特別勉強会

U先輩の手引きで参加するようになった勉強会。お茶室を見せて頂いたり、お庭を見せて頂いたり、様々なお軸(掛け軸)を見せて頂いたり、床に飾られたお花を見せていただいたりして、茶道につながる総合的な諸々を体験・勉強させていただいている。
昨夜拝見した中で、澤庵和尚の書が忘れられない。10本ちかいお軸を見せてくださった最後に、今日はこれを見て行ってくれればいいと思います、とおっしゃって見せてくださったものだった。
みなさんは表装のすばらしさとか論評なさっていたけど、わたしはひとり、書かれた文字から発せられるオーラに圧倒されていた。
昔、空海の書を見たとき、棟方志功の書を見たときも同じで、ある種のショックを受けるのだ。(棟方志功の書を見たとき、ショックのあまり私は習っていた書道をやめてしまったのだった。)アンリ・ミショーの墨を使った作品群??あれは文字じゃ無いけれど(文字のような何か)??もそういう力があったと思う。
書は本当に不思議です。墨、とか、筆、が不思議なんだろうか。
何というのだろう、書く人(描く人)の力がストレートに出るもののようなのだ。そういう意味では水墨画も同じような感じ。あちらは絵なので、描かれた具象的な事物の方に向けて少し気が散るけれど、書は文字なので、余計なものがない分、本当にストレートに力が伝わってきてしまう。
いやー、ホントにすごかった。
良いものを見せて頂きました。ありがとうございました>U先輩ご夫妻。