2017年1月初稽古:且座

初稽古は、朝礼から。昨日の連絡では、大先生のお具合があまり宜しくないので朝礼を終えたらすぐお帰りになるかもしれない、と言われていたが、実際はきちんと朝礼でお話をなさり、その後のお稽古、且座も最後まで見て下さった。お昼ご飯は召し上がらずにお帰りになったけれど。

且座は、正客(香)は、SGさん、次客(花)は、代稽古のTさん、三客(炭)はSTさん、半東はUさん。私は東のお役を頂いた。東はそれぞれの客に対して、お花をどうぞ、とか、お水をどうぞ、お香をどうぞ、お炭をどうぞなどと声をかけて、進行役を務める。そして、半東を含む4名のメンバーに濃茶を練って差し上げ、最後に半東から薄茶を点てて頂く、というものだ。
今日は、濃茶を最初に大先生がお召し上がりになるというので、とても緊張して練った。連客の先輩方からは美味しいと言って頂いたが、果たして大先生はどのように感じられたのだろうか。

以前、お稽古場は立礼席になる前にはしょっちゅうお稽古させていただいた且座だが、立礼席になってからは花月そのものをほとんどしなくなっていた。今日は立礼席になって初めて、そしてとても久しぶりに行われた。U先輩は立礼じゃやっぱりダメだね、と仰っていて、それは私も感じるけれども、それでも久しぶりに且座をお稽古して、花月は楽しいなぁ、と感じることができた。ちょっと嬉しい初稽古だった。