「 2024年02月 」一覧

2月のお稽古:大炉三昧

今月は、第一〜第三週まで3回のお稽古とも出席。すごい。偉い。がんばった!

今月はずっと大炉。1か月しかない短い期間なので、今回に限り、K先輩が大炉で稽古する6人のメンバーの時間割(?)を作ってくださった。
大炉といえば、炭手前に特徴がある。初炭と後炭で、炭手前が出来る人は一日に二人だけ。3回のお稽古でも計6人でちょうどいいかと思いきや、お一人が初炭後炭のお稽古を一回ずつできるように、スケジューリングがされており、2年半休んでいた私は炭手前にはエントリーされていなかった。残念!それでも、しっかり3回初炭後炭のお点前を拝見できたので、良しとしよう。それに、濃茶と薄茶のお点前は2回ぐらいずつできたし、3週目のお稽古のときは、お棚を使ってのお稽古もあり、これは初めてのことで、大変面白かった。

2月のお軸は、紅炉一点雪。毎朝朝礼をしてくれるU先輩のお話では、武田信玄と上杉謙信の戦いの時の問答という謂われがあるとのことだったが(こちらのお寺ではこんな説明が)、代稽古のSさんが、お稽古終わった後で、大先生が仰っていたこととして私にだけ教えて下さったことには、火と水は相入れないものだけれど、火に水がかかると火が負けじと更にに燃えさかることがある、このお軸は炉の赤々と燃える火に雪がひとひら落ちたら益々火が熾る様を現している・・・と。
普通は、炉にひとひら雪が舞い落ちると、火の勢いでふっと雪が消えてしまうはかなさを見ることがほとんどだと思われるのだが、大先生の目にはこの言葉はそういう風に映っていたのかと思うと、なんだか普通でない大先生らしさのある解釈だなぁと、大先生のお姿を懐かしく思い出したことでした。

三週目のお稽古終了後は、2月のお道具を片付けて3月のお道具を出すお勉強。