末娘の海外派遣と中娘の振袖探検

今年28回目を迎えるN区立中学校生徒海外派遣事業は、区内の全区立中学から二人ずつ選ばれた生徒(全部で68名!)がほぼ無償で夏休みの1週間、オーストラリアの姉妹都市でホームステイしながら海外体験をする、というものだ。
新学期早々各中学では選考会が行われ、応募した生徒の中から男女各1名ずつ選ばれる。末娘は7倍の難関(?)を突破してST中学の代表になり(相方は同じクラスのI君)、5月から6回ほど研修を受け、昨日晴れて海外派遣候補生から海外派遣生に昇格したのだった。
そして今日はついに出発の日。区役所で行われた「出発式」に中娘と一緒に出席し、区役所の前からバスをに乗って成田空港に行くのを、保護者はじめ各中学の校長や関係者の人たちと一緒に手を振って見送りした。(何だか泣きそうになったけど、まわりを見たらだれも泣いている人なんていないので、我慢したw)

その後、中娘と一緒に二駅先まで電車に乗って移動し、喫茶店「ぶな」でお茶。
久しぶりに美味しいコーヒーとチーズケーキを堪能した。

ぶなの帰りには、私がまだ実家に居た頃、母がよく取引をしていた着物屋さんに寄り、中娘の振袖探検をした。
沢山の反物(仮仕立てしてある)を当てていくうちに、合うもの合わないものがわかり、徐々に自分の好みもはっきりしてくる。
いやー、見ている私も楽しかったけれど、中娘もかなり楽しかった模様だ(^^)v。

結論としては、中娘は「赤」が似合う!ということ。そして、私とは違って、結構派手な柄や、金彩や金駒が好き、ということだった。しかし何しろ背が低いので、大振り袖ばかりの今どきのレンタルでは完全に袖を引きずってしまう。つまりは、お仕立てしかないということか。。。中娘は、この探検ですっかりお仕立てする気持ちになってしまったようだ。(「お願いします」と言われちゃいましたよ(^_^;))

今日のところで一番気に入ったのはこんな感じ

今日のところで一番気に入ったのはこんな感じ。

成人式まではまだあと1年以上あるので、次回は池田重子さんのお店にも行きましょう、ということになった。(日本のおしゃれ展も見たことだしね。)


コメント

  1. いとなん より:

    おおお!娘さんの美しい姿に思わず、私も感嘆! ついでに昔話(迷惑?)

    昔、お金持ちの祖母が「内孫たちが成人したときは、孫息子なら100万円(!)をあげる、孫娘なら振り袖を仕立てる」というポリシー(?)を宣言したとき、私は「なんで着物〜!?その大金のほうがいいいいいい!!!」と叫びました。が、祖母ごひいきの呉服屋が反物持ってやってきて、最初いやいや、帯と着物の柄を体にあてて〜みたいなことをやってるうちに夢中になり、最後には「私はこの帯とこの反物でお願いしま〜す」とすっかり籠絡されていたのでした。着物と帯の組み合わせ(と自分の組み合わせ)で様々な効果や印象が生み出されるという経験はそれはそれは素晴らしいものだったのです。それ以降、着物にはまりという人生は歩みませんでしたが、独身が長かった私は30代前半までその振り袖を着る機会があり、祖母がその度に「これで誰かの目にとまって結婚してほしい」と呟いておりました。

    能の仕舞を倣うのが趣味だった祖母が亡くなったときに遺した着物の柄のセンスの良さ(曖昧な色や柄を好む人でそれがまた似合ってた 私には似合わない柄ばかり)を見るにつけ、「あのときおばあさん孝行しておいて良かった」と思うのでした。祖母が亡くなった後、叔母が「孫娘にください」という御願いをし、母も私も(寂しい思いをしつつも)OKしたので、もう手元にはありませんが、よき思い出です。

  2. minaho より:

    いらっしゃいませ>いとなんさま
    いとなんさんがすっかり籠絡されてしまうとは、着物の魅力を知り尽くしたおばあさまが一枚も二枚も上手でいらしたということですね。さすがです!!(私もそんな祖母がほしかったー(笑))
    そして、その着物が、ご親戚のお嬢さんへバトンタッチされていくというのがまた着物ならではのこと。
    素敵なお話をありがとうございます。