「 2023年04月 」一覧

4月15日:花月三昧

炉の最後のお稽古なので、上級者は広間で、花月で炉の稽古納め。炭付花月、濃茶付花月、そして平花月と3つの花月を同じメンバーで執り行った。私はリハビリ中を理由に、亭主からもメインのお点前からもはずしてもらって、少し楽をさせてもらいました。

今日の指導者は、大先生の師匠K先生のお弟子さんだった方で(大先生の姉妹弟子というのかな)御年80歳の大先輩Wさん。ご自宅のお庭で茶花を沢山育てていらして、今日は、ウラシマソウという大変めずらしいお花をお持ちくださった。U先輩が仰るには、ウラシマソウは真の花なので真の花入れを使う、とのこと。そしてU先輩、唐物は見つからなかったとおっしゃりながら、別の立派な花入れ(鯛の形の耳がついた焼き物の薄端)を出して来て、床に花を入れる。なんとも威厳がありすぎで、お稽古場とは思えないほどだったので、失礼ながら写真を撮らせてもらいました。

花弁が変化したものか、細い糸のようなものを釣り糸に見立ててウラシマソウと名付けられたとか

花月のメンバーは、姉弟子のKC先輩と妹弟子のKさん、弟弟子のTさん・Yさん、そして私の5人(2年7か月休んでいるうちに妹弟子のKさんも弟弟子のTさんも、私より上のお許状をとられたので、妹とか弟とか書くのもおこがましいのだが、一応、入門順がわかる記号として)。炭付花月の亭主はYさん(いやー、Yさんは本当に成長が早い!2年7か月の間に、花月の亭主を難なくこなすようになっているなんてすごいなぁとほれぼれしちゃいました)、お炭手前はKさん。私は仕舞い花。濃茶付花月の亭主はKさん、濃茶点前はTさん。私はまたしても仕舞い花。濃茶付花月は茶入などの拝見があるので仕舞い花のお仕事は多い。最後は平花月。亭主はTさん。私は初花。どのお点前のときもWさんから柄杓の扱い、とくに湯を汲むときの柄杓の合の傾け方についてご指導を受ける。Wさんの仰る通りにしているつもりなんだけど、まだまだダメみたい。でも次の炉は半年後なんだよなーorz

椅子を使わず、すべての稽古で正座を続けられ、足の方もだいぶ慣れてきたようだ。花月の足運びについては、もう一度復習しよう。風炉でも花月はやるだろうし。そして来月は初風炉。毎年のことだけれど、炭、薄茶、濃茶の基本からスタートするそうだ。風炉になると灰形がある。連休中に家で練習しようかなぁ。


4月8日:薄茶平点前、廻り花、唐物

前回透き木を使った炭手前をしたので、今日はほかのお弟子さんがする透き木炭手前をよーく見学して復習しようと思ったのに。私が休んでいる間に入門された男性Kさんの運びの薄茶点前を見て上げて!とU先輩からご下命が。。。まずあなたがお手本を見せて上げて、それからKさんのお点前を見てあげればいい、と。無理無理無理!!と思ったけど、断ることもできず、仕方が無いので六畳のお部屋でKさんを客として薄茶平点前でお茶一服差し上げた。それからKさんのお稽古スタート。うーむ。あまりにも一つ一つの動作がばらばらで、とにかく形だけ(形にもなってないんだが)真似して体を動かしているみたいな感じなので、割稽古からやり直させたくなる気持ちを抑えて(苦笑)順番を間違えそうになると少し注意して上げたり、どうしても気になるところは直したり、実際やってみせたりしながら一服お茶をいただく。初心者ってみんなこんなものだったんだろうか。今となってはもうわからないのだが。お稽古のひと手前が終わったあと、柄杓を構えるところだけ、割稽古してもらった。構える意味とか、構えるときの気持ちとか、形とか。私なりに説明して実際にやってみせながらやってもらったんだけど伝わったかな。人に教えるって難しいけど、ああ、私はこんな風に考えながらお点前してたんだ、と再発見するような気持ちになって、ちょっとだけ楽しかったかも。

広間では五事式のお稽古で廻り炭などしていて、KC先輩が六畳間のKさんの指導に入るかわりに私が広間に借り出され、久しぶりに廻り花のお稽古をさせてもらいました。たくさんお花があってどの花を入れても様になるので助かった。私は紫蘭を入れました。

廻り花が終わったら今度は小間に移動して、やっと代稽古のSさんの指導で落ち着いて唐物のお稽古。

来週は花月だそうだ。


4月1日:透木初炭、吉野棚濃茶・薄茶

2020年8月からお休みしていたお茶のお稽古を再開。

リハビリ初日。初炭手前は予想していたけれど、4月ということで透き木。以下参考書の写し。「釜に釻をかけて、釜敷きを出し、釜をあげたのち、右手で右の炉壇の透き木を取り、打ちかえして左の掌にのせ、ついで左の透き木を取って、そのまま左掌の右の方の透き木に重ね、それを右手で重ねたまま持って、左手に持たせて釻の下座に置きます。」五徳がないので、五徳の部分だけいつもの手順からはぶかれるけど、灰をまく順番等は全く同じ。炭をついで後掃きをして、香を焚いて香合を拝見に出したら、「体を左ななめに廻り、左手で透き木を取り、炉正面に向き直り、右手で二つ一緒に打ちかえして、右手でうえのほうを炉壇の右に置き、下の透き木を打ちかえして左に置きます。」後略

お棚は吉野棚が据えられており、まずは濃茶点前。仕覆は外したらそのままうち返さずに左手でかける。仕覆の底が見えるように?また確認しなくちゃ。

コロナの影響で、濃茶はまだ一人分だけ練る。少ない量で練るのは難しいかなと思ったけど、お客役の生徒さんが逆流性食道炎で濃茶飲めないというので、薄茶仕立てに。

薄茶の点前をしているとき、U先輩が途中から客に加わり、白湯の所望を弟弟子に進めるものだから、はじめて白湯を出すことに。まずは茶碗に湯を入れ建水にあけたら、一度茶巾で拭き、さらにもう一回お湯を入れてそのまま捨ててから、改めて客に出す用の湯を汲むのだそうだ。茶巾のにおいが消えるように、とのこと。初めて知ったわ。

帰宅後、すでに太ももやら臀部の筋肉痛。若い(違)