お能を見る

お友達に誘われて,お能を見に行った。銀座能楽堂に入ったのは初めてだ。こんなビルの上に能舞台があるのねー。
前半は吉田嘉謡社のお弟子さんたちの発表会。午後2時半から、吉田親子(3代!)の謡い,仕舞。
特に、装束の説明が面白かった。歌舞伎などには着付けのプロがついているけれど、能の場合は、お互いに着付けをしあって装束をつけるそうだ。その実演を舞台上で見せてくれた。大先生に若先生が着付けをしていく。立派な唐織り衣装もひもで着付けていく。面を付け、髪の毛もつけて烏帽子をかぶせ。清経のできあがり。
実際に謡の一部も観客に教えてくれて(開演前に、音の高低が音符みたいな●で示されたセリフ(?)が書かれた紙が配られていた)、一緒に謡って清経を呼ぶと、橋懸かりの奥の幕が上がってさっき装束をつけた大先生が音もなく登場する。面をつけたまま、謡いながら舞う。能の言葉は難しいから外国語の音楽を聴くような気持ちで、五感で感じ取ってほしいと吉田さんはお話されてた。そうなのかな。
でももうちょっと意味がわかりたいな、と思った。次回行くときは少し予習していかなくちゃね。


コメント

  1. より:

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    我々中世文学研究者でも能は予習なしに見ても正直よくわかりません。
    今残っている演目はほぼすべて台本が活字化されているので、見るときは演題のシナリオを持っていきます。ストーリーがわかりやすい。
    そうすると途中で寝てしまっても安心。てか今まで寝なかったことがないかも。

  2. minaho より:

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    いらっしゃいませ>な さま
    >てか今まで寝なかったことがないかも。
    わはは。確かに動きはゆっくりだし、あの呪文のような謡のメロディ(?)は催眠術のようかも。