個木差

紅葉の進み具合は木によって、あるいは場所によって異なるけれども、同じ場所に並んでいる木でも違いがあるので、個人差(この場合は個木差だけど)とはこういうものかと思う。たとえば、同じ家に生まれた兄弟でも、それがたとえ一卵性双生児であっても、人が違えば違うということで、当り前のことだけれど、改めて。
そうそう。ソメイヨシノはクローンだからどの木も遺伝子は同じだ。
中娘が毎日気分が大きくぶれて、学校に行けたり行けなかったり朝起きられなかったり起きられたりしていて、こちらも振り回されている。あの場所(学校)がいや、という感想は、単に気の迷いのようなものに思われるけれども、本人にとっては非常につらいことのようで、このまま行くと、また不登校の状態に逆戻りになるかもしれない。
思い余って昨夜、こんなところに予約を入れてしまった。
中娘の影響を受けて末娘が朝起きなくなっている。ぎりぎりにならないと起きてこない。彼女はいったいどんな中学生になるのだろうね、と昨夜家人と話をした。上の三人とは違って、中学に入ったらなにかスポーツ系のクラブに入ってもらって部活をしっかりやってもらおう。勉強は塾に行かせて、塾に行っている間だけでも強制的にやらせよう。そうすれば末娘だったら結構うまくやっていけるんじゃないか、などと希望的観測を話す。しkし、希望的観測は希望的観測にすぎず、将来彼女がどんな中学生になるかなんて、すでに上3人育てたからといってわかるものではない。
さて、このセンターが言う“不登校を解決する”ことが本当に中娘のためになることなのかわからないけれど(実際のところこれはすべて彼女の「未熟さ」が原因なので、その未熟さは本人が成長し本人が気づくことによって徐々に解消されていくことだろうし、本来はそうあるべきだとも思う)、初回面談は親だけなのでとりあえず行ってみることにする。