9月の日曜稽古:中置き、和巾など

13日日曜日の記録。
朝一番のお支度は、灰形から。藤灰を撒くのも忘れずに。
お稽古は中置きで、初炭手前の見学、中置きで長尾で続き薄茶、中置きで後炭手前、そのあと、中置きを解いて和巾のお稽古。すごく盛りだくさんだった。
中置きで長尾で続き薄茶は面白かった。水指は細水指。勝手付き風炉敷板の右側、少し手前、板半掛けくらいの場所。茶入は本勝手据え(常据え)で水指がおいてあるはずの位置の前に荘っておく。茶碗を膝前正面に置き襖を開け点前座に進み、茶碗を右横左手前と二手で勝手付きに仮置きし、茶入を右手で右に寄せて茶碗を左手前右横左横と三手で置き合わせる。水屋から柄杓蓋置を組んだ建水を持ち出し、常通りに長緒茶入の扱いで濃茶を点てる。末客まで吸いきり茶碗の拝見などが終わって茶碗が戻り総礼。湯を汲み湯を捨てたところで、続いて薄茶の挨拶を交わし、茶巾、茶筅を茶碗に仕舞うと右手に茶碗をのせ、一膝左によけて建水をもち水屋に下がる。このあと莨盆を持ち出したり、干菓子を出したりするのだが、莨盆は省略、お菓子のみ出した。
左手に茶碗、右手で棗を持って出て居前に座ると、茶碗と棗を縦(茶碗が向こう、棗が手前)に並べて膝前に置く。次に建水を運び出す。腰の帛紗を取って捌き棗を拭き、火窓前あたり、建水の右肩に置く。茶碗に湯を汲み、茶筅を取り一度打ちのみ(上げない)ですすぐ。茶碗を茶巾で拭き、茶を入れ、点てる。茶碗を出すと、正客は取り込んで次客に勧める。次客は茶を飲む。その間に正客は、先の茶入、仕覆の拝見を請う。亭主は、茶杓を水指の上にかけ、右手で茶入を膝前に置き、左手で薄器(棗)を取って置き合わせると、茶杓を右手で取って棗の上にのせる。
茶入を持って客付へ、常通り拝見に出し、戻って仕覆を取り、再度客付に回って拝見に出す。正客は拝見物を取り込み、次客は茶碗を返す。
亭主は正客の茶を点て、その後連客の茶を点てる。全員が飲み終わると、仕舞い付け、茶杓、棗の拝見を請われるので(先に茶入が出ているので茶入についている茶杓が先になる!)茶杓から出し、棗をそのあとで出す。
拝見するときは、茶入、茶杓、仕覆、棗の順に拝見し、返すときも、その順番で返す。亭主が拝見物を持ち帰るときは、仕覆を左手にとりその上に茶入、左手親指で茶入の肩をささえる。右手で茶杓を取って小指と薬指で握りこんだら人さし指中指で棗を上から取って、立つ。
中置きの炭手前は風炉なのに炉みたいで変わっている。後炭もまた、変わっている。細かいところで不明点があったので、U先輩が調べてきてくれることになった。
和巾はすごく久しぶりだった。