マノン・レスコーのち細雪

今週は水曜夜に、オペラマノン・レスコーの世界中継を映画館で見て、金曜日は会社を休んで明治座へ。家人曰く「娯楽の充実した一週間」でした。
マノン・レスコーは、ロンドンのロイヤルオペラハウスの舞台をそのまま、世界中の映画館で中継上映するという企画の一つで、イギリス在住のお友達が日本語字幕を担当している。そのこともあって、楽しみにしていたのだった。(前回はドン・ジョバンニ)
プッチーニのマノン・レスコーはウィキペディアによると1983年が初演。でも水曜日に見た舞台はすごく現代風にアレンジされていて、登場人物の姿形が今風だ。なにしろ若者がiPhoneやiPadを手にしているし、マノンのファッションも金持ちの愛人になった後はAKB48みたいでちょっとびっくり。
幕間の休憩時間を利用して、指揮者のインタビューや、音楽の解説などもあり、その字幕もちゃんとついていて楽しめた。舞台監督とイタリア語のコーチ(?)のインタビューは、リアルタイムでおこなわれているらしく字幕はつかなかったので、私のつたない英語聴解力では半分くらいしか理解できず、残念というか、情けないというか、悲しいというか・・・字幕は偉大だわ、と思ったものでした。
ありがとう!>Aちゃん!
プッチーニの音楽はいままであまりちゃんと聞いたことが無かったけど、真面目に聞いてみたくなった。
金曜日の明治座「細雪」は、着物友達がエキストラのオーディションに合格して出演することになり、チケット手配してもらって行ってきた。細雪といえば1980年代に市川崑監督の映画を見に行ったことを思い出す。着物好きの母と私二人して、どこの映画館だったかは忘れたけれど、わざわざ見に行ったのだ、着物を見に。それはそれはめくるめく美しい世界だった。舞台の方も80年代に今の形になって今日まで上演が続いているそうだから、市川作品が演劇にも影響したのだろうか。(それとも独立に進んでいたのか。時代が細雪を再発見したのか。)
それにしても夢のような数時間だった。
もちろん私も着物を着て、美容院にもちゃんと行って髪の毛セットアップしていきましたとも!非日常には非日常の格好で(笑)
楽しみました。
さて、また現実にもどって堅実に暮らそうっと(違)
オマケ
もりもりに盛った私の頭。ちょっと下の方ほつれてますが。
実は、美容室に「細雪」のチラシを持っていって、この人みたいにしてくださいってお願いしたらこうなったのだ。
「この人」がだれかは秘密ですw
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コメント

  1. Aちゃん より:

    オペラご鑑賞ありがとうございます!ギリギリまで作業してた字幕、お役にたててよかった。あの現代風演出は、かなり好き嫌いが分かれるところです。歌手の評価は高いですけれどね!カウフマン、格好よかったでしょ?それとも意外にお好みはマノン兄?

  2. minaho より:

    わーい。いらっしゃいませ>Aちゃん!
    字幕、本当にありがとうございました!オペラの字幕だけでなく、指揮者のパパーノさんがピアノで間奏曲を弾きながらプッチーニ作品の素晴らしさを語るところに字幕がついてて本当に良かったです。パパーノさんとAちゃんのおかげで私もプッチーニが好きになりました(^_^)
    歌手はどの人もすばらしいかったですね。やっぱりロイヤルオペラハウスで主役張る人たちは全然レベルが違うと思いました。
    そして・・・・私は・・・・カウフマンに、惚れました(*^_^*)
    10月に日本に来るんだよーーーー。
    行きたいなーーーーーー!