「 こそだて日記 」一覧

中学生女子は泣く

昨日、初めて中学生バスケの公式試合を見に行った。
木曜日の夜から高熱を出して出席が危ぶまれた末娘は、末娘ちゃんのゼッケンを代わりに持って帰ってきたよ!と言ってくれた(LINEで)お友達に感激して、気力で熱を下げ、へろへろしながらも参加したのだった。
会場は隣町のN中学。区内近隣の6校が集まって、総当たりのようなリーグ戦のような組み合わせで、全部で10試合が行われた。
1年生大会なので試合に出られるのは1年生だけだ。もし人数が足りなくて2年生をチームに入れたらその時点でオープン参加となり、勝っても1位にはなれない。6チーム中2チームがオープン参加のようだった。試合時間は前半8分後半8分ハーフタイム2分だけれど、なにかあるとタイマーが止まるしタイムアウト(1分間くらい?)も2回あるので、一試合に3?40分ほどかかる。一試合終わると次の出番の子達のアップの時間が5分ほど。9時スタートで休みなく次々と試合が続けて、それでも午後4時ごろまでかかる計算だ。
末娘の通うST中チーム最初の対戦相手はSN中だ。結果はぼろ負け。終わってチームメンバーは泣きそうな顔。
次の試合はSK中が対戦相手で、こちらは辛くも一勝をあげることができた。しかし、勝ったにもかかわらず、キャプテンの子が「自分は何も出来なかった!」と言って泣き出した。あらあら。
3戦目、NT中との対戦は、SK中に勝った勢いもあって調子が良かったのに、惜しいところで勝ちを逃して、やっぱりキャプテンの子と数名の子が大泣き。まあまあ、まあまあ。
末娘はずっとベンチで応援団だけれど、もらい泣きしそうな顔をしている。
4番目の試合では2戦で勝った相手と再対戦。一回勝った相手だから勝てるかも知れないのに、3戦目の負け試合で集中力が途切れたのか全然勢いがない。
しかも、朝から何も食べずにずっと試合なので(朝は7時半学校集合だったので、この時点でもう7時間以上何も食べてないのよ!ひどすぎ。顧問は一体なに考えてるんだ??)、ほとんどの子がかなり疲れていて、中心メンバーのHちゃんは低血糖を起こしてふらふら状態。残り4分のところで、ついにHちゃんを退場させて末娘が登場した。
お兄ちゃん仕込みの構えと動きで一人だけ玄人っぽい末娘の姿に親席からも声援が飛ぶ。
実は彼女はHちゃんと並ぶ中心メンバーなのだが、日曜日に寝坊して練習を無断欠席したり、昨日は熱を出して学校を休んだりで、しょっちゅう練習を休んでいるせいでなかなかスタメンにしてもらえない。
非常に親バカだがしかし、この目で見た限りでは、はっきり言って末娘が一番うまい。Hちゃんよりうまい。他校チームの一番上手な子と同じくらいうまい。(ホントに親バカ>笑)
本調子なら絶対決められたシュート(ああ、親バカ)が決められなかったが(全然うまくないじゃん、という突っ込みはさておき)、こぼれた玉をチームメイトが拾ってくれてシュートを決めてくれた。
しかしそこまで。時間切れとなり負け試合=最下位が決まった・・・。
負けたしお腹も空いているし、控えの場所に集まった子供たちはみなぐったりしている。そしてキャプテンをはじめ泣いてる子が4人。
その中で、あらあら、末娘が泣いているじゃないの。
最初はベソかきくらいだったのに、先輩が頭からトレーナーをかけて慰め始めると、号泣に近い泣き方に変わる。あらあら、まあまあ。
後で聞いたら、せっかく試合に出させてもらえたのに、チームの流れを、雰囲気を、自分は変えることができなかった!と泣いていたんだと。
見ると、他校の生徒たちの中にも、泣いている子がけっこういる。勝ったチームでも負けたチームでも、必ず泣いている子がいる。
なるほど。
中学生女子は、何かと泣くものなのだな。


大手の塾をやめるとき

末娘が通っている塾を退会しようと思って手続き調べたら、載ってない!検索結果: 退会 ? SAPIX中学部 公式サイト
仕方が無いので電話で問い合わせしたら、受付ではお答えできない案件となりますので、まずは担任に相談してください、と言われてしまった。
担任って、だれ?
受付の女性が言うには、末娘の担任はキムラという先生だそうだ。1年近く通わせていて初めて知ったわ。
キムラ先生は今日は別校舎で授業をしているので土曜日の2時半以降に電話して「退会したいのですけど」と相談して下さいと言われるが、そもそもそれって相談するようなことじゃないと思うんだけど。退会したい、じゃなくて、退会させます、なので、相談なんかする余地ないと思うんだけど。
結局、私から電話するのじゃ無くて、あちらから電話をくれることになりました。
塾から末娘が帰ってきたので顛末を話したら「担任ってキムラ先生なの?社会の先生だよねぇ?アタシ社会受けてないんだけど」だって。
確かに末娘は英数国3科コース生だった。
じゃ、担任って、だれ??
本当にこんなんで退会できるのかしらん。


最近の中娘さん

9月の文化祭が終わってから糸が切れたように学校に行けなくなった中娘さん。週に3回行けていたのが2回になり1回になり。朝起きられていたのがだんだんと起きられなくなり、このところはずっと水曜日だけ5時間目くらいから登校するも、あとはずっと夕方5時まで起きられない生活・・・。
一番お世話になっている山岳部顧問のO先生が心配して家庭訪問してくださったり、毎日メールをくださるようになったりして、本人的には行けるときには行こうと思うようだけれど、朝になると正気を失い、起きられない。
そんな中娘さんだけど、試験は受けなくちゃいけないと思っているようだ。
月曜日、もちろんぶっちぎりで学校を休んで夕方5時に起きた中娘さん、翌日火曜日の試験一日目の朝まで眠らず勉強し、そのまま登校。遅刻はしたものの、2科目無事受けることが出来ました。そして帰宅後お昼と食べたらすぐに寝て夕食時に起きてきて(それも奇跡的。ふつうなら起きないのに。やっぱり行かなくちゃと思う気持ちがあるのね。)そのまま眠らず勉強して徹夜明けの勢いで定時に学校に行くという作戦2日目。
試験期間は4日間。最後までこれで行けるのか。心配ではある。
しかし、私は決めたのだ。もう朝は起こさないと。できるところまで本人がやればいい。高校中退になったとしてももういい、と。そのときはそのとき、と。
※月曜日に担任の先生に出したメール。
おはようございます。いつも大変お世話になっております。
中娘はこのところ、朝起きることが出来ず、午後5時ごろ(ひどいときには夜の7時に)起き出してくる、従って夜は眠れず午前2時3時まで起きている(漫画を読んだり、英語や数学の勉強をしたりしているようですが)というひどい生活になっています。
夜、正気を取り戻しているとき(?)は、明日は行こうと思うようではあるのですが、朝になると、そんなことはどこかに行ってしまうような状態になっているのです。
夕方5時に起きようが夜の7時に起きようが、毎晩、早く寝るように言い、そして朝になれば一生懸命起こし、今日は行けるのか、行けるとしたら何時間目から行けそうなのか確認してお届けを出し、結果として大嘘をつき続けることになってしまっております。
そこで、これは賭けでもあるのですが、夫とも相談し、今日から朝起こすのをやめることにしました。高校は義務教育ではないので、自分が行かなければいけないと思えば、自分で起きて行くよう、本人にも伝えました。
毎朝のお届けも、登校するのかしないのか、確かめることもやめましたので、出すことができなくなりました。
大変ご迷惑をお掛け致しますが、また、大変勝手なお願いで恐縮なのですが、本人が学校に現れたら出席、現れなかったら欠席でのご処理をお願いいたします。
O先生をはじめたくさんの先生方にお心をかけていただき、中娘も随分と励まされております。夜、正気を取り戻しているときは、本人も本当に感謝をしておりますし、明日は学校に行こうと思うのです。
そのことを考えると私も本当に心苦しいですし悩ましいのですが、しばらくこれで様子を見させて下さい。
どうかご理解賜りますようよろしくお願い申し上げます。


理解できない学年だより@中学校

今日、末娘が持ち帰った学年便りの巻頭文、何度読んでも理解できないので、記録しておきます。
だれか、私に解説して。これ、何が言いたいの?
ちなみに、タイトルは
「時薫るまち江戸川越へ! 行ってきました♪」
です。
では本文をどうぞ。
 10月3日は校外学習でした。合唱コンクールの取り組みも始まっているので、もう随分、前のことのように感じます。
 ほとんどの班が、班行動の大きな崩れもなく計画通りに行動でき、またけがもなく終えることが出来ました。
 しかし、ケータイやスマホ、お菓子を食べるなどの違反はたくさんありました。自分や友だち、班でやったことをごまかさずに言えた人が大半でした。
・一人が買ったジュースを回し飲みした。
・「一緒に飲んで共犯しよう」と言われ、欲望に負けた。
・帰りの電車で買ったお菓子をみんなで食べた。お菓子を配っている人がいた。
・お金をたくさんもっていき、「しおりにはうそを書けばいいじゃん」と笑ながら言っている人がいた。
・水筒にジュースを入れている人が、結構いた。
・スマホを持ってきている人が、結構いた。
出てくる、出てくる・・・しかし、申告や情報は喜ばしいことです。自分たちの実態を洗い出し、自分たちで掴まないと先に進むことができないからです。同じことの繰り返しになるからです。今回の校外学習は、この実態が明らかになったことが到達点(成果)ではないでしょうか。そして一方、このルール違反はどこに原因があったのか、どこに弱さがあったのかを考えることが大切です。
 すべてについて言えることですが、自分たちのこととして考え、意見を交わし、納得と合意をしていく過程が必要なのかもしれません。
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そういえば、末娘の部活で、校外学習の時にルール違反したことをきちんと自己申告しない者がこの中に居る、連帯責任だ、ということで、体育館での練習が禁止になった期間があったのだそうだ。
もしかしたら、これがこの学年便りの前日譚だったのかも。


不登校再燃

自分を変えるために、コースを変えて特選クラスに入り、夏休みのカナダの短期留学にも頑張って参加し、その後の勉強合宿にも参加し、文化祭にも参加したのに、それ以降、中娘は学校にまた行かなくなりました。
教室に入りたくない。人がたくさんいる電車の音がいやだから、人がいない時間帯じゃないといや。とか。
人の中でしか生きていけないのに、そして、実は人のことが大好きで保育学や教育学、心理学や看護学といった人間を対象とした学問に興味を持っているのに、人が怖い、人の中に入りたくない、と言います。
通っている高校は本当に親身になって中娘のことをケアしてくれますが、出席日数だけは厳しく、このままでいくと留年もしくは転学しかないそうで、昨夜担任から、図書館登校でもカウンセリングルーム登校でもいいから学校に来て欲しいと電話がありました。
中娘はそれを聞いて今日学校に行く気にはなったようですが、上に書いた通り、人が居ない時間帯でないと電車乗りたくないといって、まだ寝ています。
今度こそだめかもしれない気がして、私は今プチ絶望状態です。


教育相談

末娘中学校は今週、教育相談週間だ。
担任と生徒が一対一でお話をする。
今日その教育相談を終えて帰ってきた末娘の話をそのまま記録してみよう。
・・・・
先生「ここで出た個人名は一切外に出ることはありませんから安心して話してください」
末娘「・・・」
先生「なにか困ったことや悩みなどはありませんか?」
末娘「ありません」
先生「クラスの女の子はグループに分かれているようですが、あなたはどのグループに属しているのですか?」
末娘「わたしはどのグループにも属さないようにしているので、どこにも属していません。」
先生「女子の間でトラブルがあるかどうか何か知っていますか?」
末娘「わたしはそういうのには首を突っ込まないようにしているので知りません」
先生「書写の時間とか、理科の時間とか、図形(数学)の時間などに、ふざけている人がいると聞きますが、あなたから見てどうですか?」
末娘「図形は先生がなめられているからうるさくて、理科はちょっと先生がなめられてて席の配置もおしゃべりしやすい配置なのでうるさくなりやすく、書写は雰囲気は悪くないけれどふざける人がいます。」
先生「部活で女子はトラブルを起こしやすいですけど、部活では人間関係に悩むことなどはありますか?」
末娘「ないです」
・・・・・

こ れ の ど こ が 「教育相談」 な ん で す か ー ー ? ?


PTA仕事

末娘の中学校入学式の後でじゃんけんに負け抜いてPTAの役員選出委員になってしまったことは書いたっけ。
とにかく。昨今は誰もPTA役員をやりたがらないので、末娘中学では、わざわざを役員を選出する委員会というのを作って役員を選んでいる。私はその役選委員会の副委員長になった。たまたま委員長さんが、いつもお世話になってるおそば屋さんのお嫁さんで、あらま、世間は狭い、って感じだったんだけど、それはさておき。
6月に第一回委員会を開いて、昨年の資料などを参考に今年の活動計画を立てたのだが、その日、PTA会長さんが、折り入ってお話ししたいことがあると、直々にいらして話されたことには、校長から個人情報保護法のからみがあるのでPTAは保護者に入会同意書を取って欲しいと依頼があったとのこと。
もし同意書を取るとなると、役選のスケジュールが変わるかも知れないし、退会者が増えたらどうなるかもまだ見えない、とかそんな話があったので、いったん、決まりかかっていたスケジュールを白紙に戻して、同意書を取ったあとで、入会同意した人を対象に活動を仕切り直す、と決まったものの、その後の運営委員会(PTAの実質的決議機関ね)で大もめにもめて、もう一度各委員会に持ち帰って、会員に入退会の意思を問う是非について話し合いをすることになってしまった。
PTAはもともと任意団体だし、入退会は保護者の意志に任されているはず。なのに、なぜか入学したとたんにあなたはPTA会員ですよ、さあ委員を決めましょう、と言われ、各種委員が決まらないと記念撮影ができず、延々と体育館に閉じ込められる。
そんなことをすること自体が、基本的人権の侵害なのに(ほかにも個人情報保護法にも触れる行為が横行してるし、結社の自由も侵されているぞ。要するに憲法違反なのだ)、PTAが無くなったら困るでしょ!とか、退会なんて書いたらみんな退会しちゃうからダメだ!とか、そんなことを言う人が必ずいるのだ。
今日はお茶のお稽古を早退して、3時から中学校で第二回役選委員会。
私がやるからには、PTAを入退会自由な本来の形に戻すつもりで活動しちゃうぞ!なんちゃって。
来週は運営委員会だ。ほかの委員会の人たちはどういう結論をもってくるだろうか。
6月以降、PTA関連の情報を意識的に読むようにしている。
国会図書館が遠隔複写サービスを始めたと聞いたので国家の装置としてのPTAを早速頼んでみた。早く届かないかな。
書籍では、「PTA再活用論」「PTAをけっこうラクにたのしくする本」の2冊は読んだ。ほかに朝日新聞の掲載をまとめたWEV新書 「PTA不要論」も。個人のブログや、PTA改革をしている小学校や中学校の記録、お役所系のなんとか会議の資料などなど、ネット上の情報もかなり漁っている。
4人目でもう義務教育も最後の3年間だから、上娘のときから感じていたPTAに対する違和感を、なんとか払拭したいものだ。