻って大先生のもとで、五行棚、炭付き花月と濃茶付花月をする。炭付きでは、二の花。一番楽なお役を頂いた。濃茶付では亭主と仕舞い花。
私がちょうどお点前をしているときに、大先生が、いいわねぇ、こうして手順がしっかり入っている人たちと心静かにお稽古ができて。と仰ってしばらくして仕舞い付けに入ると、柄杓を荘るときの手を間違ってしまい、大先生に何度も注意され、実際にお手本を3回も見せて頂いたのに、左手がおかしくて(かなりパニくってしまって)、お正月までの宿題!と言われてしまう始末。
建水にたたんだ柄杓を左手で取る(節のちょっと下あたり)。右手であしらって(左手の上をあしらう)、左手で柄杓を引くときのように持って、五行棚の左端に縦にかざる、というだけなんだけど、この、左手で柄杓を引くときのように持つ、というのを何度も間違って下から持ってしまったり、右手の位置の上を持ってしまったり。嗚呼恥ずかしい。
次回は炉開き。いつも御挨拶は5,000円だったけれど、代稽古の先生は10,000円、準教授以上は8,000円、お茶名以上は5,000円、その他は3,000円、だそうだ。


お茶会とお能の見学

鶯谷にある笹乃雪の会長が主宰する「六日会」主催のお茶会に先輩たちと一緒に参加した。
「六日会」というのは、女人禁制の茶人の会で、入会資格は茶事を催せること、らしい。U先輩のご主人が六日会のメンバーで、ご主人が主催する茶事の水屋手伝いをした(女人禁制なのだが、Uさんの奥さんということで、特別に水屋の手伝い(勉強)を許してもらっている)ことが縁で、今回の茶会にお招きいただいたのだ。
というのも、今日の茶会は、六日会の活動を理解し支えてくれるサポーターのみなさん(おもに奥様方)をおもてなしするのが趣旨で、プログラムも、まず三井記念美術館で「東山御物の美」企画展について学芸員の話を聞き、その後、実際に美術館を巡ったら、こんどは美術館のすぐ近くの茶室(橋楽亭)のお茶席でお茶をいただき、そのあとは、これもまたすぐ近くにあるビルの中の「天一」でお昼ご飯をいただく、という至れり尽くせりの内容なのだった。
「東山御物の美」展は素晴らしかった。特に、昨日真之行台子で「ケンサンテンモク」を使っているつもりでお稽古したばかりだったところ、なんと、本物の建盞天目茶碗にお目にかかることができたのがとても嬉しかった!
お茶室は真新しくて落ち着かなかったけれど、お茶はおいしかった。六日会はもともと数奇者の集まりなので、お茶会も破天荒な場合が結構あるとは聞いていた。
今回の茶席は「松虫」(謡曲)がテーマで、待合の床に松虫の本がおいてあった。本席にもいたるところに秋の虫がいた。虫明焼きのお茶碗が主茶碗で、写実的なこおろぎとバッタが描かれていたり、薄器の蒔絵が虫かごだったり。キュウリの香合が虫かごに入っていてキュウリの上にバッタがとまっていたり。
数茶碗で私がいただいたお茶碗には鈴が描かれていて、「鈴虫」に引っかけたとか(笑)。
点前座には風炉先屏風の代わりに秋の花が林のように並べられていたが、花器は人間国宝級の人たちが作ったものばかりとか。
とにかく、今まで見たことの無いような趣向の茶席だった。
天一のランチは目の前で揚げてくれる天ぷらをいただいて、幸せ?。
その後はUさんのお能の発表会観覧のため、渋谷へ。お能を鑑賞する。松濤の観世能楽堂は近く取り壊されるそうだ。今日初めて行ったけれど、これが最後になってしまった。Uさんご主人の演目は道明寺。すごく堂々としていて立派だった。
朝8時過ぎに家を出て、帰宅は18時半。長い一日だった。


10月2回目のお稽古:真之行台子

昨日の記録。
大先生は、あと2年で90歳だと思ったとたん、真台子をちゃんと弟子に伝えずには死ねない(または、真台子もろくに出来ない弟子を残しては死ねない)と思われたそうで、月に一回は台子のお稽古をすることにされたそうだ。
前回は行之行台子だったけど、今回は真台子。(追記:行之真台子だと思っていたら違ってました。正しくは「真之行台子」で、「真台子で行うお点前」でした!タイトル及び文中修正済み)
先輩方は小間とA’ルームに分かれて早速真台子のお稽古をはじめられた。私はまだお許状をいただいていないので、行く場所が無く、手持ちぶさたにしていたら、大先生が「あなた、わけがわからなくてもいいから、あっちに行って見てなさい!」と仰ったので、小間に行ってお稽古を拝見していたら、面白い。
行之行台子とはまた違った帛紗の扱いがある。柄杓を置くときはすべて置き柄杓。茶碗は天目茶碗で、大名物を使う決まりになっているそうで、さすが大名物だけあって立派な仕覆に包まれている。そして仕覆を脱がせたなら、天目台の上に直接茶碗を載せたりしない。万が一にもお茶碗(台にも)に傷がついてはいけない、という配慮から、天目台の上に古帛紗を載せ、その上に天目茶碗を載せるのだ。(正直に感想を言うと、ちょっと滑稽な感じも(^◇^;))
お点前を拝見していると、再び大先生に呼ばれ、ひも結びの練習をしなさい、と仕覆に入った天目茶碗を渡してくださった。そして、大先生自らひもを結んで見せてくださり、はい、これを何度も稽古して今日できるようになりなさい、と。
しかし、大先生の紐結び、すごく美しくて素晴らしいんだけど、すごい早業で、あっというまに結べてしまう。2回も見せて頂いたのに、やっぱり同じように再現することが、できない!(T_T)。
Uさんに手取り足取りもう一度教わり、何度も練習しているうちに、こんどは、あなたも真台子のお稽古をUさんに教えてもらいなさい!ということになり(大先生、一体どうしちゃったんだろう・・・)、再び小間に行き、真之行台子のお点前を習った。
行之行台子のお点前も好きだけど、真之行台子のお点前も好きかも。
午後は、Uさんが茶通箱のお点前をするのを皆で拝見してお勉強。お濃茶もいただけて、とってもお得な午後だった。