9月1回目のお稽古:大板中置き薄茶点前

2ヶ月ぶりのお稽古復帰。

大先生の恩師と家元のお稽古場では、月の第1週は台子、2週は四ヶ伝、3週は小習いというメニューでお稽古をしていたので、この稽古場もその方針でお稽古をする、と大先生が仰り、今日は、真之行台子のお稽古がA’スペースと小間で行われた。私は病みあがり?なので、Aルームの大先生のところでお茶会のお稽古を見ていただいた。土曜日クラスは広間の薄茶席担当で、今回は大板中置き。秋の趣向だ。
細水指に竹の蓋置き。柄杓は、左側に縦に荘り残す。

お茶会のお稽古が一段落すると、Bルームの六畳に移動してS先輩の茶通箱のお点前を見学した。お濃茶二服いただいて満足。茶通箱のお点前は全然覚えていなかったので、復習せねば。特に客の作法がさっぱりだった。

その後は、薄茶をいただいていない方が3人いらしたため、私が更好棚で薄茶平点前のお稽古がてら、三人の方に薄茶を差し上げた。

久しぶりの点前で一番ダメだったのは柄杓の扱いだった。腕と柄杓が一体になったが如くに湯を汲み、注いでいたはずが、腕はぐらつき、手は震え、釜に湯を戻す時も一筋に湯が落ちてくれない。たとえば釜に湯を戻すときは、一定の高さから一点に向かってお湯が落ちるように戻すのだが、湯はとぎれとぎれ、柄杓は前後左右にふらつき、全く以て情けない状態だった。
家に風炉と釜があるのだから、実際に水を入れて柄杓の稽古をしなければ…。

ところで、久しぶりのお稽古だったので張り切って、昨日の帰りがけに吉祥寺で採取したススキと、家で育てたシュウカイドウを持って行ったところ、U先輩が玄関のお花に使ってくださった。が、しばらくして気付くとお花は玄関から広間の床の間に移動していた。
大先生が気に入って運んできてくださったらしい。
U先輩の花の入れ方が良かったこともあるけれど、お稽古でお花が生きて、とても嬉しかった。写真撮ってくればよかったなぁ。