「 おけいこ日記 」一覧

6月3回目のお稽古:香付花月・投げ込み花月

今回もお稽古は花月発表会のお稽古で香付花月。今日はメンバーに2人代稽古の先生が増えたので、7人で行った。なんだかわけがわからない・・・

香付花月が終わると、広間に呼ばれて、今度は5人だけで投げ込み花月を大先生にみていただいた。
私は花が一回、月が一回あたった。
前回も一度投げ込み花月を行っていたので、スムースに出来て良かった。

今日の小間のお花。トラノオと先輩は言っていたけれど、クガイソウに似ているお花と紅花、大先生宅のお庭から先輩が採ってきた青楓。

小間はお稽古に使わない日もあるが、今朝は今日は使うと言われたので、炭を熾しお釜をかけ、お花もかざっていたのに、結局全く使われなかった。
残念だったし、お炭が勿体なかった(T_T)。


6月1回目のお稽古:香付花月、投げ込み花月

6月3日の記録。
7月9日に花月発表会があるため、今月からは全員が花月のお稽古。土曜日A班の演目は昨年に引き続き今年も香付花月だ。

一時は花月ばかりのお稽古で一人点前のお稽古がほとんど無かったのだが、Aルームが立礼席になってからは、花月のお稽古は行われなくなり、一人点前がほとんどになっていたところ、久方ぶりに花月のお稽古となった。香付花月は8畳間で行うのが基本だが、Aルームは使わず、となりのBルーム6畳を8畳のつもりでお稽古するようにとの指令が。。。

Bルームはいつからか点前座卓が取り払われ、畳に風炉が置かれるようになった。畳でお稽古出来るのは嬉しいが、いかんせん、6畳間。結局4畳半でお稽古してるのと同じなのだ。文台を置くときに4畳半ではやはり狭いと感じる。

この日は奉書紙に全員が和歌を書き加えていく形式(本来の形)でお稽古した。

ほぼ終わって反省会をしていると、大先生から引き続き投げ込み花月をやりなさい!と言われる。久しぶりの花月でみんなが基本を忘れているとお見通しのようなご発言。投げ込み花月で、初花、仕舞い花で月が当たる、というのをやらせていただいた。面白かった。
灰型のお稽古をして、午後はもう一度今度は広間で香付花月の自主練をした。やはり8畳の方が断然やりやすい!


5月3回目のお稽古:洗い茶巾、茶通箱

先週土曜日の記録。書きかけのまま仕上げるのをすっかり忘れていたので、今頃アップします。

お茶会が終わって最初のお稽古は、花月発表会の添え釜である洗い茶巾と、四ヶ伝。茶通箱か和巾ということだった。

朝礼のあと、A’スペースでUさんの茶通箱を見学していたら、広間(Aルーム)にいらした大先生から、あなたここで先に洗い茶巾のお稽古してしまいなさい!と呼ばれてしまった。だれかの洗い茶巾を見せてもらってからお稽古させてもらおうと思っていたのに:;(∩´﹏`∩);:
適当予習のうろ覚え状態でお稽古に突入。大先生は、A’スペースで指導されていたn先生を叱りながら、同時に私のお点前もちゃんと見てくださって、齢90歳にしてすごいマルチタスクぶりを見せつけられた!
とはいえ、ひどい風邪でしばらくお休みしていたn先生(一番弟子)に対する大先生の思いが爆発するような叱責の数々が、まったく耳に入らないふりをしてお稽古に集中するのは、正直とても大変でございました。。。
それはさておき。
洗い茶巾の大切なところは、お水が入っている間は手を添えて持つことと、茶筅通しの前に柄杓を釜にいったん預けるところと、なんといっても茶巾の扱いだろう。
また、あるブログに、茶巾を二つ折りにしてさらに、もう少し折って茶碗にうまくおさまるようにしたら美しいと書いてあったのでそのようにしてみたら、めざとく大先生に見つかり、そんなことしないのっ!と叱られました。二つ折りにしたらそのまま、茶碗に横たえ、耳のところを外に出す、のだそうです。
茶通箱は途中までU先輩が見てくださった。ホントにお点前変わったねー、きれいになった!と褒めていただき、恥ずかしいやら嬉しいやら。これも、先輩方の美しいお点前をいつも見せていただいているおかげです(先輩方を一生懸命まねしているだけなのです)。

茶室にU先輩が入れてくれたお花。芍薬かなぁ。


2017春の懇親茶会

5月21日日曜日の記録。
春の懇親茶会が大先生ご自宅敷地内「延寿軒」で催された。

土曜日クラスは広間の薄茶席担当。私は半東とお点前をそれぞれ一回、お水屋は結局ほとんど担当せずお運びを数席担当した。全体的にお客様の数が減っているので、以前のような目の回るような忙しさはなく、余裕で他のお席回りも出来るほどだった。

大先生は、朝9時15分からお席を回りますからねっ!と仰っていたのに、実際にお出ましになったのは8時15分!
やっと炭を熾して釜がかかったくらいで、茶入れにはお抹茶も入っていない状態のところに大先生ご登場で、現場は大混乱!
濃茶一席目にお点前を担当する予定のURさん(男性弟子の方)はまだいらしていなくて、大急ぎで電話したり。ご近所だったのでなんとかかけつけてもらい、水屋では大急ぎで茶入れを整え、一緒にお席に入る代稽古の先生方もあわてて身支度を調え、8時半に濃茶席から席入りがスタートした。
これでもうだいぶみなさん消耗したと思われ(^_^;

薄茶席は濃茶席の次と言われ、しっかりスタンバイ。お点前はこちらも男性弟子のTさん、半東はK先輩、後見はU先輩のはずが、席入りされた大先生がUさんを客として一緒に入るよう呼び寄せてしまったので、自動的に半東のKさんが後見役も担うことになってしまった。私はお運びで、大先生にお菓子をお出ししてお姿を見上げると、なんと久しぶりにシックなお着物姿!
やっぱり大先生はお着物姿が一番だわー(感涙)(^^)

滞りなく薄茶席が終わったのが9時ちょっと過ぎ。まだ一般のお客様もお見えではなかったので、薄茶席2席目にちゃっかりお客として入らせていただいてしまった。

お軸は「楽事万々歳」、ご当代のお筆なので、やや(かなり?)小ぶりな字だが、大先生が鵬雲斎大宗匠から手渡しでいただいたお軸とのこと。(なので最近まで鵬雲斎の軸だとばかり思っていらしたんだそうだ。大宗匠らしからぬ小さな字ね、と大先生。お弟子のみなさんがこれはご当代のお筆ですよ、とお教えしたらしい(^^))

花入れは仁清の写しで「笛」、写真では小さくて見えないが、床にかざられている茶杓のうち一本が鵬雲斎大宗匠作の「一曲」 こんな道具組を大先生はとても楽しんでおられる。(もう一本は大先生作、大先生ご主人様命銘「茶の心」。こちらは毎回お茶会のときには必ず荘られるお茶杓だ)。

点前座は吉野棚で、水指はつい最近までご存命だった渡辺六郎さんの織部、お茶碗は六本木に窯を構える現役作家前田正博さんの作。なんともモダンな点前座だったのだ。

濃茶席のお軸は、鵬雲斎大宗匠の「無一帰大道」 やっぱり大宗匠の字は素敵だ。

もう一席、立礼の茶箱席があったのだが、写真は撮りそびれてしまった。

最近大先生は、今日庵の様々な役職からすべて身を引かれ、家にこもっていらっしゃる。自分の茶室で、楽しくやっていくのよ、とのこと。後進を育てて、自分自身は楽しくお茶を続けられればそれが一番と仰る。相変わらずここは道場、遊びに来るところでは無い!と言いつつ、笑顔を忘れず楽しくやりましょう、とも仰る。
「無一大道に帰す」の精神で様々なものを犠牲にして修行を積んでこられた先生が、卒寿を迎えるに至って「楽しき事万々歳」の境地になられた、今回のお茶会はそれをはっきりと表明されたお茶会だったのかもしれない。

お礼状には、こんな風に書いた。
「濃茶席で拝見した「無一帰大道」と薄茶席にかけていただいた「楽事萬々歳」ですが、この二つの言葉は対照的なようで、実は一つのこと、すなわち茶道が目指すもの「茶の心」を言い当てた言葉であるように私には感じられました。そしてこの二つが今の大先生のお心持ちなのではと拝察致しております。今に至るまでに、先生がどれほどの努力を重ねられたことか、思いを馳せながら二つの言葉をかみしめております。」
巻紙に筆で手紙を書くのももう15回目くらい。一番最初の頃の文字に比べてだいぶ筆になれてきた。年に3度か4度でも筆を持つことを続けるとこうなるのだなぁ。続けるってすごいことだと改めて思う。
ありがとうお茶。ありがとう大先生。

平成二十九年五月二十一日
薄茶席 ※は私のメモ

床  楽事萬々歳 坐忘斎御家元御染筆
花入 笛 仁清写し 祥平造 ※杉田祥平 清閑寺窯
香合 海松絵 桐蛤 淡々斎箱 裕軒造 ※岩木裕軒?秀斎?
釜  切掛風炉釜
風炉先 銀網代 淡々斎好
棚  吉野棚  圓能斎好
水指 織部   渡辺六郎造
薄器 宝尽くし金輪寺  石斎造 ※辻石斎?山中塗
茶杓 鵬雲斎大宗匠作 銘 一曲
   荘先生作 ご主人命銘 茶の心
茶碗 色絵  前田正博造 ※現代作家 六本木
 替 色絵  波車 
蓋置 銀製
建水 黄瀬戸
菓子器 山道足付 黒 仁徳斎好 赤 淡々斎好
莨盆 蛍籠炭斗を見立 圓能斎好
火入 菖蒲絵 九谷焼き


5月2回目のお稽古(真之行台子)と5月の日曜稽古

前回時間切れでA班メンバーのうち私だけできなかった真之行台子のお稽古。来週最初に見てもらいますからね、と大先生が仰った通り、昨日お稽古場につくと、A’スペースに真台子が据えてあり、水屋の準備も途中から先輩方にお任せして、朝一番で、代稽古のNgさんのご指導のもと真之行台子のお稽古をさせて頂いた。
天目茶碗と茶碗の仕覆、天目台を自分でも購入したので、紐結びや茶碗の扱いなどは予習をしてお稽古に臨んだが、やはり実際に真台子の前に座ってみると色々と難しい。やることが沢山ある。完全に手順を覚えたらさぞかし楽しいことだろう。まだあと何年もかかりそうだけれど。

お花はU先輩が持ってきて下さった鉄線。

そして、今日は日曜稽古。まず朝のお支度の時間に眉風炉の灰形。時間の無い中で行うので集中して20分ほどで仕上げる。一番小さい灰さじも使えるようになってきたのが自分としては進歩で、ちょっと嬉しいことだった。(灰形好き)
朝礼のあとは、8畳の広間では日曜午前クラスのお弟子さんたちが花月のお稽古。私は6畳のお部屋で代稽古のSさんのもと、まずは吉野棚でお濃茶。午前だけいらっしゃる兄弟子のSさんにお濃茶を差し上げる。次にSさんが台目席の濃茶点前(次回お茶会用のお稽古)をされたのでお客様役をさせてもらっておいしい主菓子とおいしいお濃茶を頂いた。それが終わると今度は私が吉野棚で薄茶点前(次回お茶会のお稽古)をしてSさんに薄茶を差し上げる。忙しいSさんは薄茶のお客様役を最後に帰られ、今度はU先輩がお客様に入られたので、茶碗荘りの薄茶点前で薄茶を差し上げた。いつも一緒にお稽古しているK子さんは花月チームの応援に入られていた。

午後は後炭手前から。今日は片口の水次を使った。片口の蓋をひっくり返してそこに釜の蓋を載せるのが特徴的。
花月チームの応援を終えて戻ってきたK子さんと午後からいらしたお弟子さんと私の3名で、かわりばんこに次回お茶会のお稽古(吉野棚の薄茶点前)をSさんに見て頂いた。
来週の日曜日はお茶会。


4月3回目のお稽古:薄茶平点前、盆略点前、吉野棚薄茶点前

先々週、お茶名をいただいた御礼のお手紙を出していたのだが、今日になって大先生がお手紙ありがとうと仰って、男性弟子Tさん(大先生がいつも一番最初に見られる方)の次に、私にお稽古を付けてくださった。運びの薄茶平点前。今日は今一つ調子が出なくて、柄杓で湯を汲むとき、湯や水を戻すとき、腕の高さが一定せず震えてしまって格好が悪かった。前々から点前座卓でのお点前で腕を伸ばす動作がきれいに決まらないのが悩みであったが、今日は特に酷かった!大先生は何も仰らなかったけれど、きっとお気づきになっていらっしゃるはず。いよいよ風炉を買って実際にお湯を汲んだり戻したりする柄杓の扱いを練習しなければ、と帰宅後ヤフオクなど見てしまったほどだ。(釜はすでに買ってあるので)

また、今日は見学の人がお二人いらして、代稽古のSさんからご指名を受けて、盆略点前で薄茶を差し上げることになってしまった。盆略点前なんて、もう何年もしていないので、できるかどうかとても不安だったが、やってみると意外とできるものだ。最後に棗を元に戻す順番を間違えたくらいでほぼ正しくお点前が出来たと思う。

その後、A’スペースで、n先生ご指導で吉野棚の薄茶点前(お茶会のお稽古)。

今日は我が家の庭で満開になった花蘇芳と、お稽古場に行く途中にある憩いの森で採取したシャガとホウチャクソウを持っていった。茶花としては使ってもらえなかったけれど、n先生が花蘇芳とホウチャクソウをいたくお気に召して、お持ち帰りになった。大先生のお稽古の後、吉祥寺にあるご自分のお稽古場でお弟子さんたちを教えるときに使って下さるそうだ。

今日の茶室のお花は、U先輩がお持ちになった花筏と椿。写真を撮ったことは内緒。


4月2回目のお稽古:吉野棚薄茶点前、真の紐結び

昨日の記録。
この日は5月のお茶会のお稽古。
土曜クラスは広間の薄茶席を担当する。最初は長板総荘りというお話だったのだが、途中で大先生のお気持ちが変わり、吉野棚をよしずにして使うことになった。吉野棚の特徴は、柄杓をかけるところがあること、かな。なので、最後に飾り残すときに柄杓を立てて荘る。水つぎのときは、水指全出し。

Yさんと二人、お茶名を取得したので、特別に大先生がお稽古をつけてくださった。直接渡せずごめんなさいね、とおっしゃったので、恐縮してしまった。私のお茶名はちゃんと覚えていてくださった(手紙に書いたからねw)が、Yさんのお茶名はご存じなくて、あなたはどんな名前?とお尋ねになっていた。

薄茶点前が終わった人から、天目茶碗の仕覆の紐結び。真の結びで、蝶結びは輪っかが二つだが、真の結びは輪っかが3つになる。大先生は魔法の様にすばやく美しく結んでしまうが私は全然うまく結べない。家で練習するようにとのことだった。