1月2回目のお稽古:炭付花月(初炭手前)、紹鴎棚薄茶点前

今日は東京の今日庵初釜の日で、大先生はそちらにお出ましになるのでお稽古お休み、のはずだったのだが、急遽(うちのお稽古場は急遽変更がしょっちゅう(^_^;))変更、お稽古日になった。
畳拭きをほかのクラスの人がやってくれることになったので、私は炉中の準備に集中する。本来なら、炉中からすべて灰を上げ、篩でふるって戻し入れ、五徳と釜の高さを合わせて整えていくものだそうだが、なかなかそこまでのことは毎回できない。灰を外に出さず、キッチン道具の味噌こしのような道具を使って炉中で灰を篩う。灰を篩った後、いったん全体を平らにならしてから、長火箸で四隅から扇状に炉辺中央に向かって掻き上げていく。上から見て左右上下四つの山ができるのだが、その高さ、山裾の深さが四隅四辺とも同じようにしなければいけない。炉中が暗くてよく見えない(次回は懐中電灯を持っていこうか)が、四辺それぞれから見てみて、高さが同じどうか確かめる。
湿し灰をたっぷり蒔いて埋め香して(いつもはお稽古用の「梅が香」を使うのだが、今日は内緒で「若松」を埋めてみた!)下火を入れる。昨今は炭が非常に品薄になっていて、中国からも入らなくなっているそうだ。丸ぎっちょ3本使うのは勿体ないので、2本は割りぎっちょを2本ずつ組み合わせ丸のつもり、炭手前で最初に移動する下火だけを本物の丸ぎっちょにする。
お稽古は炭付き花月から。順番でついに私に炭手前が回ってきた。前回はまだまだ大先生の前で炭手前はできませんと言って辞退したのだが、さすがにもう辞退できないので私が月を引いて炭手前をさせていただいた。大先生がいらっしゃる前に炭付き花月を終えるようにというご指示だったのに、ちょうど点前座に座ったところで大先生登場!下火を動かすと、左側の割りぎっちょが倒れてしまって私が焦りまくっているのがきっと分かって可哀想に思って下さったのだろう。「一番大事な炭が倒れた!」と大先生がおどけるようにおっしゃったので、みなが笑って座がなごやかに。がんばってなんとかすべての下火が3本立てなおったところで、大先生が下火に黒いところが残っていると、お客さんに来るのが早すぎましたよ、と言っているようなものなのよ、と教えて下さる。
確かに、参考書を見ても「下火は焼き加減にかたよりのないようおこします。初炭の炉中拝見のときにはうっすらと尉(じょう:燃えかすの白い灰)がかかっているぐらいが理想的です」とある(淡交社刊「茶の湯の基本 灰と灰形」より)
下火を熾すときから、火の具合を見ないといけないのだ。まだ余裕がないので、湿し灰を篩ったり、釜を清めたり、下火を熾したりするのを全部先輩にお任せしてしまっている。次回は少なくとも下火には注意を払おうと思った。
炭手前では、管炭と割管炭を一緒に火箸で掴んで逆手にして炭を入れるのだが、以前は上手にできたのに、最近はすごくへたになっている。意識しすぎて却ってダメになっているっぽい。火箸の扱いは家で稽古できるけれど、本物の炭を掴む練習はさすがにできない。
炭、一式買ってみようかしらん。
炭付き花月が終わると、今度はお茶会のお稽古。更好棚二つ並べて紹鴎棚のつもりで。お運びや半東、後見の役をそれぞれがお稽古する。私はお運び一回、お点前を一回させていただいた。
これで午後は終わりかと思いきや、最後に、大先生が代稽古の先生、Bクラス、Cクラスのお弟子さん達全員をAルームに呼び、座らせる。実際のお茶会の場面通りにお稽古しましょう、と。
半東、お運びは臨機応変の働きが必要になるので私には無理。なので、お点前が私、半東がK先輩、お運びをSG先輩、後見をU先輩が務められる。点前座の私は最初に一碗点てると、半東のKさんが運んでくる替え茶碗で次々とお茶を点て、それでも足りないので、水屋でも陰点てしてSG先輩、K先輩がお茶を運ぶ。正客になった代稽古のT先生と後見Uさんとの会話の勉強も大先生のご指導が入る。私はその会話を聞きながらお茶を点て続けていた。水指の中の水が足りなくなってきたころ、やっと仕舞い茶碗が来て仕舞うことができた。水指の水もなんとか間に合った。K先輩、SG先輩はさすがだ。全然慌てること無く大人数のお客様にお茶をお出ししていた。
昼食後は、今度はU先輩が、午後まで残っていた社中の人たち全員にお茶を点ててくださった。私は最初はお運びをしていたのだが、最後に一緒にお茶をいただいてほっと一息入れることができた。今日のお稽古はなかなかスリリングというかハードというか・・・でも大先生は今日はとてもお優しくて、お茶会は楽しいものにしましょう、みんなニコニコしてね、広間は華やかに、と励ましの言葉をくださった。派手にするのよ、振袖着なさい、なんて冗談も仰っていらしたから、少しでも華やかになるように、私は二十歳の頃に作ったピンクの色無地を着る予定。(ちょっと恥ずかしいけど・・・!)