今日お稽古場で(こっそりと)聞かされた言葉。
大先生はもうお年だから、この先10年はもたない。
このお教室は将来絶対に無くなる。
だから先のことを考えておいたほうがいい。
ここのお茶事はお茶事じゃない。お茶事のお稽古だ。
お茶会もお茶会のお稽古だ。
だから、本当のお茶事やお茶会をやれるところに行った方がいい。
その方が絶対に楽しい。
将来、私と一緒に楽しんでやりましょう。
ここは道場だ、と大先生は仰る。茶の湯と茶道(ちゃどう)は違う。趣味や遊びでやるのなら「茶の湯」を楽しめばいい。でも茶道を極めるのなら、忍辱が必要だ、修行が必要だ、と。
そんな道場で鍛えられて、立派に準教授のお免状をもらって後進の指導に当たっている方でも、こんな風に考えていらっしゃるお人もいるのだ。
私は10年、ここで学びたいと思っている。もし、10年学べなかったとしても、そのときはそのとき。今から行く場所を考える事はない。