4月15日:花月三昧

炉の最後のお稽古なので、上級者は広間で、花月で炉の稽古納め。炭付花月、濃茶付花月、そして平花月と3つの花月を同じメンバーで執り行った。私はリハビリ中を理由に、亭主からもメインのお点前からもはずしてもらって、少し楽をさせてもらいました。

今日の指導者は、大先生の師匠K先生のお弟子さんだった方で(大先生の姉妹弟子というのかな)御年80歳の大先輩Wさん。ご自宅のお庭で茶花を沢山育てていらして、今日は、ウラシマソウという大変めずらしいお花をお持ちくださった。U先輩が仰るには、ウラシマソウは真の花なので真の花入れを使う、とのこと。そしてU先輩、唐物は見つからなかったとおっしゃりながら、別の立派な花入れ(鯛の形の耳がついた焼き物の薄端)を出して来て、床に花を入れる。なんとも威厳がありすぎで、お稽古場とは思えないほどだったので、失礼ながら写真を撮らせてもらいました。

花弁が変化したものか、細い糸のようなものを釣り糸に見立ててウラシマソウと名付けられたとか

花月のメンバーは、姉弟子のKC先輩と妹弟子のKさん、弟弟子のTさん・Yさん、そして私の5人(2年7か月休んでいるうちに妹弟子のKさんも弟弟子のTさんも、私より上のお許状をとられたので、妹とか弟とか書くのもおこがましいのだが、一応、入門順がわかる記号として)。炭付花月の亭主はYさん(いやー、Yさんは本当に成長が早い!2年7か月の間に、花月の亭主を難なくこなすようになっているなんてすごいなぁとほれぼれしちゃいました)、お炭手前はKさん。私は仕舞い花。濃茶付花月の亭主はKさん、濃茶点前はTさん。私はまたしても仕舞い花。濃茶付花月は茶入などの拝見があるので仕舞い花のお仕事は多い。最後は平花月。亭主はTさん。私は初花。どのお点前のときもWさんから柄杓の扱い、とくに湯を汲むときの柄杓の合の傾け方についてご指導を受ける。Wさんの仰る通りにしているつもりなんだけど、まだまだダメみたい。でも次の炉は半年後なんだよなーorz

椅子を使わず、すべての稽古で正座を続けられ、足の方もだいぶ慣れてきたようだ。花月の足運びについては、もう一度復習しよう。風炉でも花月はやるだろうし。そして来月は初風炉。毎年のことだけれど、炭、薄茶、濃茶の基本からスタートするそうだ。風炉になると灰形がある。連休中に家で練習しようかなぁ。