毎朝大先生から9時きっかりにお稽古場に電話が入る。そこで、本日のメニューが言い渡されるのだが、A班の先輩方に言わせると「山が当たったことが無い」
それを証明するかのように、本日はまさかの「仙遊之式」。
今日はほとんどの方が且座を予想していたので(私もです)、またしても山が外れたことに。先輩方はそれぞれ虎の巻を取り出して、ああだこうだと直前勉強で大わらわだ。というのも仙遊は一年ぶりくらいだから忘れてるーー!!とのこと。(私はみなさまが虎の巻をそれぞれお持ちなのにびっくりした。お一人は懐紙大の大きさの紙にびっしり書いたものを小さなクリアフォルダに入れて持ち歩いていらっしゃる。また別の方は小振りのノートをもちあるいていらっしゃる。すごいなぁ。)
私は未経験者なので、先輩方が一番簡単そうなお役を考えてくださった結果、三客の炭を継ぐ役になった。仙遊のお炭は、準備はすべて半東さんがやってくれて、ホントに炭を継ぐだけなのだ(中掃きと後掃きはあるけど)。
さて、お花を入れ、ちょうど私が炭を継いでいる最中に大先生ご登場。
私が炭を継いでいるのをご覧になると「この人は初めてだからだめよ、炭なんかやらせちゃ!茶通箱付き花月で濃茶の係なんだから、こういうときは濃茶を練る役を上げるのよ!且座とごっちゃになっちゃうからダメっ!炭が一番むずかしいのよ!」とおっしゃる。大急ぎで濃茶の役=東のS先輩と交代することになった。初心者に最初から東をやらせるなんて、普通は思いつかないよなぁ・・・でも実際は、東が一番楽なのかも。だって、半東がとにかく仕事量が多くて一番大変で、お客の方もお香を焚いたり次香を焚いたり、炭を継いだり忙しい。東は濃茶を練る以外は坐って会の進行をするだけだから、実は一番楽だったりするのだ。
そして、大先生が私に言うには、「今日のことはぜーんぶ忘れていいから!ね、全部忘れるのよっ!」
(笑)
大先生、仙遊なんてお題を与えたこと、失敗だったと思われたのかな。仙遊も且座同様、お花もお炭もお香もあって楽しい。特に花は回り花なので、とても楽しい。早く且座をマスター(?)して、そのほか、炭やお香のことも経験を積んで、仙遊ができるようになりたい。
今日はすべて忘れていいんだけど、でも、忘れたくないなぁ。
その後、B班の方や代稽古の先生方も交えて10人ほどで雪月花。なんだか途中で替え札を取った取らない取れない、になってめちゃくちゃになってしまったけど、とにかくやり終えてお昼。(帰宅して、参考書を読んでみたところ、おそらく、今日の失敗は、花の人が仮座に戻らず自席に直接戻ってしまったことから起きたことだったと思われる。)
午後の自習は、A班の先輩方が二人帰られ、残るお二人が灰形をなさったので、私一人になってしまい、Aルームで貴人点ての薄茶の稽古と、Bルームで薄茶の平点前をする。本当は四ヶ伝のなにかをしたかったのだけれど、予習不足だったので。次回は唐物か台天目をしたいと思う。
本日のお花。
幼なじみのお母さんが庭で育てた半夏生、小判草、ショウマ?など。持ち帰った花は、Uさんが持ってきてくださった、キキョウ、石持、カキランなどなど。
仙遊の花の支度を水屋でしたときに教わったこと。水切りして、切り口をとんとんと叩いてつぶしておくと、お花が長持ちする。(水を吸いすぎなくなるから?)こうして取り分けたお花は別の入れ物に水を入れて差しておけば、半東の人がお点前の直前に花台に移動しやすい。(今日はペットボトルの大きいのを途中で切って切り口にガムテープをまいたものを貸してくださった。)花台は霧吹きでたっぷりぬらしておく。