12月2週のお稽古:貴人清次濃茶、濃茶付花月

今日は小学校の学校公開で11時早退だったので、朝一番で自習形式で貴人清次の濃茶のお稽古をさせていただいた。ときどきn先生が見てくださり、大切なポイントもしっかり教わることができた。
一つは、千鳥板の扱い。裏側を外にして懐中。取り出すときは、古帛紗を取り出す手ではなく、順手というか、素直に親指が胸側、四指が外側になる向きで取り出し左手で扱って(教本によると、左手の平に載せる、とあるが、今日は左手で扱って、と仰ったような気がする。)、右手で上から持って置けば、ちょうど表が出るということになる。n先生曰く、100%の人が古帛紗を取る手で取ろうとしますが、違います。なるほど。そして、千鳥板の裏側になにか模様があるらしい。お稽古場ではマジックで数字が書かれていたが、それが裏。なので、数字が見えるように懐中するのだ。
お次の濃茶を出して服加減を聞き、よしとなったら、水指の蓋の上の茶巾をとって、釜の蓋の上に置き、水指の蓋を開けて水一杓釜に差す。このとき、貴人から茶銘や菓子の問いに居前のまま答える。お茶を出すときはわざわざ客付に回って控えたりするのに、このときは居前のままでお答えするのねぇ。もちろん手は軽くついてお答えするのだけれど。
貴人茶碗が戻ったら客付に回って両手で取る。居前に戻ったら貴人に一礼。お仕舞いに入る。茶筅通しして茶杓を拭いたら袱紗を建水の上ではらって腰につける。すぐに茶入を水指の前右側に置きなおして、貴人茶碗を置き合わせる。この間、お次用の茶筅はずっと建水の肩におきっぱなし。(貴人茶碗を置き合わせるときに茶筅に当たらないよう気を付けて。)
お次の茶碗が帰ってきたら、お次との総礼をし、仕舞いにかかる。茶筅通しをして(サラサラこっつん(一度打ち))水を捨て千鳥茶巾を茶碗に入れたら、千鳥板を取って扱って懐中。茶碗と茶巾と千鳥板はいつもセットで動く!と覚えておくこと。(←ここ今日のポイント2)茶筅を茶碗に入れて、茶碗を右左と二手で勝手付きに置き、その手で建水を引く。
拝見物を出したら、棚正面に回って柄杓、蓋置を荘る。今日は更好棚だったのに、柄杓を天板に荘ってしまい、大好きなK先生が、更好棚は中段よ!と声をかけてくださる。そうなのだ。更好棚の場合は、中段に荘ってある棗を天板に移動してから、中段に柄杓蓋置を荘るのだ。
その後、次茶碗を「左手」で取って一手で右手にのせ、建水を持って水屋に下がる。あとは常の通り。
勉強になった。
自習が終わる頃朝礼が始まるので、みなA班の部屋へ。大先生はまだ到着していない。どこからお見えになるのかしら、といぶかしく思っていたら、大先生のお嬢さんが旦那さんとご一緒に登場。いつもと明らかに雰囲気が違う。お嬢さんがまず状況説明から、とおっしゃるのをN先生とn先生が押しとどめ、まずは道歌と言葉の唱和から。お話はそのあとで、となって、道歌、言葉の唱和。その後で、お嬢様のお話となった。
日曜日にご自宅で大先生が具合を悪くされ救急車で某病院へ運ばれ現在入院加療中なのだそうだ。
すでにかなり回復されていて、退院も間近と思われるけれど、もうお年なので、しばらくご自宅で静養し、復帰は来年の1月か2月、とご本人も仰っているとのこと。大先生がお稽古場に来られない間も「いつも通りに」やっていてください、というのがご伝言だった。
大先生がいらっしゃらなくても朝礼をし、大先生がいらっしゃらなくても花月からお稽古をスタートして、きちんとお勉強すること。大先生がいらっしゃらなくても、初点てもお茶会も滞りなく行うこと。
大先生がいつも坐られている椅子がからっぽだと本当にさみしい。お声をかけてもらわなくても大先生がそこにいらっしゃるだけで空気が違っていたのだと再認識する。
朝礼を終えて全員各班に散らばってお稽古をスタート。B班は濃茶付花月。今日は亭主の役が当たった。折据を運んだり、お点前の準備をしたり、結構忙しいお役。お点前はしなかったけれどお茶も一服いただき、満足した。
花月が終わったところでちょうど11時少し前になったので、早退。