「 おでかけ日記 」一覧

ペンギン・カフェ

昨日の記録。
ひょんなことから、新国立劇場バレエ団の「ペンギン・カフェ」を見に行くことになった。
演目は、3つに分かれていて、最初が、ビゼーの若い頃の作品(交響曲)に合わせた踊りで、クラシックな感じ。振り付けがすばらしくて、バレエとはこういうものだ、と初心者に教えてくれるような作品。
二番目の演目はE=mc2。アインシュタインの考えた数式からインスパイアされて作られた作品で、これがまたすばらしかった。エネルギー、質量、原爆(マンハッタン計画)、光、と4つの場面がそれぞれ表現されていて、光の使い方といい、音楽といい、完璧な作品。白装束に赤い扇を持ってソロが躍る原爆のところは、とくに怖かった。
そして三番目が満を持して「ペンギン・カフェ」それぞれの動物に分した踊り手たちの踊りが素晴らしく、そして最後はノアの箱船に乗って行くという、ちょっと悲しい結末だ。希望を見いだす結末なのかもしれないけど、私は悲しい感じがしたな。
初めてのバレエ体験。結論から言うと「バレエすごい!」である。
もっといろんな作品を見てみたい。
それと、新国立劇場は、さすがに新しいだけあって、とても音がいいと思う。今回は、2階席の一番後だったけれど、音に関して全く不満は無かったし、高い位置から全体を見下ろせて却って良かったように思う。
ここで上演されるオペラも見てみたいものだ。


歌舞伎観劇

今日は息子の私大入試。明日は中娘の私立高校入試。親はすることがないので、こういうときは遊ぶに限る。今日はちょうど家人の誕生日だし、日生劇場の二月大歌舞伎を見に行った。松本幸四郎がさすがでした。怪我から復帰した染五郎は心なしか元気がなくてちょっと心配。まだ本調子ではないのかな。
銀座三越でわざわざ予約して買っていった美濃吉のお弁当もとっても美味しくて大満足でした。(やっぱり食い気優先)
ところで、本日の着物は1~2月のこの時期にしか着られない梅の小紋。梅だけど柿渋染めの着物です。
一昨年誂えていたのだがやっと着られた!
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箱根で食事

私の誕生日祝いも兼ねて、箱根ハイランドホテルのレストランラ・フォーレを再訪する。
バスが遅れて8時過ぎからのディナースタート。
シャンパンで乾杯したあとは、「旬の一口オードブル」芝エビの天ぷらみたいなのと、海老(?)の濃厚なスープ。
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前菜もう一つは「駿河湾産太刀魚と三浦産焼きナスのテリーヌ、柚子の泡を帆立貝グリルとともに」このテリーヌは八方出汁を使ったものだそうで、フレンチジャポネの面目躍如といった趣だ。
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パンも自家製? イチジクとレーズンが入ったパンやオリーブのパンなどどれもおいしい。
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スープは、御殿場地鶏と三浦産カブのポトフ仕立て。鶏のブイヨンがとろりとしていてなにしろ美味。
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メイン。私はお肉。「仏産鴨肉グリル グロゼイユソースと洋ナシのサバイヨン」
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家人はお魚で、イトヨリ鯛。ザクロをあしらった二種のソース。
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デザート。
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飲み物は二人とも紅茶で。
翌朝は、家人はフレンチジャポネの朝ご飯。
彩り野菜。
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私は、アメリカンブレックファストで。
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これから年を取っても美味しい食事を美味しく食べられる体でいたいな。



出光美術館

お茶の教室の懇親会が終わった後、すぐそばにある出光美術館に行く。
東洋の白いやきもの展に仙厓展が併設されていた。
白いやきものの方は、どのようにして白磁が作られるようになったか歴史に従ってその時々を代表する作品を展示し、解説している。中国から朝鮮に白磁が渡ってそれが日本まで。重要文化財になっている白天目もあった。
仙厓の方は、たぶん初めて見るものだった。
とぼけた味わいのある絵に文字が添えてある作品が気に入った。ネット上に落っこちていた、今日一番気に入った「うそ替画賛」。
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ホテル朝食

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40階にあるレストランにて。
追記
このあと、館内にあるお茶室で点茶サービスをお願いした。
聞くと80%は外国人のお客様だそうで、なるほど、それでお点前が舞を舞っているような、やや大袈裟なパフォーマンスだったのかと納得。(裏千家流でしたが。)
お客様が日本人だったので、なるべく渋いのを選んでみたのですが、とおっしゃるお茶碗も、十分華やか(笑)。
でも、良いお席でしたよ。ちゃんと炭を使っていたし、お香もよく香っていて、お茶室という異空間を体験するには良いと思いました。