「 こそだて日記 」一覧

不登校支援センター4

中娘の記録。
1月8日に学校が始まり、初日は登校したものの、翌日は欠席、その次の日は中学入試準備のため全校休校、土曜日は入試当日で休校。日曜日は法事に出かけ、月曜日の今日、不登校支援センターの4回目の面談。
今日は、自分の持っている適性を将来を照らす光にすることを目的に、職業適性検査をしたらしい。中娘の報告を元と、最後の親との面談の内容から想像するに、どうやら、ホランド理論による職業適性検査だったようだ。
いろいろググった結果、こちらのブログとかこちらとか、この記事などが解説としてわかりやすかった。
中娘の結果は本人の予想通り社会的興味領域(Social:S領域と略す)( 人と接したり、人に奉仕したりする仕事や活動の領域)のスコア対人関係志向(People Orientation:P志向)(人と直接関わりを持つような活動に対する志向性)がダントツに(byカウンセラー氏)高かった。
帰りの電車の中で、中娘曰く「そんなこと前から言われてることだし、わかりきってることなんだから、今更言われてもね・・・」
で、もっとも低かったのが慣習的興味領域(Conventional:C領域と略す)(定まった方式や規則、習慣を重視したり、それに従って行うような仕事や活動の領域)だったのだそうだ。C領域の中には今私がやってる仕事が入っていて、なかなか味わいのある結果だと思われる(笑)。
カウンセラー氏によると、今までのテスト結果を総合してもう少し分析し、今後の方向を決めるので次回のテスト内容についてはまだ決めていません、とのこと。まだテストがあるのか・・・こんな具合で本当に不登校が解消されるんだろうか。相変わらず中娘は、明日学校やだー、い゛き゛た゛く゛な゛い゛ーと、今から言ってるのだが。
だんだん不安になってくるのであった。


不登校支援センター3

私は3回目、中娘は2回目の面談。今日はストレス対処傾向を計るテストを行った。
結果は、私たちが日頃中娘に関して感じている通りの結果とでも言ったらいいだろうか。でも、そうであっても本人にとっては、自分の傾向が数字になってグラフに表されて、それを見ながら親以外の専門家に解説をしてもらうと、改めて自分の傾向を把握し直し、納得するものらしい。
今日の結果を踏まえて今後のコーチングのテーマが徐々に見えてきた、というのが今現在の状況。
明日が部活の合宿で朝早いということで、今日は20分ほど早く終える。この20分は別のところで埋め合わせしますから、とカウンセラー氏。100分分のお金を払っているから、必ず埋め合わせしないといけないのでしょうね。


息子二十歳

上娘に続き我が家に成人がもう一人誕生。
息子が二十歳になりました。
お父さんからのお祝いは恒例の(と言っても二人めだけど)生まれ年ワインで初アルコール。
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晩ご飯のリクエスト献立は相も変わらずステーキですが、いつもと違うのは、傍らにおいしい赤ワインがあること。
私からのプレゼントは、TAKEO KIKUCHIブランドのマフラーを買って上げました。ちょっと大人っぽいの。
食後はみんなでケーキ。
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まだ浪人生だし中途半端な身分だけど年齢だけは大人なんだから、しっかりね。がんばれよ>息子くん。


末娘は男の子

今朝の会話。
末娘:昨日廊下で女の子とじゃれてたらさー、知らない男の子がアタシのことガン見するのよー。
私:なんで?その子、末娘のこと好きとか?
末娘:ちげーよっ!アイツ、絶対アタシが男だと思ったんだよ!
私:なーるほど。なんで男なのに女の子とじゃれてんだよ、うらやましいぜ、って思われたんだー。(^凹^)
今日の夜の会話。
末娘:今日さー、Nチャン(末娘の親友)が具合悪くてさー、荷物持って一緒に家まで帰ってあげたのよー。
私:あらま。Nチャン大丈夫?
末娘:そしたらさーランドセル2個背負ってるアタシを見てシルバーさんがさー、こう言ったのよー。
「やっぱり男の子は力持ちだねっ!」
私:(^凹^)
* * * * * * *
上娘も子どもの頃はよく男の子に間違えられたけど、あまり気にしてませんでした。むしろ、本当は女の子だったとわかって謝られたりするのが嫌で、男の子のふりを通すくらいでした。
一方、上娘よりさらに男の子っぽい末娘は・・・実は男の子に間違えられるのが嫌いです。
ったく失礼だわね。アタシはこれでも女の子なのよっ!!ヽ(`Д´#)ノ ムキー!! ・・・といつも言ってます。
だったら、もうちっと女の子らしい服装したらいかがでしょうかねぇ。
グレーのTシャツ、ドクロの絵がついた黒のパーカーに黒のジーンズ、青っぽい運動靴だったりだとどこも女の子に見えませんぜw


不登校支援センター2

昨夜、不登校支援センターに中娘と一緒に行ってきた。最初の10分ほどは私だけ入って今日何をやるか聞き、そのあと中娘とチェンジして1時間10分ほど。私はひたすら待ち、面談が終わると、経過を聞くために最後の10分ほどまたチェンジして私だけが入る。今後もずっとこのパターンらしい。
で、今日はエゴグラムをやったそうだ。自分を知ることをまず重点的にやって、そのあと、どの部分を膨らませていくか、自信をつけていくか、探るのだそうだ。
中娘との面談を終えて、カウンセラーのN先生は開口一番、中娘さんはずいぶん大人ですね。そして自分で思考する力を持っています。でも、やっぱり高校生ですし、全部が大人なのではなく、部分的にすごく子供のところもあって、でも、こういう子はうまく伸びれば将来逸材になる可能性があるんですよ。とのこと。(うまいこと言うな( ´?`))
N先生が予想していたより中娘が会話がちゃんとできて、心理学についても詳しく(え?)、また興味を抱いているのがよく分かった(たしかに興味は持ってる)そうで、これからが楽しみだ、というようなことも仰っていた。
それと、これは一番ほっとしたことなのだが、ここに来る子供たちはほとんど親との関係が壊滅的に悪くなっているが、中娘の場合は、珍しく親との関係が良い。なので、不登校の原因は親子関係ということではないですね、との診断(?)をもらったことだった。
(まあこれは逆の意味で言えば、親とうまく行きすぎていて外の人(特に、無神経だったり意地悪だったり悪意があったりする外の人)への『対人スキル』が低いということもあるんじゃないかと私は思っているのだが。)
当の中娘は、初めて会う人でまだ信用できるかどうかわかんないから、思ったこと全部は言わなかったーと言いつつ、心理テストをしたり心理学の話をしたりしたので、カウンセラーって言うのは臨床心理士だけじゃなくて、行動心理士もいるんだってことを今日初めて知ることが出来た、スクールカウンセラーの人と違って良く喋る!やっぱり臨床心理士じゃないからかな、などとまんざらでも無い顔。
次回も行く気はあるようだ。


不登校支援センター

昨夜は、状態の悪い中娘を見て思いあまって予約を入れてしまった「不登校支援センター」というところに、夜から行って話をしてきた。1回100分という時間でさまざまな話をしたけれど、印象的だったことを二つ備忘録として記録しておく。
学校は何をするところだと思いますか?と聞かれて、勉強するところ?と答えると、お子さんも親御さんも99%そう答える。確かに勉強するところではあるけれど、勉強だけだったら学校に行かなくても出来ますよね?
実は学校でしか学べないことがあり、それは次の5つのストレスに対抗できるようになることなのです、と仰って、ホワイトボードに次の文字を書いて説明してくれた。
1.対人スキル
2.コーピング
3.目標・期限
4.無駄に耐える
5.評価
対人スキルというのは、コミュニケーション能力というのではなく、もっとも基本的というかシンプルというか、要するに人の中に自然にいられること、みたいな意味。相手によって対応を変えられることなども含まれるらしい。
コーピングは、様々な困難な状況に対処していくこと。
学校が与える目標とか期限というものはなぜか絶対的。これを守らなければいけないという圧迫感はハンパじゃない。
無駄に耐えるというのが社会人でも一番苦手なことらしい。今の世の中何でも効率的で無駄がないから。
そして、同年代の子どもが集まる学校の場合は、特に、同級生との比較、評価に常に晒されている。
この5つのストレスに耐えられ、対処できるようになれば、社会に出ても充分にやっていける、というわけだ。
そして、それを一番効率的に学べるのは学校をおいて他にない、と。
不登校にもならず、順調に大学まで行き、卒業して就職し、サラリーマンとして30年も生きてきた私には、上記5つのことは、すでに充分身についてしまっていて、生きていれば自然に身につくことじゃないの?くらいにしか感じられなくなっている。
しかし今どきの若い子にとって、それらの能力を身につけることはとても困難らしいのだ。(・・・しかし一日経った今でもやっぱり思ってしまう。なぜ??)
二つ目の印象に残ったことは、「ここにミカンがなった木があるとします。ミカンが一つ落ちました。さて、なんでミカンは落ちたのでしょう。」と聞かれ、熟したから?と答えたら、今お母さんは「原因」を語ってくれましたね。でもたとえば、落ちることによって動物にたべてもらってミカンが自分を増やすために落ちた、という答えもあって、これは「目的」で語った場合の答えです。で、不登校の場合、原因で考えては絶対ダメなんです。なんで?ではなく、何のために?と問うていかなければいけないのです、と。
原因で語ってしまうと、不登校をその原因のせいにして自分の行動を正当化してしまう、つまり不登校をしても良いという口実を与えるだけ、というのがそのココロらしい。
とこんな具合に色々話をして、中娘の今までの状況もお話し、次回は親子で伺うということで予約を入れてきた。


小学校の展覧会

昨日は末娘小学校の展覧会があった。お茶のお稽古を休んで観覧へ。6年生は思い思いの木の箱「アイディア木箱」、ローラーやスタンプを使って描いた点描画「ドットアート」、ペンキ屋さんが使うマスキングテープと絵の具で彩色した「マスキングテープアート」の3種。家庭科からはエプロン。そのほかに会場をかざるためのドリームキャッチャーなども展示されていた。木の箱は全員、絵の方はどちらか一方を展示する。末娘はドットアートの方がかざられていた。
以下は親バカ写真なので、スルー推奨。
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木箱のタイトルはなぜか「気分が悪いのです。」
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ほかにも、校内全般の装飾も色々あり、階段の踊り場壁面いっぱいに、富士山の絵を描いて貼ってあったり(末娘担当)会場の入り口には、朝日を浴びたスカイツリーの絵が貼ってあったり。会場へ行くまでの廊下にも色々な装飾が施されていて、楽しい雰囲気一杯の学校になっていた。
ところで、一渡り見てまだ子供たちは授業中だったので、一足先に帰ってきたら、給食のない末娘が程なくして帰ってきた。とても不機嫌で、ついに涙があふれてしまうくらいの様子。どうしたのか尋ねても、最初は答えてくれなかったのだけれど、辛抱強く待っていたらやっと答えたことには、お母さんはふだん学校に来ないので今日来たら色々説明もしたいし一緒に回ろうと思ったのに先に帰ってしまった。他の子は親が昇降口で待っていたりして一緒に帰ったり、会場を一緒に回ったりしていた、なのにお母さんは帰ってしまって一緒に回れなかった(ここで嗚咽)というのだった。
よく考えると、上娘の時だったら、授業が終わるまで待っていたのではなかっただろうか。4人目ともなると親の方も淡泊になってしまっていて、もういいかな、と思ってしまうのだ。こういう場面で子どもがそんな気持ちでいることなど、すっかり忘れているというか、今回の場合は認識すらしてなかったというか。
ということで、展示は午後4時半までだったので、お昼ご飯を食べた後、末娘と二人もう一度学校に行って一緒に会場を回り、話を聞き、写真も更に撮り、教室にも行ってお習字の作品なども見て帰ってきたのだった。
お母さんはほとんど学校に来(てくれ)ない、というのは結構当たっているので、(お茶のお稽古優先で月に一回第二土曜日の学校公開はほぼ全欠席だし、出席してもしなくても大して影響のない保護者会のために平日休みは取れないのでこちらもほぼ全欠席)少々反省したのであった。今まで末娘はほとんどそんなそぶりは見せなかったし、来なくていいよ、くらいな勢いだったけど、じつはやっぱり親に学校に来てもらいたいものだったんだね。
お茶のお稽古もいいけれど、これからは、たとえば朝の1時間目を見てお茶のお稽古に行くとか、少し工夫しないといけませんな・・・。