「 つぶやき日記 」一覧

お茶の世界のお礼状

日曜日のお茶会の帰り道、いつものようにS先輩の車に乗せて頂いてみんなで帰ったわけだが、その車中でお礼状の話になった。聞くとみなさん奉書巻紙に筆で(筆ペンっておっしゃってたけど)書いていらっしゃると言う。
恥ずかしいから先輩方には内緒にしてるのだが、実は私は高校時代は書道部で、大学に入ってもしばらく高校時代の書道の先生のご自宅に通ってお稽古を続けると同時に、アルバイトなどもさせてもらっていたので、筆には親しんできたはずなのだがしかし。
30年近く書道から遠ざかっており腕はすっかり衰えて(いや、昔っからそんなに上手じゃなかったけど)筆で書くなんてムリムリムリ!!と、今回も便せんにペンで書くつもりで、先日銀座に遊びに行った折に鳩居堂で和紙系の便せんと封筒を買っていたのだった。
が、先輩方のお話を聞き、せっかくA班のメンバーに加えて頂いたのに、このままでいいのか?という良からぬ思いがもくもくとわき起こってしまい(笑)、昨日、ぺんてるの筆ペン(色々試したけどぺんてるが一番筆に近くて書き心地が良いと思う)で、ワードで下書きした手紙をパソコン画面で見つつ、字の練習をしてみたら、もともと私は仮名文字が専門だったので、練習しているうちに、万葉仮名のあの感覚を少しだけ思い出し始めた。
そこでちょっといい気になって、今日、会社の近くのジュンク堂で「続・茶の湯の手紙文例集 毛筆・巻紙で手紙を書く」を購入し、さらに、同じく会社の近くの和紙屋さん「大直」で、巻紙を買ってきた。肌吉紙という奉書紙で、調べると甲斐国産、武田家が使っていた奉書紙だそう。
ここまで自分で自分の外堀を固めたら、もうあとは勢いに任せて書くしかない!!
ということで、早めに晩ご飯を済ませ夜9時からお手紙書き。
ガンバリマシタ。
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十字式健康法

お茶の先輩に教えてもらったあやしい(?)整体「十字式健康法」。先輩の、歩けなくなった旦那さんが、たった一回の施術で歩くどころか走れるようになったという、奇跡の整体だ。(ちょっと大袈裟)
そんなにすごいのなら、私の手の関節痛も治るかなと思って調べてみたら、ちょうど吉祥寺に「会場」があったので、行く機会を狙っていたところ、今日やっとタイミングが合っていくことができた。
上半身全部脱いで、上着を後ろ前に着て背中を開けた状態で施術室へ。入ると先生が座っている後ろ姿が見え、先生の前に椅子が二つ縦に並んでいる。先生の真ん前の椅子に先生に背を向けて座ると目の前にもう一つ椅子があるからそこに貴重品など手荷物を置き、施術開始。前を向いたまま簡単に今の「お悩み」をお話しすると、すでに先生は背中を触り始めている。
私の場合は、まず腰骨(骨盤?)が歪んでいて、正しくまっすぐ座ると今の状態では左のおしりが上がってしまう状況。このゆがみを背骨がS字型にくねる状態で支え、さらに首の下でもう一回S字にねじれて首までを支えているのだとか。なので、肩胛骨から鎖骨にかけて力がはいってしまい筋肉が縮んで固くなって肩こりを招き、手の先に栄養が行きにくい状態で、従って指の関節がおかしくなる、と。
嘘か真か分からないけれど、一応筋は通っている。
先生は背骨や肩や腕をいろいろ触って、奇妙な声を出しながら、なにやら気を流し込んでいるのかなんなのかよくわからないけど、とにかく施術してくださった。
あまりにねじれていて筋肉が固くなっているので、一度では治らない。1週間か10日にいっぺんでもしばらく通ってみたらどうでしょう、と言われて今日の治療は終わりとなった。
結果は私にはよくわからないけど、右肩がゆがんでいる(着物を着ると必ず右肩の内側にしわができるのでわかる)のが、すこし正常な位置に近づいたようなちょっとした違和感(いつもは内側に入っているクセがついているから)があるくらいで、あとはほとんど施術前と後の違いが分からなかった。
整体と言っても、ねじったり強く圧したり、なんてことはほとんどなく、さすってちょっと圧して、あとはムンムンとかプスプスとか妙なかけ声(?)を掛けているだけ。こんなので治るのかどうか本当に分からないけれど、なんだかちょっと面白いので、しばらく通ってみて、着物の右肩のしわがなくなるかどうか、試してみようと思う。
体がまっすぐになれば、腰が右側だけときどき痛いのやら肩が左側が凝りやすいのやらもきっと治るだろうとちょっとだけ期待もしている。



つらつらと

明日のお稽古に備えて、許状申請料と先生への御挨拶の準備をしている。別々に包んで、先生への御挨拶には御香料と書いて5000円。申請料の方は普通の封筒でいいのよ、とn先生は仰ったけれど、何となく気が引けるので、略式ののし袋に御許状申請料と筆で書いてみたよ。
御香料は仏事に使うものなので、紅白水引に書くとなんだか違和感があるなぁ。。。先輩に聞いても、利休御祖堂にお供えすると理解しているけれど、本当のところはよくわからない、と仰っていた。
そうこうしていると、許状申請料に関して具体的な数字を載せているブログを見つけてしまった。
http://sos0.seesaa.net/article/363704642.html
しかしこの表の金額が正しいとしたら、大先生のところ、ほとんど2倍の金額じゃない??
思うに、きっと昔からその金額に定めていらして、今更下げることができないんだろうなぁ。私はもう大先生のところでお世話になっているのだから、言われた通りの金額をお納めするけれど、でも。
こういうところ改めないと、茶道人口増えないと思うぞ。
・・・とひとりごと。


ホトトギスが咲いた

趣味で茶花を育てているYさん(幼なじみのお母さん)からいただいたホトトギス。
お庭に植えておいたら、今朝、花が咲いているのに気がついた。
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今日のお稽古に持っていったけれど、今日は使われること無くお持ち帰り。
キッチンの出窓にかざることにした。
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茶花計画、着々進んでいて嬉しい。ちなみに、今庭にあるのは、ヤブラン(こちらもお花が咲きました)、シャガ(雑木林から拝借)、ツリガネスイセン(こちらも雑木林から拝借したもの。名前はただしいかどうかわからない。)、半夏生(もうお花は終わりました)、ホトトギス(まだ蕾がついてます)、シュンラン(今年お花咲きました。また来年。)、シラネアオイ(こちらも今年花が咲きました。また来年)、ホタルブクロ(大人の遠足のときに買ってきてしばらく咲いてました。今枯れてるけど多分根っこは生きてると思う)、シラサギソウ(先輩におしつけられた(?)シラサギソウ。来年花を咲かせないといけなくてプレッシャー)。
草系はかなり増えてきたけれど、木も欲しいのだ。野望としては、白玉椿か侘び助、夏椿(姫沙羅)、宗旦木槿が欲しい。こちらはどうやっていい木を手に入れればいいかわからなくて、ただただ欲しいなぁと思っているだけなんだけれど。



特別勉強会

U先輩の手引きで参加するようになった勉強会。お茶室を見せて頂いたり、お庭を見せて頂いたり、様々なお軸(掛け軸)を見せて頂いたり、床に飾られたお花を見せていただいたりして、茶道につながる総合的な諸々を体験・勉強させていただいている。
昨夜拝見した中で、澤庵和尚の書が忘れられない。10本ちかいお軸を見せてくださった最後に、今日はこれを見て行ってくれればいいと思います、とおっしゃって見せてくださったものだった。
みなさんは表装のすばらしさとか論評なさっていたけど、わたしはひとり、書かれた文字から発せられるオーラに圧倒されていた。
昔、空海の書を見たとき、棟方志功の書を見たときも同じで、ある種のショックを受けるのだ。(棟方志功の書を見たとき、ショックのあまり私は習っていた書道をやめてしまったのだった。)アンリ・ミショーの墨を使った作品群??あれは文字じゃ無いけれど(文字のような何か)??もそういう力があったと思う。
書は本当に不思議です。墨、とか、筆、が不思議なんだろうか。
何というのだろう、書く人(描く人)の力がストレートに出るもののようなのだ。そういう意味では水墨画も同じような感じ。あちらは絵なので、描かれた具象的な事物の方に向けて少し気が散るけれど、書は文字なので、余計なものがない分、本当にストレートに力が伝わってきてしまう。
いやー、ホントにすごかった。
良いものを見せて頂きました。ありがとうございました>U先輩ご夫妻。