今週も先週と同じく、炭付き花月からスタート。今日はリーダーのUさんがお休みなので、サブリーダーのKさんの指示に従う。
私は亭主役を仰せつかった。いつもは更好棚だけれど今日は寒雲卓。これは地板がないので、水指は運びになるのに、それに気付かず、最初から据えてスタートしてしまった。そして、亭主の私が初花。初炭手前はSGさんで、炭が終わると、亭主の初花は札を帯締めに挟んで立ち、灰器を下げ、炭斗を下げ、仕組んだ茶碗を持ち出したら、最後、建水を持って入るときに、札を帯締めから取り出して右手で持って入る。そのまま止まらずに点前座まで進み、お点前を始める。茶碗は筒茶碗だったので、これもまた一苦労。上から持つときと横から持つときと間違えないようにしないと。茶筅が入っているときは、右横、左横、際と持つが、茶筅が入っていないときは斜め上から棗を持つように持つ。茶筅通しの時、お茶を点てるときはお茶碗を斜めに傾ける。
茶巾で拭くときは、先にい、りと拭いてから指を離さず茶巾を取り出して縁にかけ、3回半回したら、茶巾で茶碗を挟んだままに下におろし、そのまま抜き取る。茶巾を手の平にのせ、輪になっているところ(向こう側)を手前に少し折り、折ったところを親指を下にしてつまみ、表に返して蓋の上に置く。(だったと思う・・・。)
茶筅通しの後、湯を建水にこぼすときは、右手で上を持ち揚げたら、左手で底を掴むように全体を持ってこぼす。
お茶が点ったら、上からもって左手の平に載せ、正面を正してまた上から持って定座に出した。(横から持つやり方もあるらしい・・・)
先週同様、お釜の蓋は共蓋。鉄のわっかのようなものがついた蓋で、輪っかの止めのところを柄杓の向きに向けておく。茶巾を置くときに、向こう側にしずかに倒す。お仕舞いのときは、茶巾で、手前に倒し元に戻す。
濃茶付花月は、寒雲卓に薄茶器はつる付。で、仕舞い花。濃茶付の場合は拝見があるので、仕舞い花は仕事が多い。水指の蓋で、拝見の声がかかると、柄杓を引建水にたたみ、蓋置を右手で取って左掌に載せて持って正面に回る。蓋置を建水の後ろに置いたら、寒雲卓の天板にすでに茶入が乗っているので、それをおろし、手に平に載せたらそのまま客付に回って拝見に出す。棚正面に戻って茶杓を持ったら居前に戻って茶杓を出し、寒雲卓にぶら下がっている(!)仕覆を右手で取って左手の平に載せ客付に回って出す。
再度棚正面に戻ったら、柄杓を取って先ほどまで仕覆がぶらさがっていたところに、柄杓をかける。蓋置を取って扱って柄杓の足元に置く。茶碗を一手で勝手付きに割り付けたら、右手でつるつきを持って天板へ。(寒雲卓の中段は安定が悪いので、焼き物の茶入は絶対に置かない。天板に置く。棗は置いても良い。)建水を持って立ち、三歩下がって、建水を置き、席に戻る。ふう。長かったー!
この後、亭主が建水を引き取って、茶碗を下げ、水指を下げる。寒雲卓ならでは。
12時までまだ時間があったので、B班のTさんに入ってもらって雪月花を一回。私は花を引かないようにしたので(!)雪と月を一回ずつ引いて事なきを得た(違)。
午後は台天目の自習をするようご指示があったので、SGさんと一緒にお稽古。
今日はなんとなく大先生のご機嫌がよろしくて、細かいところもていねいに指導してくださる。たとえば、茶筅通しをした後、茶筅を茶碗に戻すときの位置(茶巾の福だめの上に置く)とか、茶筅通しのときの茶筅を持つ親指の位置(節のところまで、糸の止めのところ)とか。花月のときも、亭主で初花、とか、寒雲卓で仕舞い花とか、結構面白いというかむずかしい場面が多かったので、色々と教えて頂いて本当に勉強になった。
来週は釣り釜とか。ちょっと楽しみ。(本当は今週は大炉で逆勝手と聞いていたのですが、実際は炭付花月と濃茶付花月でした。なので、来週も予定は変わるかも知れませんが・・・)
「 おけいこ日記 」一覧
2月最終週の稽古:炭付花月、包み帛紗で濃茶付花月
昨日の記録。
先週は大雪のためお稽古がお休みになったので、五事式以来久しぶりのお稽古だった。
むずかしいことをやったあとは基本に返る「一より習い十を知り十より返るもとのその一」よ、ということで、大先生より炭付き花月と濃茶付花月をするようにご指示があった。
炭付の亭主はSTさんでお炭はKさん、濃茶付の亭主はSGさんで濃茶手前はUさん。
私は炭付きでは仕舞い花、濃茶付は二の花をさせていただいた。
午後は、和巾のお点前を見学。
みなさんなんとなくお疲れで、午後の自習も早めに終わり、帰宅時間もいつもより1時間ほど早かった。
2月11日の記録:五事式(稽古茶事)
大先生社中二年ぶりとなるお茶事は二転三転の結果、大炉茶事から五事式となり、当初は外れていた私も参加させていただくことになり、あわただしく廻り炭のお稽古などして臨んだ11日。
朝10時半席入りと伺っていたので10時に本宅の前に集合。寄り付きへ。瓶掛けに載った鉄瓶がしゅんしゅんとお湯を沸かしている前にお盆が置いてあり、汲出し用のお茶碗が並んでいる。お詰めのKさんがお盆の前にすすみ、お湯を汲むのだが、まずお茶碗を温める。お客の数は6人なので、6つのお茶碗のうち3つにお湯をそそぎ、温まったら残りの3つにそれぞれ入れ替える。建水も置いてあるのでお湯をこぼすと、今度は全員に改めてお湯を注ぎ、振出から香煎を少しずつとってお湯呑へ。お盆をもって立つと、正客の前から順にお給仕していく。お湯をいただき(すぐに席入りとなりそうだったのであわてて香煎は呑み込んでしまった!)、席入り。この日は寒いので手水は使わずに直接広間に進む。
床の間には当代家元の「平常心是道」がかけられ、四方卓に長棗と更紗の仕覆を着た内海。お水差しは備前のような風合いで二月堂の文字が。お釜はおなじみ干支釜。正面が大先生の干支の卯になっている。
ご亭主がふすまを開けると、正客がどうぞお入りくださいとお声をかけ、ご亭主が入室。本来なら一人ずつご挨拶するところだが、お正客と御挨拶を交わした後は、次客以降全員ご一緒にご挨拶。(お稽古だから?いろいろ微妙に省略されている)
そして廻り炭の準備に入る。白木の炭台にたくさんの炭が載っている。炉縁を羽で掃き始めたところで、全員が炉辺に寄る。大きな素焼きの巴半田が持ち出され、一旦全部下火を取り上げた後、炉中を整えると真ん中を掘るようにしてくぼみをつくるとそこに一つ、炭を埋めて埋火。初炭手前が始まるのだが、いつもよりも多めに炭を次ぐので、丸割丸と3つの炭を同時に火箸でつかんで炉中におろしていくのは正に圧巻。ご亭主は私の大好きなK先生なので、先生の一挙手一投足を一つも逃さぬようにとつい凝視してしまう。
筋半田が持ち出され、正客と選手交代すると、今度は正客が、3つ同時上げをしながら胴炭を残して筋半田に全部炭をあげる。
本来なら、その炭を使って順番に、好きな形に炭を次いではそれをあげて全員が順番に炭手前をしていくのだが、今回はお稽古なので、次客以下は、丸毬打1本、丸管炭1本、枝炭1本に止め炭の合計4つを使って、初炭の形、後炭の形、と交互にあげたりついだりする。私は五客だったので後炭をあげて初炭を入れるはず、位置は初炭でも、枝炭の上下をひっくり返して管炭と一緒にもって後炭のようについでしまった。(←炭を取り落したりせず一応ちゃんとついだのだが、緊張のあまり、お詰めのKさんが初炭をあげて後炭を入れる形をされたのを見て初めて、あれ?いま私なにやった??状態。)
まあでも、粗相しなかったので無事終わったことになった。(苦笑)最後にK先生が埋火を掘出すが残念ながら火が消えていたので、水屋に戻って最初の下火を置いた巴半田を持ち出して下火を入れ、改めて炭手前をなさった。後炭手前のように見えたけれど、廻り炭の最後の人は後炭手前をするんだろうか。ちょっと調べなくちゃ。
時分どきですので勝手を見繕って粗飯をさしあげます、との言葉とともにご亭主が水屋に消えると、廻り炭という一番大変な課題が終わったお客の私たちはいきなりリラックスするのだった(笑)
お懐石(鯵の竜田揚げがおいしかった。大先生のところの名物らしい)、主菓子とすすみ、中立ち。あっという間に銅鑼が鳴り、後入り。大先生巻いてる巻いてる(笑)
廻り花の式は、花台に乗り切らないほどのお花が準備され、花入れはうすばたが置かれている。うすばたは結構何を入れてもかっこよく見えるので、選ばれたんだろうか。私は桃の花と赤系の椿のお花を入れさせていただいた。みなそれぞれに美しく最後のK先生が入れたふきのとうが春を告げているようで一番素敵だった。
次の且座の式にあたるお香はなんだったのだろう。ふだんのお稽古とは違って強い香りのお香だったが。お香が終わるとこれまたあっというまにお濃茶へ。主茶碗は俊寛写し。松楽とおっしゃっていた。薄茶は花月でするところだが、大先生のお教室では、各服点て(廻り点て)にして全員がお点前もでき薄茶もいただける、という風になっている。そして最後の一二三は、「しつこくなるから省略」だそうだ。
ということで朝10時過ぎに始まった五事式(お稽古)は2時半前には終了したのであった。
2月日曜稽古の記録
大雪の翌日、雪はやんだものの、朝からバスがストップして、大変なことに。私は最寄駅までは電車で移動してそこから歩いても15分ほどの距離だったので楽だったけれど、UさんやKさんは歩くと1時間以上かかる。私が駅から正に歩き始めようとした朝の8時過ぎにUさんからお電話をいただき「準備、できるところまでお願いね!」と言われたので、できるところまでやったのだが、炉中はさすがに私がやっちゃまずいだろうと思ってKさん到着を待ったのがいけなかった。
Kさんよりさらに30分ほど遅れて到着したUさんが、まだコートも脱がないうちに私のところにいらして「一人でどこまでできた?どこまでやれた??」と聞かれる。炉中は私がやってよいものか分からなかったのでKさんにお願いしてしまったとお伝えすると「なんだ、どこまでできるか楽しみにしてたのにーーーー!そういうときはやるのっ!全然やったことないわけじゃないでしょう?とってもいいチャンスだったのに!!炉中をやって、炭手前をするかどうかわからなくても、炭斗に炭を組んで。そこまでやるのが準備なのっ!!」とものすごくがっかりさせてしまいました。
ああ、火おこしも一人でしなくちゃいけなかったんだ。。。
普段の生活では、わりあいと後先考えずに、でしゃばってやっちゃう方だけど、お茶のお教室ではとにかく遠慮が先に立つ。
でも、これから日曜稽古の日は遠慮せずにやりましょう。(反省)
厳しく(?)叱ったあとは、お花を入れる仕事をさせてくださるUさんは本当にお優しい。
お盆の上に(花台のかわりに)見繕ったお花を載せ、タオルを載せ、花ばさみを載せ、水次(霧吹きだったけど)を載せて、床の間に行く。花入れを見て、全体のバランスを見たら、花を入れ、必要に応じて枝や花を切り、よいと思ったところでUさんに見ていただく。
掛け花入れに山茱萸。下に椿をのぞかせるように入れたのだが、それだと椿が縮こまって見えるでしょう?と言いながら、椿の枝をぐっと前に張り出し、山茱萸も少し前に傾けるように直される。と、急にお花が元気に見えるから不思議。一つ一ついい勉強をさせていただいている。
お稽古は初炭手前から。お濃茶のお稽古を拝見し、お昼は炉中を整えるお仕事をする。丁寧に、でも素早く、だけども手順を絶対に省略しない、そうすれば後炭手前をお稽古したのと同じことだから、と教えられる。午後はKさんの後炭手前の拝見、薄茶をお弟子さんにさしあげるので、茶碗飾りの薄茶点前をさせていただく。
Uさんのご主人が椿餅(吉祥寺の亀屋万年堂に作らせたお菓子とのこと)を差し入れしてくださったので、午後のお弟子さんが練った濃茶でおいしくお菓子を頂戴した。幸せ~~~
さて、この日、私は大切なお稽古道具であるお香合を取り落とし割ってしまうという大失態をしてしまった。
Uさんにすぐ報告しどのように大先生にお詫びすればよいのかお聞きしたところ、まずはあずからせてほしい、だから何も言わないでおいて、お手紙なんかも書かないでおいてね、と言われ、そのままお預けした。
以前、先輩が茶入を割ってしまうということがあり、その当時の私の感想なども書いた記憶があるが、同じことをしてしまったわけで、すぐにでも大先生にお詫びをせねばと思ったのだがしかし。
あれから3年半の月日がたち、私の立場も変わり、この社中のこともだいぶわかるようになった。何か悪いことが起きた時に正直に大先生に伝え謝罪することが本当に良いことなのかどうか、今の私にはわからなくなっている。お伝えすることの方が悪い場合もあることがわかってきたのだ。お年を召され、お心がさまざまに揺れる大先生に、またいらぬさざ波を立たせることになってしまう。隠す、というのではなく、でも、一番良い方法がきっとほかにあり、Uさんにお任せしておけば大丈夫だろうことが、想像されるのでもあった。
でも、本当は、割ってしまったことを素直に大先生にお伝えしてお詫びしたいです。
だけれど、今のところそれをすることができないので、せめて、このような失敗を二度をしないよう、細心の注意を払ってお道具を扱おうと思うばかりです。
2月1回目のお稽古:初炭手前、廻り炭
今日は五事式直前のお稽古日。A班の先輩方は廻り炭のお稽古。私はAルームでn先生のご指導で初炭手前のお稽古からスタートした。
まず廻り茶道口の襖を閉めて立ち上がり、点前座へ方向転換するときの足の運びから注意を受ける。「初心者の方にはそう教えるから間違っていないのだけれど」と前置きがついて、一連の動きの中で足の運びも決まると。つまり、たぶん、仰る意味は、たとえ間違った動きでなかったとしても、流れを止めるような不自然な動きをしてはいけないということなのだろう。今回の足の運びで言うと、立ち上がって向きを変えて点前座に進むという動きが、なるべく自然に美しく流れていくような足の運び方があるということなのだろう。
また、灰器から灰匙で灰をすくうときの角度や、灰の量などについても、今まで教わったことがないような視点で教わることができた。それが教わったとおり実現できるかどうかは別として。(灰をどこに撒くかによって、灰をすくう角度、灰匙のどの部分に灰を載せるかなど、かなり細かいノウハウ(?)をお持ちのようだった。)
初炭手前のあとは、唐物のお稽古でもしましょうか、ということになり準備をしようとしていたところで大先生に呼び止められた。大先生、私の耳元で「あなた、五事式に入りたい?どう?入りたくないの?入りたいでしょ?!」と迫られる(笑)ものだから「え、あ、う、は、入りたいですっ!」と答えると(答えざるを得ないし!)、あっという間に五事式のメンバーに入ることに決まってしまい、Bルームを締め切ってお稽古していたA班の方たちに合流し、廻り炭のお稽古をすることになってしまったのだった。
前回のお稽古のときに、大先生との会話の中で「花月風雅集」が話題になり、古い本だったので、てっきり大先生は絶版になっていたと思っていらしたみたい。私が買い求めた書店の住所と名前を教えて頂戴、と大先生に言われたので、早速翌日吉祥寺のジュンク堂だけでなく、池袋店、渋谷店の在庫状況や、西武百貨店の書店の在庫も調べ、さらにアマゾンの在庫状況も入れてお手紙を書いてお送りしていた。その後、大先生が、「貴重な本を入手することができた。今日は本当に嬉しかった」と、直接お電話をくださったのが、先週の火曜日。
そのせいかなぁ。
いやはや怒濤の展開に私自身もついていけてない感じ。しかも今日は大雪だったし・・・(関係ない?)。
明日の日曜稽古も朝早いので、今日はここまで。(廻り炭については、もう少し自分でも教本などみて頭を整理してからメモを残そうと思う。)
1月最終週のお稽古:初炭、貴人点濃茶、貴人点薄茶etc.
昨日の記録。
2月の茶事が大炉の茶事からなぜか五事式に変更になり、先週は、上の方の先生方、先輩方は再三大先生から電話をもらって指示が二転三転するのにおおわらわだったそうだ。そのいくつかが私のような末端の弟子にも連絡が回ってきて、すぐそのあとで、変更になったりしたので、その大変さが伝わってくるのだった。
お稽古日直前にいただいた連絡で、私は五事式のメンバーからはずれていることがわかり、A班の先輩方は今日(もう昨日だけど)は五事式のお稽古と聞いていたので、私は一体はどうすればいいんだろう、と心配しながら教場に伺ったのだった。
五事式に出られる先輩方と亭主のK先生は、Bルームで回り炭?五事式のお稽古。大先生が到着される前からスタートするよう指示があったので、9時半すぎからお稽古に入った。私はAルームで、初炭手前のお稽古。n先生が見てくださった。
羽根の扱いでは、羽根の裏側を客に見せないように、と考えれば、自ずと向きが分かると教わる。炉壇の左側を縦に掃くときに羽根を裏返すクセがあったので、今回の説明でしっかり直せることができた。また、湿し灰を撒き終わり、灰器の灰を整えるときの灰匙の動かし方もていねいに教わる。手前の方から順に、底をかかないよう寄せていく。火箸をつくときはだいぶ2本が揃うようになってきた!
初炭の最中に大先生ご登場。締め切ってお稽古をしているBルームをちょっと覗いて声をお掛けになると、ふだんのAルームへ。いつもBルームでお稽古している方たちはA’ルームと小間にわかれてお稽古、私は代稽古のNgさんと一緒にAルームに残って大先生のところでお稽古することになった。(ドキドキ)
大先生は、今回の五事式ではメンバーからはずれたけれど5月にHさんが亭主で正午の茶事をやるので、その時には入れますからね、とわざわざ仰ってくださった。やさしいお心遣いに、申し訳ないやら勿体ないやら。Hさんは大先生社中重鎮のお一人。ふだんは他の曜日にいらっしゃっているので、ご一緒にお稽古をしたことは無いけれどとっても素敵な方なのだ。
さてお稽古は、まずNgさんの運びで貴人点て薄茶。普通貴人点ては棚を使って行うけれど、これは運びの場合。よく見ていなさい、と大先生。私は貴人さん役。
見ていると、水指を運び、貴人台を運んだあと、建水を左手、右手に棗を載せて来た。なるほど。Ngさんの帛紗捌きは本当にきれい。大先生も、あなた、帛紗捌き上手ね、と仰るほど。しっかり目に焼き付けておこうと思った。
次は私の番。濃茶の何かを、と思って楽茶碗を探すと、A’ルームと小間で濃茶のお点前をしていて全部出払っている。仕方がないので、貴人点ての濃茶点前を見て頂いた。運びではなく、棚を使って。
大先生は、Ngさんに、私が大先生の関係している先生の孫弟子であることを説明し、だからお点前が私たちと一緒。全く直すところがないわ!と仰る。基本の動きはそうかもしれないけれど、まだまだ私のお点前なんて上の人たちに比べれば、がさつそのものだと思う。
次のNgさんは、馬上杯を使った薄茶点前。黒楽の馬上杯で本当に立派なお茶碗だ。馬上杯の扱いをよく見ておくように言われ、実際のそのお茶碗でお茶をいただいた。仕舞い付けはこんどは筒茶碗で。建水にこぼすとき、馬上杯も足のところを持ってこぼすけれど、筒茶碗も底を包むように持ってこぼす。
私も馬上杯を使ってお稽古かな、と思っていたら、大先生のお嬢様が到着され、馬上杯はお嬢様のところへ行ってしまった?・・・ので、私はお稽古できませんでした。
その後、初炭手前のお稽古。すでに炭は入っているので、つもり稽古になったけれど、大先生曰く、初炭と後炭ができないと茶事はできないから、あなたには正午の茶事までは教えて上げたいのよ!と。五事式のメンバーに入れなかった私に、大先生は本当に本当に気を遣ってくださっていて、大変申し訳ないことでした。
でもありがたく初炭手前のお稽古をさせていただきました。
午後の自習では、やはり楽茶碗がないので、貴人点ての薄茶点前を自習した。n先生がそばにいてくださり、指導もしてくださった。貴人さんがお茶を飲んでいるあいだに、亭主は客付にまわって控えているのだが、貴人の一口で、左手で仮置きしてある帛紗を取って腰につける。
拝見物を出すときは、まず柄杓、蓋置を棚に荘ってから。これは薄茶点前だから。棗を清めて出したら、帛紗を腰につけるところを付けないで、もう一度捌き直して手の平にのせ、正面まで戻ったら茶杓を載せて、居前にもどって帛紗に載せたままの形で茶杓を出す。
今回に限らず、拝見物を取ったり出したりするとき、水指正面まで戻るのか、居前まで戻るのか、客付にまわるのか、いつもごちゃごちゃになってしまう。みんなこれをどうやって覚えているんだろう・・・。
2月は第一週が公式お茶会(お家元の初茶会)なので、お稽古は二週から。五事式の直前でまた大変なんだろうなぁ。。。
追記。
職場の近くの花屋さんで、枝振りの良い蝋梅をみかけたので、一枝買って昨日お稽古場に持っていった。水屋準備のときに、五事式の準備のお手伝いもしたのだが、花づもりを任された。先輩方が持ち寄ったお花に私の蝋梅も加え、花台に載せる花を選び、必要に応じて枝や葉を落としてすぐに入れられるようにする。私の蝋梅は大きかったので思い切って3分の1くらいにして準備しておいた。花がたくさんついている侘び助も、惜しかったけれど一つ花を落として葉っぱも整理して整えた。そんな風にしてお花を準備して先輩方にお渡ししたのだ。
五事式のお稽古を終えた先輩方に聞くと、回り花のとき、3客から最後の亭主まで全員蝋梅を使って下さったのだそうだ。廻り花は前の人が入れた花をあげて自分の選んだ花を入れるのだが、前の人のを残して新しい花を入れてもいいのだ。今回は、3客が蝋梅ともう一種花を入れたら4客つまり末客は蝋梅を残してべつの花を入れた。最後の亭主も蝋梅を残してもう一種の花だけを入れ替えて仕上げたと。
蝋梅を使ってもらえたのも嬉しかったけれど、minahoさんはここには居なかったけど、minahoさんのお花と一緒に居られたのよ、と優しい言葉をかけてくれた先輩もいらして嬉しかった。
1月2回目のお稽古:疑似お茶事お客様、雪月花、大炉逆勝手の見学
今日は仙遊か且座かどちらかだろう、四ヶ伝だとしたら唐物かな?などとヤマを張って出かけたら、何と、今日は全員「盆点て」と大先生からお電話で指令が。
先輩方も意表を突かれたそのご指示にあわあわと支度をしていたら、A班はだれかが初炭手前を先に済ませておくようにとの追加ご指示があったので、SGさんが初炭のお点前をなさる。私は見学をしていた。
そこへ大先生ご登場。
盆点てのお支度をしていた私たちに、先日某茶道具屋のお茶事で、濃茶のあと続き薄茶だった、このお茶事形式でお稽古しましょう!と急にご指示変更。
度重なるフェイント(違)に、現場は大混乱(ウソ)。
要するに正午の茶事の後座の部分を続き薄茶でお稽古しましょう、ということだろうと理解すると、亭主役がSTさんとUさんで、STさんが濃茶のお点前、続き薄茶の部分をUさんが行うことになった。
正客Kさん、次客SGさん、三客には応援に入られたK先生。私はお詰めを仰せつかる。
まず別室で主菓子を頂く(懐石のあとのお菓子のつもり)。銅鑼は鳴らないけど、後座のお席入り。お床の拝見、炉・お釜の拝見を済ませて席に着くと、STさんが入室。濃茶手前。お濃茶をいただき、茶碗の拝見も済ませ、茶碗が返ると湯を一杓いれてすすいだあと「刻限も迫ってはご迷惑と存じますので、続いて薄茶を差し上げます」と御挨拶、茶筅通しをせずに茶碗に茶巾茶筅を入れて建水を持って立ち上がる。
莨盆が運ばれ、干菓子が運ばれると、今度はUさんが茶碗と棗をもって入室。居前に座ると、膝前に茶碗が向こうに棗を手前に、二つを同時に縦に置く。建水と替え茶碗を持って居前に座ると棗を清め、建水の肩へ。茶筅通しはサラサラコツン。
先日の夜咄の茶事のときと同じように、正客は取り込んだ薄茶を「都合がありますので」と次客にすすめ、お茶入お仕覆の拝見を請う。亭主は茶入の上の茶杓を水指にかけ、茶入を右手で膝前に取り込むと、左手で棗を置き換え、右手で茶杓を取って棗に載せる。そのあとは定法通り茶入仕覆を出し、正客はそれを取り込む。次客は茶碗を返し、亭主は二椀めのお茶を点て正客が取りに出る。正客が一口お茶を飲むと亭主からお替えで失礼いたしますと挨拶があり、替え茶碗でお茶を点てる準備に入る。正客がお茶を飲み終わると、三客が茶碗の拝見を所望して、茶碗は三客へ。三客は正客の茶碗を預かり、替え茶碗の茶が点つと、正客の茶碗を持ってお茶を取りに出る。替え茶碗を使っての薄茶はこのようにして、交互に茶碗が行ったり来たりするのだ。
私も真似をして、三客がお茶を飲み終わると拝見をお願いし、茶碗を預かった。お茶を取りに出て、まごまごしていると大先生が教えてくださった。まず、返す茶碗を左膝前に置き、点てて頂いたお茶碗を右膝前に取り込む。改めて左膝前のお茶碗を取って正面を正して亭主に返す。なるほど!
こんな具合にして、お仕舞いの頃になりお棗お茶杓の拝見を正客が請うと、Uさんはまず茶杓を出す。続いて棗を清めて出す。茶杓は茶入についているものだから、先に出すのよ、とK先生が耳元で教えてくださる。だから、拝見を請うとき、茶杓・棗の拝見を、と言うのねー(納得)。これも夜咄のときに見たはずなんだけど、この部分はすっかり記憶が抜け落ちていました。
続き薄茶お茶事後座稽古が終わると、雪月花。その間ひとりずつ、隣のお部屋の大炉で逆勝手薄茶の稽古をする。2月に大炉の茶事が行われるのに先立って、大炉のお稽古をすることになったのだ。午前中は、UさんとKさんが大炉のお稽古されたところで時間切れ。午後の自習時間にK先生のご指導で、Uさんが大炉で初炭手前、STさん、SGさんが薄茶点前のお稽古をなさった。私は見学をさせていただいた。大炉は初めて見たので本当に面白かった!灰器を持たずに炭手前が始まったので、どうするのかと思ったら、灰匙が大炉の雪瓦(←これもK先生に教えて頂いた。雪の結晶をかたどった仕切り)の向こう側、灰の中にささってるのだ!すごい・・・。
ということで、充実の(?)お稽古でありました。
来月11日の大炉の茶事は、私にとって、大先生の道場に入門して初めてのお茶事になる。今からとっても楽しみなのだ。