7月1日 炭付花月、濃茶付花月、色紙点前

7月のお稽古場は、広間のお軸が、瀧。小間は、カワセミの画賛、雲悠々、水滔々の文字。六畳は和歌の色紙だった。

夏はお花が豊富だ。みなさんが持ち寄るお花、色とりどり。コエビソウ?ムクゲ、シモツケソウ、etc

お稽古は広間にて炭付き花月から。私はお炭を担当したが、散々だった。棚のある炭手前をしばらくしていなかったのと、指導者がU先輩だったので、厳しい。鐶は音を立ててしまうし、灰器の持ち方は間違うし。棚は二本足で菱形の、名前忘れましたが、初めて見る棚。

花月では初花でした。帛紗捌きも注意された。右手の手首が曲がってると。リハビリ中だからゆっくり治しましょう、と言われる。情けない。

次は濃茶付き花月。私は東をおおせつかる。東も、荘先生がいらした頃は何度もさせていただいてかなり覚えたつもりだったが、やはり3年近く離れていると忘れるものだ。それも情けないけど。残っているのは感覚だけで、順番忘れてたりする。

炭付き花月が終わる頃、小間でお稽古していた二人のうち一人が帰ったため、急遽、私が小間へ助っ人へ。弟弟子のYさんのお茶碗荘薄茶の、お客さま役。Yさんは入門した頃とはすっかり変わってとても立派なお点前をする。見ていて気持ちがいい。茶杓の銘を尋ねると、ちょっと考えて、彦星、と答えたのを聞いて、代稽古のSさんが、ここに来ると季節を感じる、とおっしゃったりして、お稽古なのにとてもゆったりと楽しいひとときを過ごす。

六畳では立礼式で色紙点前が始まっていた。Yさんと遅れて見学に入る。点前はKC先輩。U先輩が教本片手に一つ一つ教えつつ稽古が進む。私もあらかじめ本で勉強はしていたけど、御所籠は、思ったより小さく、茶巾箱なども初見。食い入るなようにみんなが見ていた。2回目はS先輩。いずれも拝見なしだったので、来週は拝見付きをお勉強しましょう、ということでお開きとなった。

大先生所蔵の御所籠、素敵だった。一式買うと、ヤフオクでも5万円以上、新品となると稽古用でも20万近くする。さまざまなお道具をお持ちの大先生に感謝しかない。(老人ホームに入られてしまって弟子たちは全く連絡が取れない大先生。なので、きちんと許可をとったわけではないはず。なのに、今となっては、皆使いたい放題で、本当に申し訳ないくらいです。)