2015年1月1回目のお稽古:初点て式

1月10日土曜日の記録。
当初は初点て式は行わず、お茶会に向けた普段通りのお稽古と聞いていたのだが、直前になって、やはりみんなで最初にお濃茶をいただきましょう、と大先生からご指示があったそうで、急遽、A班の先輩方が中心となって初点て式が行われた。
今年から、SGさんの後を継いで、私が炉中の準備を担当することになったので、この日、SGさんに見て頂きながら炉中を整える。よく火がおこるように、ていねいに灰をふるう。火床の形を整え、四方の山をつくるべく火箸で灰をかきあげる。たっぷり湿し灰を撒いた後、埋め香をして、下火3本を入れる。この日は炭手前をしないということだったので、下火を入れた後は、炭手前と同じように炭を入れていく。初点て式で火が消えてしまっては大変なので、空気の通りに気を付けながら。釜をかけ、炉縁をはめ、釜の蓋を切って炉中仕事終了。
席入り後、朝礼があり、大先生から30分ほどお話があった。いつも大先生が仰っている「自分を育てるのは自分自身」というお話。そして、今年の目標として、季節ごとのお点前をきちんとやっていくというお話も。なので、2月は大炉、3月は釣り釜をやりましょうね、とのこと。楽しみだ。
お話が終わる頃に、STさんとSGさんがお菓子を運んで下さる。近所の和菓子屋さん作の花びら餅だ。皆にお菓子が行き渡って一緒にいただいたら、亭主のUさんが静かに茶道口を開け、濃茶点前が始まった。柄杓を引いたところで総礼。茶入を清め、茶杓を清め、厳かな雰囲気でお点前が進んでいく。茶碗を清めるために釜の蓋を開けた瞬間、湯気がふわぁ??っと上に上がっていく。
濃茶が点つまで本当は無言なのだけれど、と前置きしてから、炭によく火が回って、お煮えもちょうど良いわね、この湯気の上がっていく様子がとても良いものなのよ、と大先生が解説してくださった。この景色を皆に見せたいから、茶会の稽古では無くやはり初点て式のようにしたのよ、とも。
炉中を整えた私が、本当にほっと胸をなで下ろした瞬間だった。
ビギナーズラックだったのだろうけれど、炉中の準備、炭の具合がうまく行ったのは本当に嬉しいことだった。
n先生が正客で私は次客、土曜クラスのお弟子さん、代稽古の先生など総勢14名で、お濃茶は都合三碗の練られた。お茶碗は嶋台茶碗ではなく、黒楽茶碗で。略式初点て式だったけれど、年の初めはこうして皆さんとご一緒にお濃茶をいただくと、背筋が伸び、気持ちも引き締まって、やはり良いものだなぁと思った。
無事に全員が濃茶をいただき終わると、各グループに分かれてお茶会のお稽古。
私はまたしてもお客様の勉強をさせていただいた。濃茶につづき薄茶も頂いて、とても幸せだった!
この日は、A班のメンバーが手分けしてお節をお持ちしていた。Uさんが紅白なますと卵焼き、Kさんが叩き牛蒡、STさんが一口昆布巻きでSGさんが栗きんとんと田作り。私は黒豆を煮て持っていった。代稽古の先生方が小豆ご飯を炊いて下さり、大変豪華なお昼ご飯となった。
午後はもう一度お茶会のお稽古。