PTA仕事

末娘の中学校入学式の後でじゃんけんに負け抜いてPTAの役員選出委員になってしまったことは書いたっけ。
とにかく。昨今は誰もPTA役員をやりたがらないので、末娘中学では、わざわざを役員を選出する委員会というのを作って役員を選んでいる。私はその役選委員会の副委員長になった。たまたま委員長さんが、いつもお世話になってるおそば屋さんのお嫁さんで、あらま、世間は狭い、って感じだったんだけど、それはさておき。
6月に第一回委員会を開いて、昨年の資料などを参考に今年の活動計画を立てたのだが、その日、PTA会長さんが、折り入ってお話ししたいことがあると、直々にいらして話されたことには、校長から個人情報保護法のからみがあるのでPTAは保護者に入会同意書を取って欲しいと依頼があったとのこと。
もし同意書を取るとなると、役選のスケジュールが変わるかも知れないし、退会者が増えたらどうなるかもまだ見えない、とかそんな話があったので、いったん、決まりかかっていたスケジュールを白紙に戻して、同意書を取ったあとで、入会同意した人を対象に活動を仕切り直す、と決まったものの、その後の運営委員会(PTAの実質的決議機関ね)で大もめにもめて、もう一度各委員会に持ち帰って、会員に入退会の意思を問う是非について話し合いをすることになってしまった。
PTAはもともと任意団体だし、入退会は保護者の意志に任されているはず。なのに、なぜか入学したとたんにあなたはPTA会員ですよ、さあ委員を決めましょう、と言われ、各種委員が決まらないと記念撮影ができず、延々と体育館に閉じ込められる。
そんなことをすること自体が、基本的人権の侵害なのに(ほかにも個人情報保護法にも触れる行為が横行してるし、結社の自由も侵されているぞ。要するに憲法違反なのだ)、PTAが無くなったら困るでしょ!とか、退会なんて書いたらみんな退会しちゃうからダメだ!とか、そんなことを言う人が必ずいるのだ。
今日はお茶のお稽古を早退して、3時から中学校で第二回役選委員会。
私がやるからには、PTAを入退会自由な本来の形に戻すつもりで活動しちゃうぞ!なんちゃって。
来週は運営委員会だ。ほかの委員会の人たちはどういう結論をもってくるだろうか。
6月以降、PTA関連の情報を意識的に読むようにしている。
国会図書館が遠隔複写サービスを始めたと聞いたので国家の装置としてのPTAを早速頼んでみた。早く届かないかな。
書籍では、「PTA再活用論」「PTAをけっこうラクにたのしくする本」の2冊は読んだ。ほかに朝日新聞の掲載をまとめたWEV新書 「PTA不要論」も。個人のブログや、PTA改革をしている小学校や中学校の記録、お役所系のなんとか会議の資料などなど、ネット上の情報もかなり漁っている。
4人目でもう義務教育も最後の3年間だから、上娘のときから感じていたPTAに対する違和感を、なんとか払拭したいものだ。