春の懇親茶会2014

昨日は大先生のご自宅お茶室を3室お借りしての社中懇親茶会だった。
土曜日A班は、他の曜日の重鎮さん二名と一緒に広間の薄茶席を担当した。ときどきn先生がヘルプに入ってくださる。
床の間には、淡々斎筆「落花開戸入」。お花は唐物籠に季節の花が美しく入れられている。お香合は仁清写しの結び玉梓。釣り釜に吉野棚、雲錦蒔絵の長棗にほっそりとしたオランダ水差し、赤い炉縁には黒の老松が描かれ、風炉先屏風は網代のモダンな意匠。とても良いお席だったのだが、いかんせん、人が足りない!後見(席主)、半東、亭主、お運び、水屋を実質5人で回さないといけないので(重鎮さんお二人には後見以外あまり頼めないし、n先生は出たり入ったり)目の回るような忙しさ。お点前は当然2回以上回ってくるし、水屋で茶筅振りも時間との闘い。でもおいしくお茶を点てないといけない。前回、おやかんに差し水をしながらお湯の温度調整をしたらお茶がカルキ臭かったので、ブリタ浄水器を持ち込んだ。これが大成功。少なくともカルキ臭さはゼロだった。
そんなこんなで、3席あるうち、自分たちが担当する席に朝、入れさせていただいたあとはずっと働き詰だった。最後の最後に、お濃茶席の方たちが私たちのために一席もうけてくださり、A班の先輩方と広間席を担当した重鎮さんお二方、濃茶席の重鎮さんとご一緒に小間に入ることが出来ました。席主は私の大好きなK先生。お軸は藤原行成筆 亀山切れとのことだったが(妙に新しい感じがして、写しじゃないかな、とちらっと思ってしまったけど(追記:美術印刷というコピーだそうです))伊勢の「年を経て花の鏡となる水はちりかかるをや曇ると言ふらむ」紀貫之の「山たかみ見つつわが来し桜花風は心にまかすべらなり」の二首が美しい料紙に美しい文字で書かれていた。昔々、紀貫之や藤原行成の臨書をしたことを思い出しながら拝見した。お花はいつものお稽古場の裏に咲いていたという薄桃色の椿が一輪。笛の形の細長い花入れに。香合はしょんずいの型もの香合で、橋杭。お茶碗は黒楽茶碗で「俊寛」写し。お抹茶は萬風の昔(辻利園)だった。この日、VIPのお客様が見たがったとのことで、お茶室の突き上げ窓が開いていたので、午後の風が本当に気持ちよく茶室を吹き抜けていて、一日の疲れも吹き飛ぶような心地よさだった。


コメント

  1. ミケ より:

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    社中懇親茶会って、素敵ですね!やはり先輩後輩がいる、というのは、うらやましいです。それにしても、minahoさんは記録が正確だわ。すごい記憶力!

  2. minaho より:

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    いらっしゃいませ>ミケさま
    お客様はほぼ、大先生の、現お弟子さん、元お弟子さん、現孫弟子さん、元孫弟子さん・・・要するに内輪のお茶会です。本当は私のお友達とかにも来てほしいなぁと思うんですけど、それはダメみたいなんですね。5年ほど前までは、外にお釜をかけたり、外部のお客様も呼んでいたらしいのですが。
    で、記録ですが、うろ覚えのところをいろいろ調べて補強して書いているのと、忘れてるものは全然書かれてない(!)ので、記憶力がいいわけじゃ全然ないんですよ。特に和歌なんて絶対無理です!(笑)