昨年思い余って通うことになった不登校支援センターだが、先週金曜日を最後に卒業することになった。
中娘の不登校がなおった訳では無いが、彼女にも環境の変化があり、良い兆候が見え始めていることと、息子が大学に入ったので、不登校支援センターへの出費がむずかしくなったことの2点がその理由だ。
しかし振り返ってみると、不登校支援センターの面談、カウンセリングって一体なんだったのだろう。ホームページや、担当カウンセラーの話では、通常スクールカウンセラーが属している臨床心理士の手法とは真逆と思ってください、ということだったと思うのだが。
面談に通った日々。
2013年11月30日(土)19:00~20:40 親だけ
2013年12月25日(水)19:00~20:40
2013年12月5日(木)19:00~20:40
2014年1月13日(月)17:00~18:40
2014年1月29日(水)19:00~20:40
2014年2月12日(水)19:00~20:40
2014年3月26日(水)19:00~20:40
2014年3月8日(土)19:00~20:40
2014年4月11日(金)19:00~20:40 卒業
支払った総額は、131,250円なり。(お金じゃないけど、でも払ったことに変わりはないので記録だけは残しておく。)
私は9回、中娘は8回通い、パーソナリティテストとかストレス耐性を測るテストとか、いろいろ受けて、その都度、その結果の解釈を聞いてモチベーションアップしてもらって、の繰り返し。
中娘は小学生のころからカウンセラー慣れしているので、自分の話を聞いてくれる人だと判断すれば、その相手には好きなだけ話を聞かせようとする。ある回では、相当ストレスがたまってたみたいで、こちらが予定してたテストが出来ず、結局話をきくことで時間が過ぎてしまった、とカウンセラーが苦笑するような回もあった。そして、完全不登校ではない分、難しいですね、と親は言われたりもしていた。
12月だったか1月だったか、Nさんはいつも褒めてくれる、話を聞いてもらうと元気になると言って、ストレスマックス(中娘談)の最悪な状態からすっかり元気になって帰ってきて、でも、その翌日学校を休んだことがあった。
そのとき私の中で何かが切れた。これは何かが違うと思った。
言葉は悪いが、ただ娘のご機嫌取りをしてもらうために行ってるんじゃないよ。ご機嫌直っても結局学校休むじゃないか、とがっくりと萎えてしまったのだ。
確かに、様々なテストを通じて、中娘自身は自分の弱み、傾向、強みを人から語ってもらってそれなりに、認識できるようになったと思う。そして、最後の日には、最初の日にやったテストと同じテストをして、初回と最終回との違い、成長について、解説を受けたそうだ。自己評価が低く異様に承認欲求が強かったのが少し弱まってきた、つまり、すこし自分と自分の周りを相対的にみられるようになってきたと言ってもらって、まんざらでもない顔をしていた。
でも、最後までテストの数字を開示してくれるわけではなかった。点数が変わったといっても、どれほどのものなのか、こちらにはわからない。カウンセラーのお話(解釈)を聞くだけ。
ま、信じる者は救われる、かな。
中娘は昨年、進級にあたっての進路調査で、理系を選び、更に、選抜コースから特選コースへの移動希望を出していた。(中娘の通う高校は、S特(最難関私立大および難関国公立狙い)・特選(GMARCH及び国公立狙い)・選抜(中堅私大に特化)・総進(有名私大狙い)の4コースに分かれている。彼女は高校入試のときに選抜コースレベルでしか確約(内定)がもらえなかったので、そのまま選抜コースに入学した。)驚くほど勉強しない中娘が、試験期間中ほぼ毎晩徹夜して試験勉強し、まあまあの結果が出てしまうのだから、いかに選抜コースが・・・(以下自粛)
4月を迎え、勇気を出して新しいクラスに行ってみたら、みんな元気で明るいのだという。前のクラスもうるさいくらい明るかったけれど、その明るさは明るくしてないとやってられない不穏な空気、なにかのきっかけがあれば爆発しそうな不平不満が詰まった暗さに満ちた明るさだった。そしてじめじめとした陰湿ないじめ、悪口、足の引っ張り合い・・・。
それにくらべて、特選クラスの子たちの明るさは、まんま素直(中娘談)で、だれでも受け入れる暖かさがあるのだそうだ。何より、男子と女子が仲がいいというのが良かったみたい。(前のクラスは一部の女子軍団がクラスを牛耳っていた。男子の存在感ほとんどなし・・・)自然と中娘も素直になり、ちょっと前まであった、山岳部の連中全員殺したい!!というような、意味不明の憎しみが、今のところ自分の中からすっかり消えていたんだそうだ。(なにしろ、私に向かって、ごく自然に「ごめんね」とか「ありがとう」とか言っちゃったりするようになっちゃったんだから驚きだ。)
いつまで続くかわからないけれど、今はそんな感じ。
なので、不登校支援センターのテストの結果が変わるのは当たり前なんだよね・・・。
中娘本人は不登校支援センター大好きだったから、行ってよかったのだろうと思う。
でも、彼女をめぐる環境変化の方が、周りにいる人間の変化の方が、圧倒的な力を持っているということだったのね。
もちろん、いつまで続くかわからないから、油断はできないけど、今現在の正直な感想はそんな感じです。