4月以来、お稽古日に雨が降ったのは今日が初めてではないだろうか。お稽古場に着くと、鍵を開ける係の人が遅かったらしく、先輩弟子のみなさんがまさに玄関を入ろうとするところだった。私もいつもよりバスが遅かったのだが、ちょっとほっとした。
いつも通り拭き掃除をし、お道具を運び、2階のお稽古場の準備を行う。
今日は10月初日だったからか、朝礼があった。大先生自ら、Bグループ、Cグループをそれぞれ集めて今日のお稽古手順を指示される。私は花月研究会以降、なぜかCグループ2階お稽古チーム(4名)の一員となっている。大先生は、「あなたたち4人にそのうち一人足すから(来年の花月研究会に向けて)このチーム固定でお稽古しなさい。」そして、先輩弟子のYさんに向かって、「それまでは、あなたが一番先輩なんだから亭主とお濃茶両方やるのよ。あなたならできるわ。」と指示。(私は亭主をはずれた。もともとYさんの方が先輩なのだから順当な人事(?)だ。)「今日は花月やらなくていいのよ。2階で長板のお稽古がおわったら下に来てここ(1階)でお稽古しなさい!」
ということで、4人で2階に移動してお茶会で行う長板一つ置きのお稽古。
当日は、水指、茶碗、棗は最初から荘られているが、2階でのお稽古は運びで行った。水指は勝手付き、長板の前に斜め(自分の方に向けて)に置く。立ち上がるときは、すでに勝手付きを向いているのでつい建水回りをしてしまいそうになるが、k先生に確認したところ、建水回りではなく普通通り、お正客におしりを向けないよう回る。
2階でのお稽古を終えるとすぐ下に降りて、Bグループの部屋(6畳間)で、N先生にご指導いただく。
まずは、お菓子のお運びの稽古。回り茶道口なので、お客様から見えないように配慮しつつ、準備をする。
茶道口に座り、お菓子器を膝前に置く。改めてお菓子器を持って立ち上がる。回り茶道口なので、一歩目はまっすぐはいって、二歩目で斜めに向かい、三歩目でかぎ畳を超える。当日は8畳間なので、斜めに部屋を突っ切るようにまっすぐお正客の前に進む。お正客の正面に座る。お正客との距離を考えて近すぎず遠すぎない位置に。これは人によって体の大きさが異なるので、自分で見当をつけて座らないといけない。今日は私は少しお客様に近すぎてしまって、もうすこし後ろの方がいいとN先生に指摘された。
座ったら一回自分の膝前にお菓子器を置いてから、改めてお客様の前に進める。左、右と一膝下がってお辞儀。「お菓子をどうぞ。」一膝よけて立ち上がる。必ずお正客の正面をよけて立つこと。
水屋に下がったら、亭主の肩を軽く叩くとそれを合図に亭主はすぐ茶道口に進む。水屋の声が茶室に聞こえるのは美しくないので、軽く肩を叩いて準備が整ったことを亭主に知らせるのだ。亭主が出てくるまで変に間があくのはいけないということだ。スムースに進めること。
お菓子を下げに行くときも、末客の位置を確認して正しい足運びで進むこと。
お点前については、N先生はとても細かく指導してくださるので大変有り難かった。
今まで正しいと思っていたことで間違っていたことがあった。
お水をくむ際、柄杓を持ち変えるときに、左手も節より上にいかないように。私はいままで節か、どうかすると節よりも少し上(合側)を持っていた。そのほうが右手に持ち替えるとき楽だから。これはいけなかった。(参考書を見ると、「節を持つ」とあった。)
お茶碗の水を建水に空けるとき、高台内の半分までしか指を入れてはいけないと注意された。今までは、お茶碗が落ちないようにと思って高台全体を左手の4本指でおおうようにして、謂わば“がっしり”と持っていたのだが、それをやっていいのは貴人茶碗など(高台部分が無い茶碗?)のときだけ、とのこと。
その後、Aルームの大先生からN先生のところでお稽古おわった人をこっちに回して!とお声がかかり、なんと、夢のAルームでお稽古と相成った。
まずお菓子のお運び。それがおわったらいよいよ私のお点前の番!wkwkdkdk。
茶道口の手前で建水を用意して控えているとお菓子のお運びの人が戻ってきて肩を。。。ぽんしてくれなかったーー。が、Aグループ所属の先輩がすぐに出て!と声を掛けてくださったので、茶道口にすすみ建水をいつもの位置より後ろに下げて(お客様から見えないように)置き、真のお辞儀。
立ち上がって「回り茶道口」の入り方で点前座に進む。柄杓をとって構え、蓋置を大板(Bルームで長板を使ってしまっているので、Aルームでは大板を長板のつもりでお稽古)の上、お釜の左に置いて柄杓を引く。建水を上げて居ずまいをただす。一呼吸おいて、お茶碗を三手でとり、棗を膝前に置く。帛紗をさばいて棗を清め、茶碗があった位置あたりに置く。帛紗をさばく手が少し震えている。帛紗を捌き直し、茶杓を清め、棗の上に置く。茶筅を取って、棗の横に置き合わせ、茶碗を手前に引く。
このあたりで大先生が立ちあがり「Nさん(N先生のこと)、ちゃんと見てるのよ!」とおっしゃってなぜか外に出て行ってしまわれた!お、大先生、行かないでーーー。えーーーん(涙)
N先生も見ているし、ほかのお弟子さんや、Aルームの先輩方もいらっしゃるので、大先生の行方が大変気になるものの、冷静を装って(笑)お点前を続ける。
お茶も立ち、お仕舞い茶碗を半東さんが持ってきてくれる頃、大先生が戻られた。お仕舞い茶碗をすぐに取り込んでよいものやら、ちょっと躊躇していると、お客がお茶をもう飲み始めているし、すぐに取り込んでよいと教えていただき、安心して取り込む。
最後の湯返しの段で、大先生が一瞬「湯返しなし」と言いかけて、すぐに「ああ、大板じゃなくて長板ですものね。湯返しありよ。」と訂正された。大板との違いは、水指の蓋が三手になることと、湯返しをすることの二つらしい。勉強になった。
こうして初めてのAルームでのお稽古がおわった。
今日は3回もお点前にお稽古をさせていただいて、充実した午前だった。