10月1週のお稽古:台天目、初炭手前、瓢棚

まず朝一番に、自習形式で初炭手前。予習もして、ふだんから見学もさせてもらっているのに、いざ自分がお炭手前をやることになったとたん、頭の中が真っ白に。
結果、ダメダメだった。一緒に組んでいる先輩弟子Yさんも、まだお炭手前は慣れていらっしゃらないので二人して、えーっとこれは、こう?とか、あれは、こうかしら?などとやっているものだから全然らちが明かない。
途中から大先生がお見えになり、早くお稽古はじめなさい!とN先生や代稽古の先生方に厳しく言われるので、N先生は私たちにダラダラしてないで早く自習を終えなさい!と視線を送ってくるし。
そんなわけでますます焦りまくり、ほとんど最後はやっつけ仕事、もといやっつけ手前(?)。内容の無い自習稽古になってしまった。
次回もう一度ちゃんと予習してチャレンジする(キリッ)。
Bルームに移動。N先生ご指導で、今度のお茶会用のお稽古で瓢棚の扱い。最近、お点前の基本のところがぐらつき始めているので、たとえば、柄杓を構えるとき(鏡柄杓)切り止めに添える右手の形や、切り止めが当たる場所に疑念が生じてしまって、動きが止まったりする。N先生には特に注意されなかったけれど、今日のお薄のお点前はそう言う意味では、流れが悪いお点前だったと思う。
私がお客様になって主菓子をいただく番になったところで、A’ルームがあいたから一人よこしなさいっ!と大先生からN先生に声がかかる。主菓子食べたかったけれど、せっかくのご指示なので、私が移動することに。
ちょうど直前に先輩弟子の方が台天目をされたので、私も台天目を見ていただくことになった。ご指導はS先生。
曲水指を運んだあと、茶入を片手で持って運ぼうとしたら、いきなり大先生から、片手なんて!両手で持っていくのよっ!と厳しいチェックが・・・。
やはりA’ルームは怖い。
途中かなりつかえながら、お稽古終了。台天目は結構好きなお点前なのに、全然身についていない(悲)。
Bルームに戻って、貴人清次のお次の役でやっと主菓子とお濃茶をいただけて、一息ついた。ふう。
午後は、瓢棚の自習でも、と思ったら、またもや大先生から、あなた、今日台天目やったでしょ、なんかさっき変なことしてたし、ここ(A’ルーム)で台天目自習なさいっ!と厳しいご指示。ああ、やっぱり大先生にダメダメお点前を見られていた(><)
Aルームでは、午後は、代稽古の先生方がお茶会のようにして、お点前、お客様と交互に役割分担してお茶とお菓子をいただいている。私はその横で、黙々と台天目のお稽古。大先生の視線がときどき気になる。
拝見物を出し、問答のところになったところで、大先生が、私が聞いてあげるわ、とお客様役になってくださった。S先生のお稽古の時に、「遠州家伝来瀬戸肩付き」というのと、銘としては、たとえば、「千歳」(せんざい)とか、と習ったので、その通りにお答えしてみた。「はい、よくできたわね。これで台天目覚えたでしょ。次は盆点てをしっかりお稽古なさい。」とありがたいお言葉を頂戴した。でも、まだまだなので、家に帰ったら台天目の復習をしようと思ったことだった。
親が亡くなると、無条件に親身になって心配してくれたり、励ましてくれたり、褒めてくれたりする人はいなくなる。夫や子供たちはもちろん、私のことを大切に思ってくれているけれど、親心を持って私に接してくれる人は、やっぱりもういないのだ。と思ったら、大先生だけは違うようだ。大先生に褒められるすごく嬉しい。がんばりたいと思う。たぶんそれは大先生が弟子を育てることをずっと続けてこられてきたプロだからなのだ。親のプロ、とも言える。だから私は大先生に褒めてもらいたい一心で頑張ってしまったりするのだ。
来週は中娘の文化発表会があるのでお稽古をお休みする旨お伝えすると、「3週目は来られるんでしょ?しっかり仕込むからがんばりなさい。あそこ(A’ルーム)は特等席よ。」と仰っていただいた。どこまで行けるか分からないけれど、今までの人生でものになったものなんて一つも無いから、茶道を通して少しでも納得行くものが得られるまで頑張ってみたいなぁと思っている。どうかしばらくのあいだ、大先生に褒められて嬉しい!なんていう低レベルな(でもないかな)モチベーションで頑張ることをお許しください>大先生。