先週の初点ては大先生の自宅だったので、今日がいつものお稽古場での初稽古になる。月に一度は朝礼をするのよ!と大先生の号令がかかり、全員Aルームに集まって御挨拶。気持ちよくお稽古をしましょう、という大先生からのお話を伺った後、各部屋に分かれてお稽古。
2階のお部屋ではS先生ご指導のもと、私、先輩弟子のYさん(50代)・Tさん(20代)・Kさん(20代)といういつものメンバーでお稽古が始まった。トップバッターは、私。貴人点てのお濃茶。
炉のお点前にもだいぶ慣れてきて、中仕舞いも忘れずに出来た。しばらくして下のCルームに降りて、2月に行われる茶会用のお稽古。千歳盆点前。
いつも通りお稽古が終わるのかと思いきや、午後の自習時に思わぬ幸運が訪れた。
いつも自習を行うCルームはすでに人で一杯だったので、Bルームでお稽古しているA班先輩のお点前を見学していたところ、となりのAルームにいらした大先生が私を呼んでくださり、なんと、誰も使っていない「お茶室」(小間)でS先生にお稽古をつけていただくことになったのだ。
Cルームが一杯だったのも幸運。私の姿が大先生の目に入ったのも幸運。そのときにたまたまS先生が暇そうにしていらしたのも幸運。さらにお茶室が空いていたのも幸運。
何をやる?と大先生に聞かれたので、お濃茶を、とお願いした。初めてのお茶室お稽古なので、基本から、と思ってお願いしたのだが、大先生、ちょっと顔をしかめて、今日2階で何をやったの?と聞かれるので、貴人点てのお濃茶です、とお答えすると、ではそれを復習なさい、と。
そこで、貴人点て濃茶を本格的なお茶室でお稽古と相成ったのだ!
S先生が説明してくださったところによると、このお茶室は、今日庵にある又隠(ゆういん)の写しだそうだ。
私が昨年2月に初めて大先生の社中を見学に行った際、最初に通され、A班リーダーUさんのお点前でお茶を頂いたお部屋。初めて大先生とお会いしたお部屋。
茶室には3月のために釣釜がかかっていたが、普通と変わらないからこれでお稽古してね、とS先生に言われて、初めての釣釜、初めてのお茶室で貴人点てのお稽古開始。
いつもお稽古してる2階のお部屋と違い、畳は京畳。広い!外隅ねらいに座って、膝前にお茶碗、お茶碗と膝の間にお茶入れを置く。余裕がある。建水と自分の間にも余裕がある。
Aルーム、Bルーム以外の場所では置き炉を使っているけれど、当然のことながら、お茶室は本式に炉が切ってある。
炉の季節になってから本物の炉でお稽古するのはこれが炉開き以来だ。
柄杓を置くとき、釜の蓋を開けるとき、締めるとき、手の位置、腕の高さが全然違う。これが本当の炉のときの所作なのだ。
空気が違う。
この空間がとても心地よい。
この空間でずっとお稽古していたい。
そんな気持ちでお点前をしていたと思う。
私が点てたお濃茶はS先生に飲んでいただいた。美味しく点てられただろうか。
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今日注意されたこと。
茶筅通しのとき、最初に茶筅を茶碗に入れるとき左手は添え手(指を揃えて茶碗に添えるだけ)で。貴人台を手前に引いたあとの左手は、茶碗を上から押さえる手に変わる。
お茶を入れおわり、茶杓でお茶をさばくとき、左手は添え手。
濃茶を練りおわって貴人茶碗を持って客付き正面に回る際、貴人茶碗の位置が高すぎると指摘される。膝の前当たり低い位置をキープしたまま、回ること。
拝見物を出し終わった後、柄杓と蓋置を荘る。更好棚でお稽古したので、向こう3分の一、手前4分の一の位置に置く。手前4分の一の位置に置く際、柄杓を持つ手を少し手前に引くようにして置くと綺麗。
拝見物のお茶入れはいつも右膝前。出すときは相手の右膝前が茶入れになるように。お客の立場になったとき、いったん取り込むときには、自分の右膝前に茶入れを置く。その向こう隣りに茶杓、仕覆、の順に置く。