11月第二週のお稽古:炉濃茶、茶碗荘の薄茶

11月11日の記録。

この日は、木曜クラスと月曜クラスの人が一人ずつ計二人が振り替えということで土曜日に加わったので、大先生がだいぶ混乱されていて、Aルーム、Bルームは大変だったらしい。私はなぜか、朝一番であなたは小間でK先生に濃茶を見てもらいなさい!とご指示を受け、大喜び(?)で小間へ。久しぶりに畳、本物の茶室でみっちりK先生にお稽古をつけていただいて本当に幸せな午前中を過ごすことが出来た。

ふだんは小さい立礼席でお点前をしているので、腕やら体やらが縮こまってしまっていることを実感した。柄杓を取り、構えてから、すっと下に向けるとき合は水平に、肘から下と柄杓は一直線に。そして、半円を描くように蓋置きにコツンと置くときの運び方など、何度か練習させていただいた。椅子に座って小さな点前座卓でお点前をしていると感じられない「重力」をひしひしと感じたお稽古だった。
他のお弟子さん2名もお稽古して私はお客様役。その後まだ時間があったので、茶碗荘の薄茶点前のお稽古も。薄茶の場合は、茶筅通しのときに茶筅を下ろす。濃茶のときは下ろさず引かず、と覚えるように。

今日のお花の中に、K先生がお持ち下さった足摺野路菊があった。足摺岬で採取して、埼玉の自宅ベランダで育てたのだそうだ。1年目は咲かず、2年目の今年、お花が咲いたから持ってきたの、と仰っていて、茶人だなぁと感じた次第。