中学校の卒業式

昨日は中学の卒業式が行われた。
フォーマルな場面(?)で緊張してしまう中娘は、早い段階から「卒業式無理!」と宣言しており、本人の希望を聞きながら先生方とも相談した結果、卒業式そのものは保護者席で見学(というか、観覧?)し、午後、中娘と同じように学校に来られない子供たちのための、第二回卒業式に出席して証書をいただく、ということになった。
そして、私と二人で参加した卒業式。証書授与の場面では、返事もなく本人の姿も見えないけれど、中娘の名前もちゃんと呼ばれた。本人不在で名前だけ,という子が7?8人はいただろうか。卒業生は2クラスあわせて70人もいないのに、一割強不登校なのか。
さて、G中の卒業式は、伝統的に、最後に生徒による演技(?)がある。卒業生が舞台に上がり、歌を歌ったり、言葉を述べたりするのだ。プロローグから始まって、1年生の思い出、2年生の思い出、3年生の思い出と続き、在校生への言葉、自分たちの将来に対する抱負、間に在校生の歌と在校生からの送る言葉を挟んで、最後に別れの言葉と別れの歌という具合にストーリーだてて進んでいく。歌の伴奏はもちろん、ピアノの演奏がずっと途切れなく続いていて、その演奏も生徒たち。それぞれのパートで話をするのは、そのパートの文章を書いた子らしい。
合唱コンクールの課題曲でもあった「大地讃頌」から始まったので、親の涙腺もゆるむというものだ。(中娘は合唱コンクールも上記の理由で舞台の裾から見学だったので、私は複雑な心境だったけど。)3月に入ってからはほとんど卒業式の企画と練習ばかりしていただけあって、本当にみんな上手だった。見学を望んだ中娘はこれが見たかったんだね。
そして閉式、拍手で送られて退場となる。
私はどうしても、中娘に最後まで傍観者のままではいさせたくなかったので、このとき無理矢理立たせて、クラスの子達の後から列に加わらせてしまった。保護者はその場で待機だったのだが、早々に抜け出して教室に様子を見に行ったら、卒業式の勢いに押されたのか、あんなに怖がって入れなかった教室の中に入って自分の席にちゃんとすわってたよ、中娘。
クラスで最後の時間を過ごしたら、担任の先生と一緒に外に出てきて校門の外まで、在校生と親に見送られる(吹奏楽部の伴奏付きで)。
退場から学校を出るところまで、中娘はクラスの子達といっしょにいることができた。学校の外に出ると、解放感でいっぱいのクラスの子達に囲まれて、その場に馴染んでいた中娘。その姿が見られて、少しだけ嬉しかった。
そして午後。2時半に職員室の前に来るようにと言われていたので、もう一度学校に向かう。今度は中娘と家人と私の三人で、正装して。
廊下で待っていると、校長室から拍手が聞こえてくる。しばらくすると卒業式を終えた生徒が二人ほど校長室から出てきたので、こんどは中娘ともうひとり隣のクラスの女の子が校長室に親といっしょに入る。
パイプ椅子が4台、スツールが4台ところせましと置かれていて、正面に校長先生、向かって右手角に学年主任の先生、向かって左側にはA組とB組の担任の先生がそれぞれお立ちになっている。学年主任の先生が、これから中娘さんと○○さんの卒業式を行います、と開会の挨拶をされ、卒業証書授与、と言われると、担任の先生が中娘の名前を呼ぶ。はい、と返事をして立って校長先生の前へ。校長先生は証書全文を読んでくださり、中娘に証書を授与してくださった。B組の子も同じように。
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そして、校長先生のお話。午前中の本番のときのお話とほぼ同じ内容をかいつまんで。次は担任の先生から一言ずつお言葉。午前中は60人以上を一度で(十把一絡げというと失礼だけれど)済ませたことが、午後は一人一人個別対応で、とても丁寧で、かえって恐縮してしまった。
最後に、学年主任の先生が、それでは最後に、中娘さんと○○さん、高校に行ったら何が一番したいか、一言ずつ言ってください、といきなり振られたので、中娘、えー??うーん。うーん、と言ってなかなか立ち上がれない。でも、先生に促されてなんとか前に立って親の方を向いて、「高校にちゃんと通いたいです。」と一言。それを聞いて皆が拍手。私ははじめて少し涙がにじんだ。
学校に行けない、とか、卒業式に出られない、とか、最後までいろいろいろいろあったけれど、でも、こういうこじんまりとした暖かな卒業式を行っていただいて、かえって中学校生活が感慨深いものとなったような気がする。中娘も同じ気持ちだったかな。
高校、ちゃんと通えるといいな。


コメント

  1. サワコ OliviaVIII より:

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    頑張ったね。卒業おめでとう!
    高校楽しく通えるといいな。でも、通えなくても大丈夫。不登校児の先駆けだった高校中退の私も、ちゃんと息子の卒業式には出席して謝恩会で歓談できるようになってるし(^^)

  2. minaho より:

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    いらっしゃいませ>サワコ OliviaVIIIさま
    サワコさん、時代の先端を走っていらしたんですねー(^o^)
    今大人になってる人たちの過去を聞けば、この子が、先々どうなっていくかなんて、今わかるわけないんですよね。なのに、妙な心配ばっかりしてσ(^_^)
    「通えなくても大丈夫」という言葉、勇気が出ます。ありがとうございます!

  3. めぐねえ より:

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    おめでとうございます。
    もう、涙腺が決壊です。
    うるうる。

  4. ミケ より:

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    おめでとうございます。同じくもらい泣き。中学校の先生たちも最後に良くしてくれて、よかった。高校は心機一転、楽しく過ごせる場が見つかりますように。

  5. minaho より:

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    お返事がおそくなってすみません>めぐねえさま、ミケさま
    おめでとうをありがとうございます。
    中学の先生方は本当に親切で暖かく、こんな中娘でしたが、本当に良くしていただきました。
    まだ通っていないので想像でしかないのですが、進学先の高校もなんとなく親切そうな雰囲気です。(入学金を払った上で都立の分割後期を受ける許可をもらったときも、暖かい応援の言葉をくださいました。)
    あとは本人次第ですね・・・。