今日は朝9時集合。先生のご自宅で炉開き。
昨年はおぜんざいが一番最初に出て、大先生がお点前してくださったのだけれど、今年は、普通の練り切りの主菓子、お点前はn先生だった。
とうとう大先生がお点前を引退してしまわれたのだ。聞くところによるとおぜんざいも今年からやめたのだとか。
今日は一子相伝といって、炉開きの手順をnさんに伝えたのだ、と大先生が仰る。でも私はもう大先生のお点前が拝見出来ないのかと思って、ちょっと泣きそうになってしまった。(今も涙が出そうになる。)
私は25年遅れてやってきた新入り。あと5年でも3年でも早ければと悔やまれる、とS先輩に漏らしたら、5年早くはじめたとして、大先生のお稽古場じゃないところだったかもしれないじゃない?だから遅かったと思わないで、このタイミングしか無かったんだと私も自分に言い聞かせてるのよ、と諭された。S先輩も20年以上ブランクがあって、ずっとお茶をしたい、と思い続けていたけれど、義両親、実両親の介護で、ずっとできなかったそうだ。やっとできる頃になったら、もう膝が悪くなっていて座れないのよ。でもいいの。この大先生の道場の雰囲気に私は惹かれるの。と。
そうだよね。昨年は社員旅行があって土曜日の炉開きには参加できなくて、でもどうしても参加したかったので、月曜クラスと木曜クラスの合同炉開きに参加させてもらったのだ。会社を休んでまで参加して、今までずっと行われてきた炉開きを体験させていただいたのだから、それで良かったと思わなくちゃね。それに、今日だって、n先生のお点前は素晴らしかったし、大先生からもとても良いお話を聞かせていただいたのだし。お茶のお正月。お祝いしなくちゃね。
と気を取り直して。
今日のお軸は「教外別伝不立文字」
大先生によると、大切なのは心と心が伝わって和ができること、それは文字にはできない。実は、この言葉の前に、以心伝心、とあるけれど、それは文字にできないことだからこのお軸には書かれていないの。と。
それから今日の花入れはふくべ。お花は、確か西王母とおっしゃっていただろうか。椿の中で一番最初に咲く花なのだとか。炉開きにふさわしいお花で、この花入れにぴったり。これはお弟子さんが持ってきてくれたそうで、まさに以心伝心だったそうだ。香合は織部。
昨年はお道具のことはほとんど忘れていたけれど今年は少しだけ記憶に残っていたので書いてみた。
お茶は京都から取り寄せた萬風の昔。おいしいお抹茶でした。
点てだしはなく、全部n先生が練ってくださったお茶をそれぞれ3人、とか5人とかでいただく。
お濃茶をいただいたあとは、広間と6畳間にわかれて、回り点て。花月のような要領で、順番にお茶をいただき、いただいた人がお茶碗を返したところで、今度は点前座に進んで次の人にお茶を点てる。亭主は最初のお茶を点て、最後にお茶を飲んで、また点前座に戻ってお仕舞いをする。今日の亭主役はY先輩。私は3番目にお茶を飲んで4番目のお点前を行った。柄杓を置く位置を、外隅ねらいが外隅の上にかかるように置いてしまうという大間違い。風炉から炉に変わる風物詩として笑ってくださいませ?>みなさま。
回り点てが終わってお昼を頂いて解散。
Tさんに誘われてS先輩、Y先輩、新人のUさんの5人でお茶をして帰る。
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2011秋の懇親茶会
お正月、春、夏、秋と定期的にお茶会や花月勉強会などを開催している我が社中。今日は秋の懇親茶会が開催された。
今回はAグループのリーダーUさんの手引きで、朝8時集合組に入れていただき、畳の拭き掃除、茶室棟から母屋(先生のご自宅。点心席は母屋の一室に設けられている)まで人工芝を敷き詰める仕事、折り畳み卓子を運んで並べたり、客畳に毛氈をしいてガムテープで動かないように貼り付けたり、主に力仕事を中心に働いた。母屋まで人工芝を運んだら、ちょうど母屋から出てこられた大先生にお会いできて、ご挨拶。なんだか嬉しい私(^_^)。
8時から準備をスタートして、9時過ぎには席がほとんど整う。9時半から大先生が小間から順に回られる。それが第一席目になると同時に、細かい修正など指示が出るので、席主は指示に従って、たとえば花を直したりするのだ。小間の次には、広間に回られる。一番めのお点前の人はまだ到着していなかったので、私がお点前することになってしまった。席主のK先生に励まされて、いざ出陣(大袈裟)。
最初は手が震えたけど、大先生がお道具の解説などされているのを片方の耳で聞きながら、徐々に心が落ち着いてきて、無事一服目を点て終わる。と、同じお茶碗(今日の正客のお茶碗は、チクセン(竹泉)という人のお茶碗で、御題が旅の年に作られたお茶碗。東海道53次だろうか。地名が金文字で入っていて、高台にはぐるりと干支の文字が入っている凝っていてかつとても洒落たお茶碗だ)で、もう一服点てて頂戴。お正客とお次客にもこのお茶碗で、とのご指示で、都合三服、お茶を点てて、やっと仕舞い茶碗が出されてお仕舞いとなった。
お点前を終えて、お席をまわってらっしゃい、とK先生に仰っていただいたので、水屋を離れて、小間の濃茶席、広間の薄茶席と入らせていただいた。
小間のお軸は、松の絵の横に、「五雲披」の文字。五雲は、彩雲というか、とても縁起の良いものなのです、と半東さんの解説。お花は秋明菊。コスモスにも似た可憐なお花で、花入れはオランダの細い首の花瓶だった。香合は茄子。本物の茄子に漆を塗って作る技法で、乾漆(かんしつ)と仰っていたか。小さくてかわいい茄子!
広間のお軸は、「山雲海月情」半東さんの解説によると、山に雲があるように海に月が浮かぶように、お互いを包み隠さず、打ち解け合う、そんな友情をかわす、という意味だそうだ。禅語なので、深い意味があるのだけれど、大先生は、この文字をみて、直感的に感じ取ること、それを大事にして、とおっしゃっていた。
初めて目にした瓢棚は、思ったよりこぶりでかわいらしいものだった。備前の細水指。切り子釜。花入れは緑交趾の青竹。本物の青竹と見まごうほどの花入れで、その緑にピンクの芙蓉が一輪。色合いがとても美しかった。香合は栗。これも小間同様、乾漆の技法で本物の栗を加工したものらしい。中は金色だった。
六畳間のお席が大変混み合っていたので、広間の水屋に戻る。広間のお点前は8人エントリーされていたはずなのに、なぜか人手不足で、結局、今日だけで、さらにお点前3回、お点前をしないときはお運び。なんだかすごいことになってしまった。
水屋仕事、お点前の合間をぬって、六畳間の最後のお席になんとかすべりこみで入らせていただいた。大先生とご一緒のお席だったので、なぜこのお道具を取り合わせたのか、大先生のお考えを聞くことができ、とても良かった。六畳間のお軸は「喫茶去」これが基本なのよ、と大先生。今年は震災があったりして、落ち着かなかったけれど、戻ってくるのは、喫茶去なのよ。と。
ちょっとお茶でもいかが。おいしいお茶をどうぞ。
辛いときも、大変なときも、そんなふうに、人にお茶を勧められる心持ちでいたいものだ。
そのためには、普段の修養が大切になってくるんだろうなぁ。
お片付けはまた力仕事を中心に。来週はお茶事が入っているそうで、Aグループのみなさんはその準備に入られていた。
私は次回は、11月第一週の炉開き、お茶のお正月だ。また気持ちをあらたにがんばろう。
オマケ。今日の着物は、前回も着用した紺色の付下げ。
帯は妹がもう締めないから、と私にくれた(?)袋帯。お太鼓が壊滅的で(´・ω・`)ショボーン。
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10月3週のお稽古:瓢棚、薄茶点前
先週は中娘の文化発表会のため、お休みしたので、今月二回目のお稽古。23日に懇親茶会直前なので、今日は茶会用のお稽古のみ。そして午後からは、風炉と炉の入れ替えがあった。
瓢棚のお稽古は、基本的には薄茶平点前。中仕舞いなのと、柄杓の荘り方が瓢棚特有の荘り方であることがポイントになる。N先生のご指導。前の先生によくしこんでもらってるわね、とお褒めの言葉を頂戴した。いつも心の中で手を合わせています>天国の二人の私の先生。
午後からは風炉をしまって、一斉に炉に切り替える作業だった。さらに湿し灰を作る作業があって、少し作業させていただいた。
いつも参照している鈴木宗穂・宗幹先生の本(新独習シリーズ 裏千家茶の湯)を見ると、炉の灰について、
「灰の作り方は風炉の灰に準じますが、夏に作り始めて、番茶の二だし汁を根気よく何度もかけて、あく出しをし、灰の色をよくして壺に入れ、密封して縁の下などに貯蔵します。開炉近く十月の末ごろ、天気の良い日に外に出してかわかし、めのあらいふるいでふるって、炉に入れるのです。」
とあった。
では、風炉の灰は?
同じ本から引用すると、
「風炉には、ふつう黄色灰(ふくさ灰ともいわれる)を用いますが、文字どおりに黄色の柔らかい灰です。/最近では茶道具やでも売ってはいますが、昔からこの灰を作るということは、茶人の修練の一つとされていたものです。/いろり、火鉢などに長い間にたまっていた生灰(きばい)を、まず、あら目のふるいにかけ、さらに絹目のふるいでふるってから、次に、番茶の煮汁と水を加えて、手で良くまぜ合わせ、タルやカメなどに入れ、蓋をして床下に入れておきます。/一年ほど入れておいて、かわいて固まった灰を、さらにくだいて水を入れてまぜ、再びタルに入れてしまっておきます。/また、番茶の代わりに丁字の汁や酒少量を入れたり、古い酒樽に入れても、灰の色がよくなると言われています。/この方法を年ごとに繰り返すと、はじめは黒みがちの灰も、年を経るに従って黄色をおびて、重みがついてきますから、これをほごして、かわかしてはふるいにかけて、壺に入れ、床下にしまっておきます。必要なときは持ち出して使うのですが、よい灰を作るには、だいたい三?五年くらいはかかります。」
今日の作業はいったい何だったのだろう。来月の炉開きに備えて、というのならば、すでに貯蔵されている灰を日に乾かすタイミングだ。風炉の灰を全部引き上げてその灰をn先生がふるっていたように思うので、今日の作業は、来年の風炉のため??番茶が無いので、麦茶でやってたんだけど、良かったのかな・・・。
灰については、おいおい、また先生に伺っていこうと思う。
10月1週のお稽古:台天目、初炭手前、瓢棚
まず朝一番に、自習形式で初炭手前。予習もして、ふだんから見学もさせてもらっているのに、いざ自分がお炭手前をやることになったとたん、頭の中が真っ白に。
結果、ダメダメだった。一緒に組んでいる先輩弟子Yさんも、まだお炭手前は慣れていらっしゃらないので二人して、えーっとこれは、こう?とか、あれは、こうかしら?などとやっているものだから全然らちが明かない。
途中から大先生がお見えになり、早くお稽古はじめなさい!とN先生や代稽古の先生方に厳しく言われるので、N先生は私たちにダラダラしてないで早く自習を終えなさい!と視線を送ってくるし。
そんなわけでますます焦りまくり、ほとんど最後はやっつけ仕事、もといやっつけ手前(?)。内容の無い自習稽古になってしまった。
次回もう一度ちゃんと予習してチャレンジする(キリッ)。
Bルームに移動。N先生ご指導で、今度のお茶会用のお稽古で瓢棚の扱い。最近、お点前の基本のところがぐらつき始めているので、たとえば、柄杓を構えるとき(鏡柄杓)切り止めに添える右手の形や、切り止めが当たる場所に疑念が生じてしまって、動きが止まったりする。N先生には特に注意されなかったけれど、今日のお薄のお点前はそう言う意味では、流れが悪いお点前だったと思う。
私がお客様になって主菓子をいただく番になったところで、A’ルームがあいたから一人よこしなさいっ!と大先生からN先生に声がかかる。主菓子食べたかったけれど、せっかくのご指示なので、私が移動することに。
ちょうど直前に先輩弟子の方が台天目をされたので、私も台天目を見ていただくことになった。ご指導はS先生。
曲水指を運んだあと、茶入を片手で持って運ぼうとしたら、いきなり大先生から、片手なんて!両手で持っていくのよっ!と厳しいチェックが・・・。
やはりA’ルームは怖い。
途中かなりつかえながら、お稽古終了。台天目は結構好きなお点前なのに、全然身についていない(悲)。
Bルームに戻って、貴人清次のお次の役でやっと主菓子とお濃茶をいただけて、一息ついた。ふう。
午後は、瓢棚の自習でも、と思ったら、またもや大先生から、あなた、今日台天目やったでしょ、なんかさっき変なことしてたし、ここ(A’ルーム)で台天目自習なさいっ!と厳しいご指示。ああ、やっぱり大先生にダメダメお点前を見られていた(><)
Aルームでは、午後は、代稽古の先生方がお茶会のようにして、お点前、お客様と交互に役割分担してお茶とお菓子をいただいている。私はその横で、黙々と台天目のお稽古。大先生の視線がときどき気になる。
拝見物を出し、問答のところになったところで、大先生が、私が聞いてあげるわ、とお客様役になってくださった。S先生のお稽古の時に、「遠州家伝来瀬戸肩付き」というのと、銘としては、たとえば、「千歳」(せんざい)とか、と習ったので、その通りにお答えしてみた。「はい、よくできたわね。これで台天目覚えたでしょ。次は盆点てをしっかりお稽古なさい。」とありがたいお言葉を頂戴した。でも、まだまだなので、家に帰ったら台天目の復習をしようと思ったことだった。
親が亡くなると、無条件に親身になって心配してくれたり、励ましてくれたり、褒めてくれたりする人はいなくなる。夫や子供たちはもちろん、私のことを大切に思ってくれているけれど、親心を持って私に接してくれる人は、やっぱりもういないのだ。と思ったら、大先生だけは違うようだ。大先生に褒められるすごく嬉しい。がんばりたいと思う。たぶんそれは大先生が弟子を育てることをずっと続けてこられてきたプロだからなのだ。親のプロ、とも言える。だから私は大先生に褒めてもらいたい一心で頑張ってしまったりするのだ。
来週は中娘の文化発表会があるのでお稽古をお休みする旨お伝えすると、「3週目は来られるんでしょ?しっかり仕込むからがんばりなさい。あそこ(A’ルーム)は特等席よ。」と仰っていただいた。どこまで行けるか分からないけれど、今までの人生でものになったものなんて一つも無いから、茶道を通して少しでも納得行くものが得られるまで頑張ってみたいなぁと思っている。どうかしばらくのあいだ、大先生に褒められて嬉しい!なんていう低レベルな(でもないかな)モチベーションで頑張ることをお許しください>大先生。
9月2回目のお稽古:茶通箱、瓢棚薄茶
四ヶ伝のお稽古が順調に進んでいる。前回、前々回と盆点のお稽古だったので、今日はついに茶通箱。
昨夜、茶通箱のお稽古ができるかもしれないと期待して予習していった甲斐があった。
いつも通り、A’ルーム、n先生のご指導。
茶通箱では途中で茶巾を絞ってたたみ替えるのだが、茶巾の開き方を水屋でもう一度教えていただいた。家に帰って練習してみた。次回はうまくできるかな。
若い頃お茶のお稽古で、大津袋が好きだった。茶通箱には、普通の茶入と大津袋に入った小棗が入っている。それだけでなんだか楽しくなる。箱の扱いも面白い。要するに私は茶通箱のお点前も好きなのだろう。
しかし、茶通箱のお客様は難しい。拝見所望のタイミング、拝見物の引き方や返し方など、まだまだ練習が必要だ。
今日は瓢棚のお稽古もA’ルームn先生だった。
柄杓の扱いをAグループリーダーのUさんに教わる。たとえば、建水の上にふせてある柄杓を左手で取り上げて、手なりに体正面まで持ってきたら、最後に合を正面に向けるのは右手。取り上げた左手でくるっと回しちゃだめなのよ。とのこと。私、今までそうしていたよ(^_^;)
改めて鈴木宗保・宗幹先生の「裏千家茶の湯」基礎編柄杓の扱いの項を見直してみると。。。
柄杓をかまえる
建水に伏せてある柄杓の節の左右を左手の親指と人さし指、中指とで上から持ち、(このとき他の指は軽くまげて中指にそえる)
そのまま左手首を右に返すようにして、ひざ前に持ってくると、柄杓の合は右斜めを向く。
右手はこれを受けるように、柄杓の柄の切止めあたりをとって、向きを手前にかえ、合を正面に直すと同時に、左手は、節から上を親指と人さし指で持ちかえる。(中指以下は人さし指に軽くそえる。)
合に顔を写す心で柄杓を斜めに立て、同時に右手は指をそろえて伸ばし、小指の第一関節あたりが切り止めにあたるように添える。
このとき手首が内に曲がったり、下に曲がったりしないように、かまえたひじの線に沿うようにする。
(主婦の友社 裏千家茶の湯 P.46より)
また、お点前が終わって柄杓、蓋置、建水を下げるとき。
襖の前で、建水の上に合を落として柄杓を置き、蓋置を柄杓の柄の下、建水の右側に置く。襖を開け、それらをもう一度取り上げるとき。柄杓の切り止めのあたりを上から右手で取る。左手の親指と人さし指で、柄杓の節のあたりをもって合を上に向ける.右手を柄に添わせるようにして節のあたりまで進めたら、蓋置を左手で取って右手に持たせる。このとき、蓋置の上に柄を載せるような気持ちで、蓋置は人さし指、中指、親指で持ち、薬指と小指は柄を軽く握るようにして支える。手の甲から肘にかけて、まっすぐになるように。
これ、Uさんがお手本を見せてくださったのだが、とても美しい。でも私がやると、手首は曲がるわ、指は曲がるわ、かっこわるいことこの上ない。
これはもう気をつけてお稽古するよりほかにない。
来週は高校の運動会のため、お稽古はお休みの予定。雨だったら参ります、という欠席届を出して帰宅。
9月第1週のお稽古:盆点、瓢棚薄茶
A’ルームで、n先生ご指導の下「盆点」のお稽古。その準備をしていたら、大先生が到着され、「今後は、A班、B班、C班それぞれで朝礼してからお稽古しなさい!それぞれの場所の責任者が率先してやるのよっ!」と指示されたので、そのときA’ルームにいた私はn先生となぜか二人きりで、大先生の方を向いて道歌を一つ唱え(n先生が先に唱えるのを二度目に声を合わせて唱えるのだが、よく知らない歌だったので、もにょもにょしてしまった(^_^;)「恥を捨て人に物問ひ習ふべし是ぞ上手の基なりける」だったかな?)
続いて鵬雲斎大宗匠がお家元時代に作られたという「言葉」を合掌して唱和する。
私達は茶道(ちゃどう)の真の相(すがた)を学び、
それを実践にうつして、
たえず己の心をかえりみて
一碗を手にしては多くの恩愛に感謝をささげ、
お互いに人々によって生かされていることを知る
茶道(ちゃどう)のよさをみんなに伝えるよう努力しましょう。
一つ、他人をあなどることなく、いつも思いやりが先にたつように
一つ、家元は親、同門は兄弟で、共に一体であるから誰にあっても合掌する心を忘れぬように
一つ、道を修めなお励みつつも、初心を忘れぬように
一つ、豊かな心で人々に交わり、世の中が明るく暮らせるように
これが終わると、お辞儀をしてお稽古に入った。
盆点は前回お稽古したはずだし、一度頭に入ったと思っていたから油断していた。今日やってみたら、全然ダメダメだった(><)
しかし、このところずっとn先生にお稽古を見ていただいているせいか、n先生ももう細かいことを一々沢山は指摘せず、今日はここをしっかり覚えてね、と言う具合に、一点豪華主義的ご指導に変わりつつある。前はよほど目に付くことがたくさんあったのだろう。
今日のここをしっかり覚えてね、は、唐物茶入を手にしてお茶を掬い出すときの茶入の持ち方(左手)。私は手のひらにのせてそのまま下から軽く握るような感じで、茶入の肌に手がべたっとくっつく感じで持っていたのだが、それだと高台があるような茶入の場合、具合が悪い。下から5本の指先でつまむというか、掴むように持ち、べたっと持たない、と言うのが今日のポイント。こうすると、高台があっても手のひらにくっつかず、高台を汚すこともない。(手の脂もつかないから、と理解した(^_^;))
お稽古を終えて、Bルームに移動。花月勉強会が終わると、すぐにもう秋のお茶会のお稽古が始まる。私は、広間の薄茶席で、瓢棚(ひさごだな)を使ったお点前チームにエントリーされていた。
早速本で瓢棚を調べると、
瓢棚:淡々斎好みの組み立て棚です。
杉木地で、勝手付きの板を瓢形にくり抜き、そのくり抜いた瓢型の板を口を客付きに向けて天板に使い、客付きの竹の柱で、支えています。
勝手付きの板には、柄杓釘があります。
組み立て棚であるため、地板をはずして運び棚として使うこともできます。風炉、炉ともに用います。
棗を天板の中央、水指を地板に荘り、点前は一重棚の点前と変わりません。
濃茶点前で、茶入の仕覆をぬがし、打ちかえさずに、釘にかけます。
点前が終わると柄杓は湯返しをして、肺炎物を出して柄杓を右手で柄杓釘にかけ、蓋置を地板左手前角に置きます。
水を注ぐときは、水指を地板いっぱいまで出して、水指の蓋を三手で開けて、水指の前に立てかけて注ぎ、水指を元に戻します。
とある。(以上、淡交社刊 裏千家茶道教科9巻「棚点前」P.187より)
写真をネット上から拾うと、こんなの。確かに瓢箪!
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今日からそれぞれの部屋でお茶会に向けたお稽古がスタートした。BルームではN先生のご指導で、瓢棚薄茶点前。とはいえ、瓢棚本体は大先生のご自宅お茶室に行かないと無いので、似たような別の棚(柄杓釘のあるもの)を使ってお稽古する。
柄杓釘に柄杓をかけて飾るとき、右手で柄杓を引いてきたら、左手で扱って、右手で裏側から持ちかえ、そのまま合を柄杓釘にかける、同時に左手は、柄の下の方に添えるようにすると綺麗。
午後は、もう一度、盆点の復習をさせていただいた。
ところで、今日N先生から、minahoさん、木曜には来られない?とちょこっと打診されました。土曜クラスのままだと、私の上にY先輩がいらっしゃるので、その人を飛び越えて上のクラスに入れるわけにいかない、その点木曜クラスなら気にする必要が無い、とのこと。ありがたいお話なのですが、勤めがあるので今のところ難しいです、とお答えすると、無理することないわ、無理をすると続かないからね。また状況が変わって来られるようになったら教えて頂戴。そういう話があったってことをちょこっと覚えておいてね、と言われました。
お茶の世界は上下関係を大切にするんだなぁと思った次第。
2011花月勉強会
大先生の社中が始まって以来一度も休むことなく続けられてきたという伝統の花月勉強会。
本日のプログラム。
朝礼
午前の部
仙遊之式(Aグループのみなさん)
法磨之式(Bグループ、Cグループ混合)
午後の部
平花月之式(地域青少年館でお稽古されている方々)
濃茶付花月(n先生社中)
平花月之式(n先生社中)
終礼
広間とつづきの和室すべて敷居を取り払って、広間で行われる各種七事式を、つづきの和室に座って見学する。
また、その間、茶室(小間)では、葉蓋の薄茶点前による添え釜も同時進行している。
仙遊之式はとても長い。花を入れ(廻り花)、炭を継ぎ(本炭所望)、香を焚き(本香、次香の二種)、濃茶を練り(東(亭主)が練る)、薄茶を点てる(四畳半に入って花月)と、ものすごく盛りだくさんなのだ。
香を聞く仕草は女性のもっとも美しい姿なのよ、と大先生がおっしゃっていた。たしかにとても優雅だ。見学している私たちのところまで白檀の良い香りがただよってくる。二つ目のお香の名前を失念したが、そちらも、雅な香りだった。
次香を聞いているところで、私は茶室の方にかり出されてしまったので、最後まで見学できなかったのが、残念であった。
法磨之式は、亭主が客に花所望し、次に亭主が炭をついで、役札で花を引いた人が、亭主が所望した点前をし(今日は茶入荘りのお濃茶)最後に、全員で点数をつけて「点前の修証をする」もの。
お稽古のとおり、正客のY先輩が花を入れる。桔梗と撫子。夏と秋が一緒にはいって今の季節にぴったりね、とH先生(←大先生社中3大幹部のお一人)。炭手前を拝見し、役札を引く人はUさん(男性のお弟子さん)と決まっている。Uさんの茶入荘りのお点前も順調にすすむ。お茶をいただき、最後の十種香札がまわってくる。この札の扱いは慣れが必要だ。小さい箱に小さい札が入っていて、点数に該当する札を1枚取り出し、あとはまた重ねて箱の中に札を収めなければいけない。焦るとうまく入らず、小さな札がばらばらになり冷や汗をかく。(←今日の私(~_~;))
無事全員「花の一」札を並べて、法磨之式が終了した。大先生もとてもご機嫌がよろしく、終始なごやかだった。
お昼ご飯はこれもまた毎年恒例の鰻重を全員でいただく。(あれ?昨日のうちの晩ご飯って鰻?予知夢のようだー(笑))今年も大変美味しく頂きました。
午後一番で、茶室でお点前。法磨之式は終わったし、お弁当も頂いて、リラックスした気持ちでお点前ができて良かった。今日のお軸は文浄老師筆、源実朝の和歌。美しい仮名文字。
そのあとは、ひたすら、陰出し、お運び、お茶碗洗い、お菓子の支度、もろもろ水屋仕事。
終了は2時頃だっただろうか。後片付けは畳の拭き掃除くらいしかお役に立てなかった。
お菓子は、法磨之式で水ようかん、茶室ではゼリーのようなお菓子のほかに、水饅頭。どちらも大変おいしゅうございました。
着物は有松絞りの浴衣に、紫っぽいピンクの羅帯を締めた。絞りの浴衣は快適だった。