「 2013年05月11日 」一覧


5月1回目のお稽古:炭付き花月、濃茶付花月(包み帛紗)、入子点ての見学、茶杓荘りの薄茶点前

今日は初風炉。昨年の初風炉の日の朝礼で詠まれた道歌が「水と湯と茶巾茶筅箸楊枝柄杓と心新しき良し」だったので、一生懸命覚えていったのだけれど、予想に反して「その道に入らんと思う心こそ我が身ながらの師匠なりけれ」だった。利休道歌百首の一首めの歌だから、初風炉の日にふさわしい歌ではあったのだろう。
朝礼の大先生のお話は、人には親切にしなさい。でも親切にしすぎてはだめ。そして親切に甘えてはだめ。というお話。むずかしいなぁ。でもすごく大切なことと思う。ふだんからよく考えて生きていないとだめだなぁ。
お稽古の方は初風炉にふさわしく、炭付き花月と濃茶付花月(二つとも四畳半で)。
初炭点前も、炉と風炉では異なる。炭の大きさからして違うし、仕組む数も違う。炉の炭は大きく数も多いが、風炉は小振りで、数も2本少ないのだ。私は二の花(薄茶点前)をさせていただいた。初風炉の初炭付き花月がすんなり進んだので、二つ目の濃茶付は、包み帛紗で!と大先生。小振りのなつめを袱紗で包んで荘り、棚には棗以外の薄茶器を荘る。大先生の「つるつき」登場。私、つるつきを触るのは何十年ぶりだろう。濃茶のお点前のあと、薄茶3服のうち、初花があたり、茶器の入れ替えをする。つるつきの扱いを全部忘れているので、フタを開けるのに苦労した。茶杓をフタの上に置くのだが、つまみの右に置こうとしたら、すかさず、火の側よ、と大先生。つるの下からすっと差し込むように茶杓を差し入れて置くのだが、むずかしい!でも、いつもの棗と違うので、なんとなく、楽しい。
濃茶付花月もすんなり終わって、お昼ご飯までに少し時間があったので、大先生がUさんに、入子点てを総荘りで、とご指示。入子点ては、曲げの建水に茶碗を入れて持ち出し、濃茶付花月の最後に棚に荘り残した柄杓、蓋置をそのまま使う。建水からお茶碗を取り出すときの手が、普通と異なる。大先生がそこだけきちんと覚えなさい、とわざわざ教えてくださる。(けど、なんだかよく分からなかった!!(^_^;) 左手でとって右手を添える、だったかなぁ。明日またUさんに教えていただこう・・・。
入子点ての総荘りまで拝見させていただくと、こんどはSさんが、総荘りを崩してお点前をしなさい、と指名される。総荘りを崩すって?・・・建水を持って入り、蓋置をおろして、柄杓を引いて、茶碗をおろして、つるつきをおろして、あとはふつうの薄茶の点前?これもなんだかよく分からなかったー。
午後は、先輩弟子の方が行う茶碗荘りの見学をしたあと、茶杓荘りの薄茶のお点前を自習した。
お茶のお稽古は、裏の仕事(水屋仕事)がとても大切。Uさんが、なにかと指導してくださるので、毎回良い勉強をさせてもらっている。今日教わったのは、釜の後始末。特に、フタ。フタはお湯につけてしまって清めていたけれど、それは間違い。なぜなら、フタの取っ手のところにうるしが使われていて、あまり熱いお湯につけるとうるしがはがれてしまうことがあるから。なので、取っ手をもってフタの裏側のところだけ、お湯にちょんちょんとつけてすすぎ、タオルでよく拭く。フタの裏側の立ち上がったところなど汚れがたまりやすいのできれいに拭く。そして、お釜の方は、肩のあたりの裏側が一番かわきにくいので、そこは注意してタオルで水気を取ってから、残り火にかけて完全に乾かす。
また、後炭の代わりに炭を整えるときの心構えや、整え方も教えてくださった。(初炭点前をしない場合も同じ)炭がうまく起きていないのは、たとえば、灰形が悪い場合、炭のつぎ方が悪い場合とあって、今日は灰形が悪いとおっしゃっていたなぁ。炭の表面に白い粉(灰?)が出てしまうとそれが火を起こりにくくする原因になるから、火箸で丹念にこするようにして落としてしまう。それから、炭の位置を直していく。胴炭に他の炭を立てかけるようにして継いでいくけれど、大事なのは、胴炭に沿って下の方に空間が空いていること。空気が通らないと火が起きないから。
少し位置をずらすだけで火の起こりが良くなるのを見せていただき驚くやら感心するやら。(炭、好き!)そのあと、お香も載せる。お釜の方は、水をつぎ足し、茶巾で釜肌を清めるが、“あられ”の部分は拭いてはだめ。かるく叩くようにして清める。なぜなら“あられ”が取れてしまうから。(取れるのか!?)
こういうちょっとしたノウハウというか、知恵というのは、教えてもらわないと分からないことなので、本当に面白いし、勉強になる。忘れないようにしたい。
そして、Uさん曰く。炭を整えるにしても、何にしてもいい加減なことをしてはだめ。炭手前と同じようなつもりで、きちんとすること!これがきちんとできれば初炭も後炭もしたことを同じだから!と。心構えが大切だ。
☆今日摘んでいったお花
たぶん「キスゲ」のお花と、たぶん「ツリガネスイセン」両方とも石神井公園の近くで採取。