お彼岸前後

秋分の日、朝からほぼ一人でお片付けして、午後、北海道から義母を迎えた。

義父が亡くなり、義姉も亡くなった後、静岡で一人暮らしをしていた義母だったが、東京の我が家の近くで高齢者住宅か老人ホームに入るというつもりで家を売りに出して数年。先日やっと家が売れて、いざ東京の老人ホームに予約を入れたまでは良かったが、なんだかんだ言ってひと月25万円はかかることに急に不安を覚えた義母さま。
結局東京はあきらめて、家人の職場近くの高齢者住宅(食事などのサービス付き)に入居することになった。

なにしろ、入居金はゼロだし、家賃と食費等実費で20万円行かないのだ。これなら年金の範囲内で生活できるし、家を売ったお金は手つかずで残しておける。私としては、家を売ったお金を頭金にして我が家の近所の老人ホームに入ってくれれば、気軽に家にも来てもらえるし、こちらからも訪問できていいだろうと考えていたが、そんなわけで、家人と同じ飛行機でないと行けない距離になってしまったのだった。

義父と義姉のお墓は静岡に残っているので、お彼岸お中日の昨日、家人が付き添って義母が上京。夕食を一緒に食べ、私が作ったおはぎも食べて、うちに一泊。今朝早く家を出て静岡に向かった。もちろん家人が付き添い。おはぎも持参。

今日お墓参りを済ませて、また東京に戻り羽田から飛行機で家に帰るのだ。現地の空港にはたぶん高齢者住宅のスタッフが迎えに来てくれているはず。

今はまだ頭もしっかりしているし、足が少し悪くて歩くのがとてもゆっくりだけれど、車いすというわけでもない。
しかし、今後なにかあったときどうするのか。家人の定年後どうするのか。
諸々の問題を先送りにしている。