コレド室町?松屋銀座

コレド室町3にできた「鶴屋吉信」で、カウンター席の目の前で職人さん作ってくれた生菓子をお抹茶とともに頂けると知り、絶対行きたいと思っていたところ、和菓子だけでなく、たん熊北店の松花堂弁当も出していることも知り、更に更に行きたくなったので、今回、銀座松屋で開催されている古田織部展を見に行くついでに寄ってみた。
松花堂弁当は残念ながら売り切れだったので、TSURUYA弁当で。
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その後はカウンターに席を移して、職人さんが作る和菓子をいただいた。わたしは染め分けきんとんで、家人はこなし。きんとんを作るのは竹(?)のふるいに生地をのせ掌で押して漉す。それを丸めた餡の上に箸でくっつけていくのだが、何とも早業。こなしの方は赤いこなしに白のこなしをちょこっと載せて平べったくしたものでしろあんの玉をくるんだと思ったらそれを晒しでくるんで茶巾絞りのようにして形を整え、さいごに黄色のこなしを先ほどのきんとんと同じ要領でこしたものを真ん中にのせて花心にする。こちらもあっというまに出来上がる。早業。
作りたての上生菓子はしっとりとして、なんとも言えない味わいだった。
美味しい物をいただいて幸せな気分になってから、今度は松屋銀座へ。古田織部没後400年を記念して古田織部展が開催されているのだった。
織部の茶室が再現されていたり、上田宗偏流のお点前のビデオが流れていたり、もちろん織部焼きのお茶碗やら様々な器、古田織部好みの花入れなども沢山展示されていた。ゆがんだ形のお茶碗を見ながら、織部さん、ホントに人と違ったことをやりたかったのねぇ、としみじみと感じ入る。
それにしても「古田織部とは何者か?」というサブタイトルのついた展覧会だったけれど、沢山の展示物を見て、解説を読んでも、彼が一体何者だったのか、まだまだ全然わからない。
へうげものでも再読するかな。