福島第一原発から放射性物質が漏れて、東京の水道水から基準を上回る放射性ヨウ素が検出された。私の住む区では1歳未満の乳児がいる家庭にはペットボトルの水を3本ずつ無料配布するそうだ。
うちにはもう乳児はいないけれど、やっぱり良い気分はしない。水道水だけでなく、空気中に放射性物質が浮遊している可能性があるから、外から帰ってきたときには、上着をよくはたいてから家にはいること、顔と手を良く洗うこと。できればシャワーを浴びること、など子供たちには言ってある。
でも私自身は、自分が多少放射性物質を吸い込んだりしたって、別にいいやと思っている。
そうは言っても私にくっついてきた放射性物質で子供が汚染されるのはイヤなのでちゃんとコートをはたいて手と顔を洗ってはいるが、正直なところ、広島で母が受けた被害のことを考えると今の放射性物質の量は問題にならないと思っている。
母は子供を3人産み、77歳まで生きた。被爆していなければ、もしかしたら乳ガンにならなかったかもしれないとも思うが、それとて今となっては詮無いことだ。
放射線健康リスク管理アドバイザーとして福島県に招聘された山下俊一先生という方が、同じくアドバイザーに任命された高橋先生という方と一緒に早速現地に入って市民に向けてお話をされたそうだ。(全文はこちらにアップされています。)
最後の方で、市民からの「原発は無い方がいいのでは?」という問いに対し、こう仰っている。
私は原爆を浴びた両親から生まれましたから、被ばく2世です。しかし、こうやって元気に仕事をしています。高村先生は被ばく3世です。そういう意味で考えますと、科学に善悪、善し悪しはない。原子力発電所を我々がコントロールする術はこれから学ばなくてはいけませんけれども、全廃とか、あるいは原子力発電所が悪いという意見を持っていません。では、どれをどのようにして管理するかはこれからのまた、大きな議論になると思いますので、私は申し上げません。ニュートラルな立場でこれが不要だとは言えませんし、言いません。
1つ参考になるかもしれません。永井隆をご存知ですね。「長崎の鐘」の永井隆は、原爆を被ばくした直後、彼は瀕死の重傷で日の丸を描いて、復興に当たります。奥さんが、みどりさんというご夫人が亡くなりました。しかし、家に帰ることなく彼はその後3ヶ月間、荒野で、原子野で、被ばく者の救護に当たりました。その時の救護報告書が10月の初めに書かれました。全く何もない中で200 数十名の被ばく者の健康影響を書いて、最後に彼がこう書いています。「祖国は破れた。国は壊滅し、荒野になった。しかし、この思いは日本人、日本国民が科学者をないがしろにしたせいである」と。彼は放射線科の先生でしたから、原子力の知識もありました。先に欧米が原子力爆弾を開発したということで非常に悔やみます。と同時に、この惨禍を乗り越えるためには、このエネルギーを良きものとして、世界の幸福のために使うべきだということを彼は述べています。そういう意味では、科学をコントロールする力を持つ事が我々の責務だというように思いますので、今の考えの答えにはなりませんけれども、そのように答えさせて頂きます。
こんな風に私も考えられれば良いし、考えたいものだとも思うのだけれど。
でも心情としては、これ以上新しい原発が作られないこと、原発に代わるエネルギー開発に国がお金をもっとかけてくれることを私は望みたい。
コメント
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こういう状態ではもう出来ないと思うよ。
放射性物質については私も今のところ大丈夫だと思っています。水についても。
エネルギーがすくないと将来の日本の産業がどうなるかが心配です。
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gakoちゃんコメントありがとう。
水の方は落ち着いてきましたね。
学校ではエネルギーに頼らない産業(ソフト産業っていったっけ?)で生きていくしかない、って習ったよね。あれ、本気でそうおもってたんだろうか(だれが)。
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東京へ数日間、出動する可能性がでてきました、、、
節電に協力するためとか理由つけて、全力で避けた方がいいですかねぇ、、、
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豆ゴハン。さん、都内は交通機関がふだんより7割くらいの稼働率、デパートやスーパーの照明も7割くらい、という感じです。
放射線量は新宿ですが文部省のページからこんなの
http://mextrad.blob.core.windows.net/page/13_Tokyo.html
水道の放射能濃度はこんなページを
http://atmc.jp/water_tokyo/
見てご検討下さいませ。